子規のココア・漱石のカステラ の商品レビュー
正岡子規研究家であり、俳人でもある著者が、正岡子規とその友人だった夏目漱石の人間味あふれるエピソードを紹介するエッセイ。 正岡子規は暗い横顔の写真のイメージしかなく、実際、病で寝たきりの生涯だったが、病気を楽しんで生きるというプラス思考の持ち主でもあった。 また、生きている証と...
正岡子規研究家であり、俳人でもある著者が、正岡子規とその友人だった夏目漱石の人間味あふれるエピソードを紹介するエッセイ。 正岡子規は暗い横顔の写真のイメージしかなく、実際、病で寝たきりの生涯だったが、病気を楽しんで生きるというプラス思考の持ち主でもあった。 また、生きている証として、食べることにも執念を燃やしていた。柿、魚、ココア、菓子パンなどで、この本の内容もほとんどが食べ物の話。 子規と漱石の手紙のやりとりや、学生時代の試験前のやりとりが人間くさくてあたたかみがあり、面白い。 司馬遼太郎「坂の上の雲」には、正岡子規が主人公の1人として登場している。坪内さんの本の後に読んだら、きっと面白いと思う。
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子規好きの筆者のエッセイ。まったりとしたペースで進む文章に癒される。甘党な子規や漱石にニヨニヨついでに親近感がわく。菓子パン10個とかは流石に食べられないけどね(((((((・・;)
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