図解&入門 大人のための日本地理 の商品レビュー
高校の頃から地理が好きなので「地理本」には興味があります、そう言えば10年以上前に地理検定を受けたこともあります。先週、久しぶりに地理本を読み終わって図書館で返すときに、この本を見つけました。高校生のためでなく、「大人のための日本地理」というタイトルに惹かれました。 昔は授業...
高校の頃から地理が好きなので「地理本」には興味があります、そう言えば10年以上前に地理検定を受けたこともあります。先週、久しぶりに地理本を読み終わって図書館で返すときに、この本を見つけました。高校生のためでなく、「大人のための日本地理」というタイトルに惹かれました。 昔は授業を受けたらテスト対策のために勉強をしなければなりませんでしたが、今では自分の興味に従って(自分の興味に絞って)知識を入れることができて幸せですね。 以下は気になったポイントです。 ・日本の人口は、弥生:59,奈良:451,平安前期:551,江戸前期:1227,享保年間:3128,寛政年間:2987,明治維新直後:3481,1900:4385,終戦直後:7810,1970:1億突破、現在(2007):1.27億人である(p14) ・日本は、北米・太平洋・フィリピン海・ユーラシアプレートに位置している、フォッサマグナは東縁と、西縁(糸魚川・静岡構造線)がある(p19) ・パリにはグリニッジ天文台よりも9年早く創設されたパリ天文台がある、フランスがグリニッジ子午線を採用したのは日本より遅い1911年、もしパリ天文台が0度になると、東経135度は豊橋辺りとなる(p23) ・七道は、大路:山陽道、中路:東海道、東山道(滋賀から東北にかけて)、小路:北陸道、山陰道、南海道、西海道、中心の五畿は、山城・大和・河内・和泉・摂津、である(p29) ・年間降水量が600ミリ未満を記録した都市は、網走・長野・松本・神戸市等(p43) ・霧の発生日数が最も多いのは、富士山頂(211日)、軽井沢(134),根室(108)も多い(p46) ・津波の伝播速度は水深が深ければ速く(5000メートルの水深では時速800キロ)、浅ければ遅くなるが、水深40メートルでも時速70キロという速さ(p55) ・国際的な台風の定義は日本の定義(赤道より北、東経180度より西に存在して、最大風速17メートル以上)の2倍(p56) ・2003年から火山の定義が変更、1万年以内に火山活動があるものを定義したので86から108に増加、そのなかでAランクは13,Bランクは36(p65) ・鳥取砂丘ができたのは、中国山地で盛んに行われていたタタラ製鉄にある、鉄を溶かすために中国山地の樹木が伐採され、地盤が緩んで雨が降る度に地肌が削られて大量の土砂が千代川によって運ばれたため、最近は土砂の供給量が減り森林が回復、砂丘が小さくなっている(p95) ・平均流量の最も多い川は、信濃川、以下、阿賀野川、最上川、北上川、雄物川、利根川、木曽川、淀川である、流量はその川の上流域に降る雨に左右される(p116) ・郷は戸数単位で一方的に決められた行政単位で、自然発生していた「ムラ」と異なる、2007年現在、市:782,町:827,村:195であり、明治21年の71314からかなり統合が進んだ(p137) ・大阪は13区となった1925年の国勢調査では、東京市の人口:200万人に対して211万人と逆転した(p140) ・政令指定都市(現在17)になると、都道府県とほぼ同じ行政政権が与えられ、都道府県が有していた権限が委譲されるため、ほとんどの業務で県知事の関与がなくなり、国との関与となる(p143) ・国宝に指定された城は、松本・犬山・彦根・二条・姫路城、日本三名城は、名古屋・大阪(もしくは姫路)・熊本城、日本三大平山城:姫路・津山・松山城である(p179) 2010/11/14作成
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