おぞましいりゅう の商品レビュー
「漂流物」の作者なんだ。18世紀のイギリスの伝承の再話。後妻におぞましい竜にされてしまった姫は、兄のキスで元に戻る。こういう話は普通は兄じゃない王子さまだけどねえ。美しい絵本。
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王様とお妃との間には、リチャ-ド王子とマーガレット姫が立派に成長していた矢先、お妃が亡くなってしまう。やがて、王様を手玉に取った魔女が、妃としてお城に入り込み、美しいマーガレット姫を妬んで、悍ましい竜に変えてしまう。「リチャード王子がこの醜い獣にキスを三回与えないかぎりは、姫にか...
王様とお妃との間には、リチャ-ド王子とマーガレット姫が立派に成長していた矢先、お妃が亡くなってしまう。やがて、王様を手玉に取った魔女が、妃としてお城に入り込み、美しいマーガレット姫を妬んで、悍ましい竜に変えてしまう。「リチャード王子がこの醜い獣にキスを三回与えないかぎりは、姫にかけられた呪いを解くことは永遠に叶えられない!」・・・18世紀のイギリスの民話を元に、アメリカの児童文学作家・デヴィッド・ウィ-ズナ-と奥さんのキム・カーンの共同作品として制作された、見事なまでに美しい物語絵本。翻訳は江國香織サン。
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ウィーズナーファンなので、図書館で借りた 18世紀の民間伝承の物語詩から生成された「The Laidly Worm of Spindleston Heugh」(ジョゼフ・ジェイコブズ『English Fairy Tales』1890)の再話 マーガレット姫は、継母の魔女により、おぞましいりゅうに変えられてしまい、兄のリチャード王子の三回のキスで元の姿に戻るおはなし ウィーズナーのストーリーではないし、イギリスのおはなしを知らないので、楽しめなかった 教訓を得るとすれば、身内を信じることの尊さくらいだろうか… ウィーズナー作品には、そのほとんどにさりげなく猫が出てくるので、ウィーズナーはきっと猫好きだと思う そして今回、ウィーズナーは、おはなしらしくするために、意図的に平板に絵を描いているんだろうな、と感じた
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王子様がやってきて めでたしめでたし…ってかんじではない それからの希望が見える! 目覚めたら、りゅうになっていたって どんな気持ちだったんだろう?
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