ちくま評論選 の商品レビュー
70年代以降の日本の言論のエッセンスをあつめたというような、非常にオイシイ一冊。 わかりやすい切り口で問いを立て、その考え方の枠組みを提示するような形での引用集である。一編の長さもすぐに読める程度で、逆に引用元の本を一冊読むよりも深く読み込むことができる。 まさに社会に出んとする...
70年代以降の日本の言論のエッセンスをあつめたというような、非常にオイシイ一冊。 わかりやすい切り口で問いを立て、その考え方の枠組みを提示するような形での引用集である。一編の長さもすぐに読める程度で、逆に引用元の本を一冊読むよりも深く読み込むことができる。 まさに社会に出んとする高校生のための思想の入り口として、ふさわしい。
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25にもなっていまさらなんですが、という感じもありますが。 というか高校生の現代文てこういう勉強なんだね!国語苦手だし知らんかった。評論を読みたい、という欲望の文章の枠下には「問い:◎◎はどういう意味ですか」というのが書いてあって、あ、高校生のためなんだ~と感心。さらに全然できな...
25にもなっていまさらなんですが、という感じもありますが。 というか高校生の現代文てこういう勉強なんだね!国語苦手だし知らんかった。評論を読みたい、という欲望の文章の枠下には「問い:◎◎はどういう意味ですか」というのが書いてあって、あ、高校生のためなんだ~と感心。さらに全然できないよーと本編以外で挫折、がたり。まあしゃーないか。こんなんで勉強したら面白いかもねえ。確実に読んでたものがおもしろくなかったってところがあるような気がする。これは高校生のわたしに手渡してあげたい。 21世紀の評論って言うところを見たかったんで読んだっていうのと友人お勧めの見田宗介が読みたかったというのがあります。見田宗介は宗教観というか、スピリチュアルなところのギリギリらいんのキワいかんじがして「あーあの人らしい」と思ったがまた読みたくなったので次も控えている。さらに、良かったのは脱構築の話がスッキリかいてあったこと、あと丸山眞男が男前でびっくりした(関係ない)というのと(著者の写真が載っている)、龍くんに聞いてはいたけど大澤真幸が面白かった。遠野物語の、おじさんと巫女と子供たちの関係について書いてある本当にどうでもいいような見方のことについて書いてあるのに文章がふわっとしたところも良かったし、そのいちいちキリッと表現するところも面白かった。 ってかいてみてわたしももうちょっと学ぼうと思いました。↑これ、あきれる。
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就職活動で哲学・思想系の文献から遠ざかっていたためリハビリ的効果を期待してみた いい具合に頭使った ただただ難解な文献や論文に疲れた時にもよい
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「現代」について何かを考え、何かを言うための基礎知識として。コンパクトにまとまった現代思想入門、という感じですね。オトナが読んでもおもしろい。(20071122)
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考えることのおもしろさを実感できる。苦しくなることもあるけど。「読んだ後考える」のではなくて「読みながら考える」ことを久しぶりにした。買ってすぐ、電車の中で読み始めたので、ずっと眉間にしわがよっていた(苦笑)。珍しく?集中して読んでいたらしく、もう少しで、電車を降り損ねるところだ...
考えることのおもしろさを実感できる。苦しくなることもあるけど。「読んだ後考える」のではなくて「読みながら考える」ことを久しぶりにした。買ってすぐ、電車の中で読み始めたので、ずっと眉間にしわがよっていた(苦笑)。珍しく?集中して読んでいたらしく、もう少しで、電車を降り損ねるところだった。
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