とびっきりのごちそう の商品レビュー

海谷泰水【作】

2023/04/15

わたしはやぎのメアリー。
ここはわたしがすんでいる牧場。
牧場のカウボーイは私に“とびっきり”のごちそうを作ってくれる。
優しいカウボーイにわたしもなにか“とびっきり”をさがしてごちそうしたいわぁ。

子ども達がめちゃくちゃハマってゲラゲラ笑っていました。
絵がまず面白いみたい。なんとも言えない表情や目が子ども心をくすぐるようです。
関西弁の入りどころも絶妙ですね。読んであげるとゲラゲラ笑っています。
最後はブラックジョーク的な終わり方でいいですね。好きです。

2017/10/07

いつも良くしてくれるカウボーイにお礼がしたいヤギのメアリー。
「とびっきりのごちそう」を求めて牧場を出て行くが――……。

本当にすてきなものは気付かないだけですぐ近くにあったんだ、みたいな、『青い鳥』的なオチなのかなあと思っていたんですけど、他の方のレビューを拝見すると別解釈があってびっくり。慌てて読み直してしまいました。

そうか……うさぎさんの言葉をそのまま受け取れば、カウボーイがやたらとメアリーを可愛がっている理由って実は……みたいな感じに読めるんですね。
1つの作品について、いろんな人の意見を聞くのって面白いなあ。

ちなみに私と娘の間では、本書でうさぎを食べようとしているアイツはオオカミかイノシシかで意見が真っ二つに割れております。

2016/11/08

一番美味しいモノは何？って探していったら、結局は〇〇でした。というお話。
ありきたりだけど、なかなか良いと思いました。ネズミの嫁入りみたいな。

海谷さんの絵は結構独特で面白いね。途中のリンゴを落とすシーンや、次のちょっと休憩しているシーンなど、ビックリするような絵もあり。かなり好きになりました。

2012/06/21

いつも親切にしてくれるカウボーイに、とびっきりのごちそうをプレゼントしようと探しに出るヤギ。
でも、行き着いたところは、自分の牧場でした。
「そこにいる（牧場）動物は、いつか食べられる」といううわさが…。

2012/06/14

（大人からの視線ですが）ゆるい絵がいい。とてもかわいいとは言えないけど、愛着がわいてくるユーモアとゆるさが絵にあふれています。山羊のお乳のシーンとかは笑えます。

最後の最後に・・・児童向けの絵本にしては意外な結末です。
しかし最後の一枚の絵が、どう解釈したら良いのだろうと、ちょっと大人でも考えさせられる、かといって決して嫌味でも教条的でもない、おもしろい作品。

2019/09/16

大爆笑した、珍しい絵本。
まず、ヤギのメアリーの顔が怖い。
リンゴの採り方が驚き。
蜂の関西弁が素敵。
なんといっても、ラストのオチが良い。
いろんな意味で、楽しめる絵本。

2009/10/04

図書館利用。正面顔とりんごを落とす方法、すごいインパクトです。ひとやすみしてるページは引きの絵なのが余計におもしろい。娘はみつばちの台詞（関西弁）が気に入ったようです。