金融マーケティングとは何か の商品レビュー
金融マーケティングとは何か シティバンク、フィデリティ投信、チューリッヒ、ドイチェと多くの外資系金融機関のマーケティングを歴任してきた広瀬氏の自伝的な啓発本。銀行、投信、保険という金融の代表的な分野のすべてを渡り歩いたマーケターは広瀬氏を置いてなかなかいないであろう。本書自体は...
金融マーケティングとは何か シティバンク、フィデリティ投信、チューリッヒ、ドイチェと多くの外資系金融機関のマーケティングを歴任してきた広瀬氏の自伝的な啓発本。銀行、投信、保険という金融の代表的な分野のすべてを渡り歩いたマーケターは広瀬氏を置いてなかなかいないであろう。本書自体は、1990年代~2000年代にかけての手法が記載されており、現代的には少し古いかもしれない。しかしながら、本書を通じて広瀬氏が訴える、社内の人に反対されてもマーケットを信じて突き進むという姿勢は非常に参考になる。金融業もサービス業なのであり、サービス業であるからには徹底的にクライアントファーストでなければならない。ホテルのようにクライアントの機微に気づき、クライアントが欲しいものを与える。そんなポリシーのもと、クライアントがどこを見ているのかを探っていくことが金融マーケティングの醍醐味である。また、金融マーケティングの肝要は、コミュニケーションと同時にエデュケーションである。あまり啓蒙という言葉は好きではないが、金融商品は説明が難しく、そのメリットを理解してもらうのに顧客側もリテラシーを要するものが多々ある。そんな中で、自社が売っているものの良さを、理解する顧客層の創出ということもまた、金融ならではの重要なポイントなのであると強く感じた。自分自身、保険を販売するものとして、自分が販売する保険の良さを腹落ちしてもらうまで説明するということを確実に行っていきたい。
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広告ではシンプル・わかりやすや・インパクトの三つが大事とかそういう当たり前のことが書かれてある。 これからは若い潜在顧客に金融商品を理解してほしいとか、要は投資信託買ってほしいといったところ。 つまみ読みで十分。
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[ 内容 ] 外資系金融機関で独自のマーケティングをもとに、画期的なPRや商品開発を次々と展開して高い評価を得たエキスパートが語る戦略論。 現場での経験に基づいた、新しい時代における金融マーケティングの手法が徹底的に論じられている。 激変する日本の金融環境からビジネスヒントを得る...
[ 内容 ] 外資系金融機関で独自のマーケティングをもとに、画期的なPRや商品開発を次々と展開して高い評価を得たエキスパートが語る戦略論。 現場での経験に基づいた、新しい時代における金融マーケティングの手法が徹底的に論じられている。 激変する日本の金融環境からビジネスヒントを得るにも最適の一冊だ。 [ 目次 ] 第1章 アイデアが勝負を分ける(思いも寄らなかった金融、そして外資系企業への入社 シティバンクはまだ無名だった ほか) 第2章 どうやって売り込むのか(銀行で投信など売れるはずがない、と言われた時代があった 初めて知った日本の大手銀行の「本当の実力」に震えた ほか) 第3章 顧客の信頼を勝ち取る(保険の重要性は知っているが、自分の契約内容は知らない 保険と貯蓄は分離を。保険は掛け捨てが効率はいい ほか) 第4章 これからを考える(瀕死の銀行を甦らせるために キャンペーン告知は、一気に大量に行うことで効果を生む ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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具体的な事例がたくさん紹介されており、わかりやすい。 ・差別化 ・シンプル、わかりやすい、インパクトのある広告を打つ ・ターゲット必中の広告を打つ ・広告はいっぺんに、徹底的に打つ(中途半端にやっても効果は薄い) 著者はこういった原則でマーケティングに成功しまくって...
具体的な事例がたくさん紹介されており、わかりやすい。 ・差別化 ・シンプル、わかりやすい、インパクトのある広告を打つ ・ターゲット必中の広告を打つ ・広告はいっぺんに、徹底的に打つ(中途半端にやっても効果は薄い) 著者はこういった原則でマーケティングに成功しまくってます。 参考になりました。
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筆者はこの十数年、日本の金融界にマーケティングの新風をもたらしてきた第一人者だろう。シティバンクでの広告戦略、フィディリティでの銀行窓販ルート開拓、保険ネット販売など、当時では業界常識として考えられなかったことを、考案して実現してきた。そして新戦略を支えたのが消費者とのコミュニケ...
筆者はこの十数年、日本の金融界にマーケティングの新風をもたらしてきた第一人者だろう。シティバンクでの広告戦略、フィディリティでの銀行窓販ルート開拓、保険ネット販売など、当時では業界常識として考えられなかったことを、考案して実現してきた。そして新戦略を支えたのが消費者とのコミュニケーション。マーケティング戦略の組み立てを真似することは容易だが、丹念にお客様の声を分析して、センスある発見をしていくのはかなり難しい。 金融界の後輩として見ると、筆者の戦略は今では殆どが真似され、あたりまえになっている。真似できてないのは、ユーザーと質の高いコミュニケーションを保っていくこと。ただどんな業界でも、ニーズがある程度掘り起こされてくれば、最後のニーズ喚起策として価格戦略が実施される。商品のマス化、利鞘の低下、金融界もそんな成熟化のフェーズに入ってきているのかもしれない。■
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アイデア次第でどんなものでも復活することができるってことを教えてくれる本。 あの銀行とかには、そんなことがあったんだな。
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ブックオフで安かったのでたまたま手に取った本。 にしては面白かった。 金融業に携わる筆者の、試行錯誤が伝わってきました。
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筆者自身のサクセスストーリーといった感じ。 その時代時代にあった商品提案および広告戦略をやってきました。 そ、そうですか…? で? …。 そういった感じになってしまったのでした。
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ほかの産業のマーケティングを金融にも適用した人。 それなりに面白いが、マーケティングの基本ともいえることなので、あくまで読み物として読むことをおススメします。
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金融に興味をもってるんだけども、マーケティングとのコラボってことで、面白そうだとおもって読んでみた!金融の広告について多く載っていて、面白かった。ちなみに著者は同じ大学の人。
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