ヴァンダル興亡史 の商品レビュー
ヴァンダル族というゲルマンの一部族が、フランスからスペインを経て北アフリカの地に渡り、そこに彼らの国を建国したのをご存知だろうか? ローマ史に関する本を読んでいた時、このヴァンダル族の事を知った。 彼らは、北アフリカのカルタゴ(現在のチュニス)を拠点に約百年間、地中海を暴れまわる...
ヴァンダル族というゲルマンの一部族が、フランスからスペインを経て北アフリカの地に渡り、そこに彼らの国を建国したのをご存知だろうか? ローマ史に関する本を読んでいた時、このヴァンダル族の事を知った。 彼らは、北アフリカのカルタゴ(現在のチュニス)を拠点に約百年間、地中海を暴れまわるが、東ローマ帝国によりあえなく滅ぼされた。 ヴァンダリズムという言葉(芸術品や美しいものを破壊する行為)の語源ともなった民族で、あまり西洋では評判が良くない民族らしいが、北欧のゲルマン民族とアフリカという対照的な取り合わせが私の興味を強く引き付けられた。 彼らの事についてより知りたくなり何か良い本がないかと探していたらこの本に出会った。 この本には、ヴァンダル族という非常に興味深い民族の始まりから滅亡までがわかりやすく書かれており、入門書として最適ではないかと思う。
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Amazonでもブクログでも評価が高いが個人的にはいまいちでした。ゲルマン民族大移動なんて基礎知識もあまり無いので入り込めないというのもあるけど、世の中の人が私以上の知識があるとも思えないので不思議である。著者の知人のステマにしては古い本だしなぁ‥
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- ネタバレ
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五世紀中ごろ、ゲイゼリック王に率いられて一時は北アフリカまで征服し、地中海に君臨したゲルマン系の一部族・ヴァンダル。移動と戦いを繰り返し、六世紀の半ばに東ローマ帝国に滅ぼされるまでの足跡を、民族大移動の流れの中に活写
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なにげなく購入したらむちゃくちゃおもろかった!! ゲイゼリックとテオドリック、そして東ローマ帝国ベリサリウス将軍!! ヤバすぎる!
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ゲルマン人の大移動の時代、イベリア半島を経て北アフリカに一王国を築き上げたヴァンダル族に焦点をあてた著作。彼らのさながら流星を思わせる運命は、今なお地中海において興亡した様々な国家をめぐるロマンティシズムを刺激し続けている。
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フン族の侵入により大移動を開始したとされるゲルマン民族の中で最も長距離を移動し、北アフリカに建国しその後東ローマに滅ぼされたヴァンダル族の興亡史。ガリア戦記を読んでいる時のようにいろんなゲルマンやガリア部族名が出てきて懐かしかった(笑)あとは西ローマ帝国、東ローマ帝国、東ゴートな...
フン族の侵入により大移動を開始したとされるゲルマン民族の中で最も長距離を移動し、北アフリカに建国しその後東ローマに滅ぼされたヴァンダル族の興亡史。ガリア戦記を読んでいる時のようにいろんなゲルマンやガリア部族名が出てきて懐かしかった(笑)あとは西ローマ帝国、東ローマ帝国、東ゴートなんかと密接に関連した地中海世界の抗争史を読んだ気分かな。要はおしくらまんじゅうor玉突きゲームで、あぶれた部族は新たな土地を目指して移動するしか活路は無かった訳で… でも遠く北アフリカまで行ってしまったというヴァンダルの王ゲイゼリックの行動力と統率力には感心する。東ゴート、東西ローマ史なんかと合わせて読むとより俯瞰しやすく、興味深く読めるだろう。
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