図説 浮世絵に見る江戸吉原 の商品レビュー
樋口一葉の「たけくらべ」の参考書として読んだ。全く知らない世界だった。「たけくらべ」冒頭に出てくる「大門」や「見返り柳」もなるほど実感がわいてきた。 遊女のランクや仕事ぶり、髪型や衣装など、小説をを理解するため知識が満載で、有益な本だった。
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身分社会であった江戸においての非日常空間。 洒落や通という価値観や感性を保ち、文人、絵師、版元など時代をリードし、先端を行く知識人が集い、町人文化の仕掛け元となった吉原。 そこでは貧しい家の出の少女が、その美貌と教養で黄金を積んでも手に入れたいと思わせる現世の菩薩となって男の上に...
身分社会であった江戸においての非日常空間。 洒落や通という価値観や感性を保ち、文人、絵師、版元など時代をリードし、先端を行く知識人が集い、町人文化の仕掛け元となった吉原。 そこでは貧しい家の出の少女が、その美貌と教養で黄金を積んでも手に入れたいと思わせる現世の菩薩となって男の上に立つ。 庶民の願望の投影でもあった遊女たちの、富貴に媚びず権威に屈せずの〈意気地〉と〈張り〉。 それはまさに夢の国。そして地獄。 吉原に集う人々の夢・苦しみ・怒り・気概を描く多数の浮世絵とともに、遊女やその生活、風俗、行事、歴史を紹介するカラー図説集。
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吉原までの交通手段、花魁のファッション、数々の行事としきたりなどなどがたっぷりの図版で解説されている。 見ていて楽しい本だけど、江戸の歴史に詳しくないとところどころ不親切。
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文字で読むだけではなく 絵をみるとさらに理解が深まる。 吉原は昭和33年まで300年続いた歴史ある場所。 そこに生きた遊女たち。 流行りの髪型、服装。 そして教養高き最高の花魁。 そこには多くのドラマがあった。
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吉原遊里に関する本。 浮世絵が多く、当時の様子を囓り知るには丁度良い一冊。 カラーが多いので、眺めているだけでも楽しい。
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