くまのしんぶんきしゃ の商品レビュー

こんのひとみ(著者),いもとようこ

2014/12/13

くまのこの成長。
自分の親のしている仕事のかっこよさって中々分からないものだよね。でもくまのこはそれを自分自身で見つけ出します。
かわいくって元気になる絵本。

2011/01/20

ゆっくりゆっくり・・・大事なことはわかっていくんだよぉ❤くまくん、お話しを聴くってステキなことでしょ♪♪

2011/01/04

クマのくんちゃんは、パパのまねをして新聞記者ごっこをするのが大好き。でも、自分が話すのに夢中になってしまいます。
そんなくんちゃんにパパは
「取材っていうのはね、相手のお話を聞くことなんだよ」といいます。
ある時怪我をして入院することになったくんちゃん。病院でバクのおばあさんに出会います。
バクのおばあさんは、みんなの夢を食べて、お腹がぱんぱんにふくらんでしまったのです。
おばあさんのお話を聞くうちに、だんだん聞くことが楽しくなったくんちゃん。
おばあさんの病気もよくなってきたようです。
くんちゃんが退院する日。バクおばあちゃんのために、考えたこととは・・・？

話を聞くことの楽しさや大切さを、優しい物語を通して伝える絵本です。
くんちゃんの変化を、新聞記者という仕事にからめて、自然に描いてあります。ハッピーエンドに、心温かくなる1冊です。

2010/07/24

いもとさんの作品に描かれる動物たちは、いつも笑顔がよい。

口が印象的だから、そこに目が行く。

口角がにーっと上がって横に倒れた三日月のよう。

思わず、鏡の前でやってみる。

このにーっが、子供はかわいらしく、
大人は包み込むような笑顔に見える。

冒頭のくんちゃんのパパの笑顔。

腕を後ろに組んでいるから、子供を抱き寄せているわけではない。

なのに、パパはくんちゃんを見守っているのがわかる。

お父さんはこうでなくっちゃという感じ。

くんちゃんのパパは新聞記者で、
くんちゃんはそのまねごとをするけれど、
いつもお話が聞けない。

自分がしゃべってしまうのだ。

お父さんは、それを静かに諭す。

「くんちゃん、しゅざいっていうのはね、
　あいてのおはなしをいっぱいきくことなんだよ」と。

ブランコから落ちてけがをして入院をした
くんちゃんは、おなかが大きくふくらんだ
バクのおばあさんに出会う。

最初はびっくりして逃げてしまうくんちゃんだが、
おばあさんのしゅざいをしてみることに。

アドバイスをされるのではなくて、
ただただ話を聞いてほしいことがある。

かなしかったことも、くるしかったことも、
批評も批判もされず、ただただ聞いてもらうだけで、
驚くほど楽になることがある。

くんちゃんがバクのおばあさんのお話を聞いたことは、
くんちゃんが思っていた以上の力があった。

それは、目に見える効果として現れる。

くんちゃんのたいいんが決まった日、
お医者さんはくんちゃんにこういった。

「くんちゃん、バクのおばあちゃんのはなしをきいてくれてありがとう。
　おかげで、おばあちゃんはずいぶんよくなったんだよ。
　くんちゃんのしゅざいはおくすりよりきくんだね。」

この言葉は、くんちゃんに自分のできることをさせる
きっかけになったように思う。

誰かのために自分のできることをしたいと思うことは、
自分にしかできない行動のきっかけとなるのだろう。

話の聞くということが持つパワー、
そして、相手の言葉を引き出し、癒し、
本当に伝えるべきことを伝えるのが取材なのだと
改めて認識させてくれた一冊だった。

2010/05/23

くま君のお父さんは新聞記者。お父さんは「新聞記者の仕事は話をたくさん聞く事なんだ」と言います
「話を聞くだけ」ってなんだかつまらない・・・くま君はいつもそう思っていました

そんなある日、怪我をして入院した病院で、くま君は病気で入院しているバクのおばあさんに会いました

くま君とおばあさんの触れ合いが素敵です

2009/10/04

いもとようこさんの挿絵がかわいくて図書館で借りたが、子供はしんぶんきしゃの意味がわからないようで、ストーリーはあまり好評ではなかった。バクをしらないことも判明。

2009/10/04

☆いもとようこさんが絵を描いた可愛い絵本。
新聞記者のお父さんのマネをして、取材をすることにしたくまの子。
ブランコから落っこちて怪我をしたくまの子が病院でバクのおばあさんと出会ったことから…？
「将来何になりたい？」と親子で語れる絵本です。