1,800円以上の注文で送料無料

総外資時代キャリアパスの作り方 の商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/10/08

経済のグローバル化は怪物である。 誰も止めることが出来ないこの流れの中で、タイトルの総外資時代というのは、日本企業、外資系企業といった区分が意味を成さない時代に入りつつあるということである。 著者は、川崎重工から米系の化学会社に転職したバックグラウンドを持っているが、書中に挙げ...

経済のグローバル化は怪物である。 誰も止めることが出来ないこの流れの中で、タイトルの総外資時代というのは、日本企業、外資系企業といった区分が意味を成さない時代に入りつつあるということである。 著者は、川崎重工から米系の化学会社に転職したバックグラウンドを持っているが、書中に挙げられている給与を始めとする報酬に関する事例として、ゴールドマン・サックスなどを始めとする米系金融機関が中心になっているというのが残念である。新入社員でベース1200万、プラスボーナスという報酬は一般の感覚からはかなりかけ離れた高額報酬は、キャッチーな話題ではあるが、やはり一般の事業会社の外資系企業の実態からも同じくかけ離れている。そうしたゴシップ誌のネタのような内容がこの本の品格を下げているのは否めない。

Posted byブクログ

2011/07/19

外資系の会社に転職してから4年が過ぎましたが、不思議だなとは思いつつも、違う世界に入ったのだからと思い込んでいたことがいくつかありました。エクスパット(本国外国人の日本支社勤務)や一度辞めた人が昇進してカムバックすること等です。 この本を読んで、それらの制度は一般の外資系会社...

外資系の会社に転職してから4年が過ぎましたが、不思議だなとは思いつつも、違う世界に入ったのだからと思い込んでいたことがいくつかありました。エクスパット(本国外国人の日本支社勤務)や一度辞めた人が昇進してカムバックすること等です。 この本を読んで、それらの制度は一般の外資系会社に普通にあるものだということが分かりました。また、外国人とはいえ根回しや人間的付き合い(メールよりも顔を合わせての会議)の重要性など、私の会社の本社が中西部あたりにあるためだとばかり思っていましたが、そうでもなさそうでした。 この本の著者は川崎重工業という日本企業と、外資系を何社も勤務された仲氏による実体験がベースになっていて参考になる部分が多くありました。 以下は気になったポイントです。(一部省略、日記参照) ・ファイザーは主力製品の特許切れと開発頓挫が影響して、2007年1月に1割にあたる1万人のリストラ発表、400人いる愛知県中央研究所も閉鎖(p42) ・転職には会社との相性がその成否を左右する、その言葉とし「chemistry」がある(p54) ・転職希望者が希望年収を控えめに言ったとしても、その人物を本当に採用したいのならば、外資の会社は市場価格通りの年収をオファーする(p80) ・職務記述書には、職務の定義・職務の内容・必要な条件(学歴、職歴、経験、資格)・必要な保有能力・必要なコンピテンシー項目+本人と上司のサインが盛り込まれる(p83) ・米国会計基準に従うと、未消化の有給休暇があった場合、未払い有給休暇費用を算出して、それを利益から差し引く必要(accrued vacation pay)がある、日本には無い制度(p93) ・アメリカにてエグゼンプトの要件は、年収10万ドル以上であって、1)2人以上の部下の管理監督、2)専門性を発揮した業務、であることが決められている(p98) ・外資系は仕事の引き継ぎはされないのが普通で、自力で仕事を覚えるのが普通(p114) ・エクスパッドの働き方は、夕方5時にノートパソコンを持って自宅へ帰宅、家族との夕食後にパソコンに向かって本国へレポートや電話をする(p133) ・外資系では、社有車の廃止や福利厚生等の圧縮はあっても、社員の給料引下げは支持されないし、あまりやらない(p149) ・日本にやって来る社長は自分の経営スタイルを最初から目に見える形で示そうと意気込んでいる、つまり前社長と違った方針や姿勢を掲げる(p151) ・外資系で勤める際に重要なのは英語そのものよりも、仕事に対する自信である、堂々と渡り合うことがポイントで、恥じ入った態度が一番良くない(p175) ・会話に関する限り、単語を並べているだけでも効果がある、業務で使われる単語さえ知っていればよく、外国人から見れば「日本人が英語をしゃべれないのは外国語だから当たり前」と思っている(p177) ・45歳でだれもが認めるプロフェッショナルであっても、転職できなくなる、「あと何年働いてもらえるか」という観点から見られるため(p192) ・日本にある外資系企業は大企業が少ないので、社員採用は、ほとんどが特定の職務に欠員が生じた場合のみで職務記述書に見合ってその都度採用される(p196) ・資格としてはMBAに、さらにひとつの資格が加わるだけで有利になる、ただしその資格を持つことは「スタートラインにたてる」という入門書であって出世を約束するものでない(p201) ・古代ローマからヨーロッパ中世に引き継がれた自由7科、「文法は語り、修司は言葉を飾り、弁証(論理)は真理を教え、幾何は測り、算術は数え、音楽は歌い、天文は星を学ぶ」と言われ、自由民がもつべき教養である(p203) ・外資系では就業後に飲みに行ったりしないのが普通だが、本社の外国人が来日したときは例外である(p204) ・上司の悪口、陰口は絶対にアメリカ人は言わない、陰口をたたくときはクビを覚悟したとき(p207) ・日本の会社はゲマインシャフト(共同社会)だが、外資はゲゼルシャフト(利益社会)なので、一度辞めて戻ることもあり得る(p210) ・欧米では26歳程度で大学を卒業してから4人に1人の割合で3回以上転職するが、30代後半からは転職をせずに1か所に腰を落ち着けるのが普通(p212) ・男女にかかわらず、できる人ほどスーツに金を惜しまない、スーツは勝負服、中身さえよければ外面は気にしないというのは日本でのみ通用(p237) 2011/4/3作成

Posted byブクログ

2010/07/16

[ 内容 ] 外資系企業を志望する人も、自分の会社が外資系になってしまった人も! 押さえておきたい「超高給・実力主義」世界での正しい生き方。 [ 目次 ] はじめに 日本は今や総外資時代 第1講 日本にいても外資の波からは逃れられない! 第2講 外資系企業の待遇と人事はどうなっ...

[ 内容 ] 外資系企業を志望する人も、自分の会社が外資系になってしまった人も! 押さえておきたい「超高給・実力主義」世界での正しい生き方。 [ 目次 ] はじめに 日本は今や総外資時代 第1講 日本にいても外資の波からは逃れられない! 第2講 外資系企業の待遇と人事はどうなっている? 第3講 汝の敵を知れ…外資系企業の社内力学 第4講 外資系の世界で生きるためのプロフェッショナル論 補講 外資系企業のカルチャーを知る [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/04

外資について知ることのできる一冊。 そもそも内資、外資という区別をする思考から脱却し、所謂、外資とはどのようなところかを知ることがこれからは必要だろうとのコンセプトに基づいた本。 外資の話題といえば去年のゴールドマン・サックスのボーナスが話題になっていたが、なぜにあんなに...

外資について知ることのできる一冊。 そもそも内資、外資という区別をする思考から脱却し、所謂、外資とはどのようなところかを知ることがこれからは必要だろうとのコンセプトに基づいた本。 外資の話題といえば去年のゴールドマン・サックスのボーナスが話題になっていたが、なぜにあんなに給与が高いのかから始まり、外資と内資の雰囲気の違い、仕事が明確に規定された職務記述書の存在、本社から送り込まれるエクスパットの存在などなど知ってるようでよく知らない外資の事情がよくまとまった本です。 外資でとるべき行動、してはならない行動など実際に中で働くにあたって心得ておくべきことが具体的に書かれている。 外資に関する本は多数あるが、これはその中でも外資のいいところも悪いところもよく書かれてていいと思います。改めて自分の今いる環境が外資であると実感もします。(ある意味では甘めの外資であったという ことに気づいた。本当はもっと厳しいんだなぁ。) 外資に興味ある人は読む価値あります。

Posted byブクログ

2009/10/04

自分が働く上での迷いや悩みを相談した場合に返ってきがちな時代錯誤の返答に違和感を感じています!という若い社会人は読んだ方がいいです。ザ・日本企業と外資系の両方で腰を据えて働いたという著者だからこその説得力ある言葉で自分の矛盾点を気付かされました。勉強する気になりますよ。

Posted byブクログ

2009/10/07

一応外資系企業2社に在籍した経験と照らし合わせると、なるほど、納得できることが多かったと思います。社内の競争原理や基準・標準に関する考え方、グローバルとローカルの関係、・・・・。いろいろ経験したことをこの本を読みながら思い起こしてみてみると、自分は外資向きなんだと改めて感じますね...

一応外資系企業2社に在籍した経験と照らし合わせると、なるほど、納得できることが多かったと思います。社内の競争原理や基準・標準に関する考え方、グローバルとローカルの関係、・・・・。いろいろ経験したことをこの本を読みながら思い起こしてみてみると、自分は外資向きなんだと改めて感じますね。実際始めに就職したこくな企業から外資系企業へ転職したときには、何の違和感もなく馴染めました。逆に気分良く仕事が進められたくらいです。今後、どんどん国際化が進んでいくなかで、「外資流」に馴染めない人は脱落していくことになってしまうんでしょうかね。。。

Posted byブクログ