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温泉めぐり の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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期待どおり

期待どおり劇的で鮮烈な内容。

t1

2022/08/09

温泉に行きたし 金は無けれども 読むは花袋の『温泉めぐり』 蒲団先生、龍神温泉について曰く「交通がもう少しどうにかならないものか。」 100年後でも、どうにもなっておりませぬ

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2013/08/05

温泉について、今と昔の比較ができたら面白いなぁ、と思って購入。田山花袋といえば、明治生まれの文豪。この「温泉めぐり」は約90年前(大正時代)に書かれた本。まだ交通の発達していない時代なのに、この人、日本全国いたるところの温泉に入っている。新幹線も飛行機もないのに、南は鹿児島指宿か...

温泉について、今と昔の比較ができたら面白いなぁ、と思って購入。田山花袋といえば、明治生まれの文豪。この「温泉めぐり」は約90年前(大正時代)に書かれた本。まだ交通の発達していない時代なのに、この人、日本全国いたるところの温泉に入っている。新幹線も飛行機もないのに、南は鹿児島指宿から北は青森浅虫まで、有名どころの温泉はすべて網羅。どれだけ温泉好きなんだろう。おかげで当時の温泉事情がよく分かる。この本で初めて知って、興味を引かれた場所は、姥子温泉(箱根)、月の瀬の谷(奈良)、松之山温泉(新潟)など。今も知られている温泉場の印象がほとんど当時と変わっていないのには驚いた。

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2013/03/22

温泉が好きです、お風呂が大好きです。 そんな気持ちで読める大正時代の旅行案内書。 今の時代とは違ってしまっているけど変わらない事も確かにあって。 読みながら笑ってしまう文章やロマンチックな方だったんだろうか? と思えてしまう文章たちで、楽しい温泉旅行記でした。 紹介されている温泉...

温泉が好きです、お風呂が大好きです。 そんな気持ちで読める大正時代の旅行案内書。 今の時代とは違ってしまっているけど変わらない事も確かにあって。 読みながら笑ってしまう文章やロマンチックな方だったんだろうか? と思えてしまう文章たちで、楽しい温泉旅行記でした。 紹介されている温泉に行く時に持って行きたいなあと思います。

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2012/10/20

「誇る文豪 田山花袋」で群馬県民に馴染みのある花袋の温泉旅行記。 解説によると、花袋がアメリカに暮らしていたときに願ったことは、何かを見たいとか食べたいとかではなく、「温泉に入りたい」だったという。 それくらい温泉好きな著者が書いた本なので、もちろん温泉愛に満ち溢れた作品になって...

「誇る文豪 田山花袋」で群馬県民に馴染みのある花袋の温泉旅行記。 解説によると、花袋がアメリカに暮らしていたときに願ったことは、何かを見たいとか食べたいとかではなく、「温泉に入りたい」だったという。 それくらい温泉好きな著者が書いた本なので、もちろん温泉愛に満ち溢れた作品になっている。 ただお湯につかるだけではなく、その土地の風景や名所を楽しむのも温泉めぐりの醍醐味のひとつ。 私もいつかこの本を持って温泉めぐりをしたいと思う。

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2012/05/27

群馬の文豪・田山花袋による温泉紀行文。夥しい数の温泉のかなりにおいて自分の見聞による評価を加えていて臨場感が伝わって読み応えがある。明治の文学人たちは結構日本国中歩き回っているのだ。

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2010/03/03

300ページ超にわたって、ひたすらに日本の温泉について書かれてある。文学者らしい言葉遣いや表現はあまりなく、花袋が感じたこと、経験したことを淡々と書き連ねた一冊。 花袋が日本地理(地名)につい造詣が深いことを理解させてくれる。

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2009/10/04

 自然主義小説家として知られる田山花袋はまた、精力的に旅をするジャーナリストでもあった。彼の手による旅の案内書「温泉めぐり」は、大正7年に発刊され、多くの人によく読まれた。この度、当時の袖珍版(小型本)らしく、文庫本として復刊した。ほぼ1世紀前の、日本全国津々浦々の風景、宿、湯、...

 自然主義小説家として知られる田山花袋はまた、精力的に旅をするジャーナリストでもあった。彼の手による旅の案内書「温泉めぐり」は、大正7年に発刊され、多くの人によく読まれた。この度、当時の袖珍版(小型本)らしく、文庫本として復刊した。ほぼ1世紀前の、日本全国津々浦々の風景、宿、湯、名勝、地形が素朴に、具体的に綴られ、今日温泉を訪ねるにも、ぜひ携帯したい1冊となっている。 「冬に行って、わかさぎを天ぷらにでもして食うと、東京では得られない酒の好下物を得る…」。1章でそう紹介されるのは諏訪の温泉。そして、温かいスチイムの気温を常に保って走る汽車に揺られ、雪の八ヶ岳高原を過ぎ、今度は甲府から鰍沢まで馬車鉄道で行く。「そこで泊まって、あくる朝一番船の河船で、残月を帯びながら、苫の上にいち白く置いた霜をなつかしみつつ富士川を下っていく感じは、とうてい多く得られない冬の旅の一つであった。途中波高島で下りると、下部はじきだ。山を一つぐるりと廻りさえすれば、その世離れた『信玄のかくし湯』は見えて来た」。今も残る地名や温泉場それぞれに、手甲脚絆で、日に十数理も行く昔旅の様子が浮かび上がる。「冬の伊香保」「那須へ」「北信の温泉」「会津の東山温泉」「アルプスの中の温泉」など、北は登別から南は霧島まで網羅されている。(S)

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