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NICE AGE YMOとその時代 の商品レビュー

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2021/01/31
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※このレビューにはネタバレを含みます

YMOファンは買って損はないです。前半のYMO結成から解散までの年表のやたら細かい情報がものすごつかえます(2006年出版)。インタビュー対象に、土屋昌巳が無理やり詰め込まれた印象ながら、渡辺香津美・鮎川誠、なんといっても貴重なクリスモスデル、の3名に聴いているのが嬉しい。増殖人形をつくった市田喜一にインタビューする小技も憎い。  松武秀樹×寺田康彦という音づくりの裏方の対談もあった。教授にしか関わってない後藤美孝は要らなかったかもしれない、マーケティングとは無縁のアート畑の人だったので。  細野晴臣や高橋幸宏をYMOの前から知ってた北山正和にとっては、それまでの曲調とYMOが余りにも違うので同時代的にはYMOの音楽を「こんなことホントにやりたかったの?」て積極的に評価できなかったという視点が面白い。それまではマニアにしか受けなかったのに、とつぜん小学生にまで受ける音楽をつくった、いわばファンが入れ替わったというたとえ。  ただ「音楽的に背景の違う、世界水準でも通用する才能を持つ3人が、コンピューターの誘惑にかられて、実験を積み重ねていった。しかしそれは3人揃って音楽素養が抜群でカウンターカルチャーも体験してたYMOにしか、これだけの音楽的な発展は成し遂げられなかった」というまとめはストンと来た。たしかに増殖の直後にBGMはつくらないよね普通。

Posted byブクログ

2018/05/05

YMO (Yellow Magic Orchestra)の1978年結成から、1983年の散開、84年の映画「プロパガンダ」公開までをたどった年表と、周辺人脈へのインタビューで構成された本。2007年刊。 渡辺香津美本人から語られる「パブリックプレッシャー」のギタートラック削除の...

YMO (Yellow Magic Orchestra)の1978年結成から、1983年の散開、84年の映画「プロパガンダ」公開までをたどった年表と、周辺人脈へのインタビューで構成された本。2007年刊。 渡辺香津美本人から語られる「パブリックプレッシャー」のギタートラック削除のいきさつや、初期の作詞者であったクリスモスデルが語る作詞提供のエピソード、YMOとは直接関係ないものの、坂本龍一と一時期関係の深かった後藤美孝が語るPhewとのエピソード等々、貴重なインタビューが読める。 YMO資料本として貴重な一冊。

Posted byブクログ

2015/01/20

YMOが日本の音楽界に果たした役割はものすごいものがある。日本のテクノポップが世界を席巻したものだった。この本は当時YMOと深くかかわった関係者へのインタビューが主なものである。渡辺香津美、土屋昌巳、鮎川誠&シーナ、クリス・モスデル・・・。それぞれが語る当時のエキサイティングな体...

YMOが日本の音楽界に果たした役割はものすごいものがある。日本のテクノポップが世界を席巻したものだった。この本は当時YMOと深くかかわった関係者へのインタビューが主なものである。渡辺香津美、土屋昌巳、鮎川誠&シーナ、クリス・モスデル・・・。それぞれが語る当時のエキサイティングな体験は貴重だ。レコーディングやツアーの様子、日常の過ごし方などが垣間見られる。クリス・モスデルの歌詞を見直したくなった。

Posted byブクログ