白い盾の少年騎士(下) の商品レビュー
なかなかまとめて読む時間がなく、読み終えるのに何日もかかりましたが、登場人物たちの冒険の時間を考えるとこうやって何日もかけて読むのもありかな、と。 私は慣れない名前や地名はあまり気にせずどんどん読んでいき、読むうちに人間関係など理解していくタイプですが、それに苦手意識を持つ人は...
なかなかまとめて読む時間がなく、読み終えるのに何日もかかりましたが、登場人物たちの冒険の時間を考えるとこうやって何日もかけて読むのもありかな、と。 私は慣れない名前や地名はあまり気にせずどんどん読んでいき、読むうちに人間関係など理解していくタイプですが、それに苦手意識を持つ人は、作者自身が描いた地図や人物紹介を見ながら読むといいかもしれません。 読んでいるうち、ティウリが17歳の「少年」であることを忘れそうになりますが、ピアックの存在は相変わらず心強く、そして、原書はわかりませんが、翻訳の口調で登場人物それぞれの異なる性格が生き生きと伝わってきます。 映像とはまた違う、自分で想像する楽しさが味わえる、おすすめの本です。
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王への手紙の続編だな、と気づき、ようやく手に取ったとき、既に王への手紙の記憶が薄れていたことに気づく。 登場人物紹介を見て、スーっと勢いが冷めた。 やばいやばいやばい。 全部忘れてるわ。 ティウリ、ピアック以外は、隠者のじいさんと偉い王様が双子だったことしか覚えていない。 読め...
王への手紙の続編だな、と気づき、ようやく手に取ったとき、既に王への手紙の記憶が薄れていたことに気づく。 登場人物紹介を見て、スーっと勢いが冷めた。 やばいやばいやばい。 全部忘れてるわ。 ティウリ、ピアック以外は、隠者のじいさんと偉い王様が双子だったことしか覚えていない。 読めるのか、こんなに難しい人名がウジャウジャいる本が。。。 案の定、前半は二種類の地図と、人名紹介をひたすら読み返しながら、慎重に読んだ。 やはり全部忘れていたが、いろんな人物が行方不明になっている、というストーリーのおかげでなんとか読み進めた(それもどうなのか)。 途中でヤロが出てきた時、あっ、この人覚えてる!と閃いた。 名前の短いキャラ、強烈な役どころじゃないと覚えてられないんだよ三十代の読者は。。。 ヒヤヒヤする展開が続き、分厚さのわりにはなかなか話が進まないんですが、やはり前の作品同様、基本的には、『美形の出ない田中芳樹』で合ってた。 前作で中途半端だった、隣国と第三国の争いにもブラックな結末で終わった。 本作の見所は、みどりの男たちや、野生の森の主人だった。ヤロ、ミーツ、マリウスとか、前作の重要脇役同士のやりとりがあって胸熱でしたが、ヤロはこのあとどうなったのよ、気になるー。 しかし、まあ途中まで、私がティウリなら、たぶんイサドーロ姫をとるな、、、と思っていたら、渋いオジサン騎士と、なんだかいい感じになっていた! いいよいいよ、そういうの、もっと書いてよ待ってたよ。 とにかくキャラ名が長い。聞きつけない名前が多い。(オランダだから) イディアン騎士≒イリディアン皇太子と、アリディアンは名前が似すぎていませんか。 ○○ディンのインフレ、しんどかったー。 ピアックに癒された。 悪いほうの王様の描き方、後半ちょっと勿体無いと思います。
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「戦いは続いている。自分の心の平和さえ、常に勝ち取っていかなければならないのだから」というセリフと、あとがきの「悪が持つ悲しみ…善と悪とが決して単純に分けられるものではないことを知る」が印象的。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
単純な勧善懲悪の構図になってしまっているのが残念ですね。悪役だった皇太子の弟、エヴィラン国王にも何らかの事情があるのかと思いきや、ひたすら悪いやつという設定になってしまっています。
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士ティウリは、エヴィラン国の悪だくみをピアックとともに知らせにいく途中で、敵の矢を受け、深い傷を負った…。騎士たちが見守るなか、ウナーヴェン王国の皇太子とエヴィラン国王(じつは双子の兄弟)は、決闘の日を迎える
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