パクリ学入門 の商品レビュー
良い社会とは政治的には社会氏捨て鵜の決定に各個人が短い距離で参加できて、経済的には不労所得者も失業者もおらず、様々な生産に多くの人が参加できる社会。
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勃興するネットレーベルやカオス*ラウンジなどの話題性に刺激を受けて。上手なパクリ方に関する36の覚書。パッケージ化された情報を解き放つものは何か、技術か(ハイパーリンク)、コミュニケーションか(CGM文化)、批評か。全ての表現が幸せにパクりパクられる未来へ向けて。次はシミュレーシ...
勃興するネットレーベルやカオス*ラウンジなどの話題性に刺激を受けて。上手なパクリ方に関する36の覚書。パッケージ化された情報を解き放つものは何か、技術か(ハイパーリンク)、コミュニケーションか(CGM文化)、批評か。全ての表現が幸せにパクりパクられる未来へ向けて。次はシミュレーショニズムに手を出す予定。
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「○○力」ブームにやや勢いを押された様相を呈しているものの、いまだよく見かける「○○学」シリーズ。普段の会話の8割方が知ったかぶり、よく言えば先人の転用である私は、そんな自分のよりどころになるのではないかと一種の期待を込め、2時間程度のソフトカバー講座を受講した。 冗談交じり...
「○○力」ブームにやや勢いを押された様相を呈しているものの、いまだよく見かける「○○学」シリーズ。普段の会話の8割方が知ったかぶり、よく言えば先人の転用である私は、そんな自分のよりどころになるのではないかと一種の期待を込め、2時間程度のソフトカバー講座を受講した。 冗談交じりに読者を引導する表紙のタイトル、序文と打って変って、内容は哲学的書評集とややハードな一冊である。36冊の本の紹介の中で、「文化」の本質を考える。タイトルの「パクり」をキーワードに幅広い分野の作品を、前衛アーティスト独自の観点で書評する。法隆寺の宮大工や大学を中退した各芸術家から、アカデミックな分野の最先端で活躍する学者先生達までその対象は多岐に渡っている。優れた各著作に隠れる独特の視点を、想像力・創造力のヒントとするためのいわばヒント集である。序文でも触れているとおり、「パクる」という言葉もその状況に応じて意味が何通りにも変化してしまうのは興味深い。「そこで私は、『つく(創・造・作)る』ことの現代的意味を考えるために、ある実験をすることにした。文化や創造に関するさまざまな本を読み、その内容をパクリという言葉で強引に解釈してみようというのだ。それによって、独創とは異なる創造の姿が見えてくるのではないか。この、読書の生体実験記録が本書である。」の言葉通り、著者の鋭い視点、幅広い教養とユーモアの片鱗は各場面で感じられるものの、おいおいそいつぁちょっと無理矢理ぢゃね〜か?と思ってしまう部分があることは否めない。また筆者の記録として完結してしまい、読者側の自発性が抑圧されてしまう印象も時々受けた。 しかし、おもむろに描き出された独創と「シュールパクリズム」が重なるグレーゾーンを、それを自身の創作の糧とするか、はたまた価値観の変化の契機とするか、芸術家の著者らしく自由な選択肢が提供されているとも言えるだろう。またなんといっても、敬遠していた分野(生命科学とか、遺伝学とか…私の場合)の隠れた良書を知るには絶好の機会である。これを機に教養の一部をサンプリングし、教養ある人っぽさを創造しよう。
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なかなか面白い本を中心とした書評集。近年の著作を中心に、物事を考える土台としてヒントにできるものが選ばれている。 俗にいうベストセラー的なものはホトンドなく、ここに書かれている内容をいい意味でパクることで視野を拡げるといいとソフトに物語っている。
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