光と物質のふしぎな理論 の商品レビュー
岩波現代文庫の「ファインマンさん」シリーズをようやく読破. 内容は量子電磁力学を分かりやすく奥さんの友人に説明するために開いた講演会であるが,数式の一個も出てこないのにもかかわらず難しい. しかし導入の説明の分かりやすさ,親しみやすさや(1910年以降の)物理学の歴史の総括など,...
岩波現代文庫の「ファインマンさん」シリーズをようやく読破. 内容は量子電磁力学を分かりやすく奥さんの友人に説明するために開いた講演会であるが,数式の一個も出てこないのにもかかわらず難しい. しかし導入の説明の分かりやすさ,親しみやすさや(1910年以降の)物理学の歴史の総括など,ファインマンらしい語り口で面白かった(アインシュタインのまずいやり方,などと言える人はあまり多くないだろう).
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岩波現代文庫を置いている書店の少ないことよ・・・ とりあえずファインマン先生ならやってくれると信じて買ってみた ファインマンダイアグラムの説明・・・ ノートに書きださないと判らん・・・ むしちゃんアホの子なのに・・・
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ファインマンのQEDに関する公演をまとめたもの。物理を勉強していない人に向けての公演というだけあって, 数式は無い. 光の反射, 屈折, 回折など日常的な現象を電磁量子力学の考え方で解説してみたという感じであろうと思う. 高校までなら, 幾何光学や波動光学でしか考えられないとこ...
ファインマンのQEDに関する公演をまとめたもの。物理を勉強していない人に向けての公演というだけあって, 数式は無い. 光の反射, 屈折, 回折など日常的な現象を電磁量子力学の考え方で解説してみたという感じであろうと思う. 高校までなら, 幾何光学や波動光学でしか考えられないところであるが, 電磁量子力学の波動と粒子の二面性といった特徴を時計の回転としてモデル化しているはファインマンならではのアイデアであろう. 光が進む経路は直線だけではなく, さまざまな経路の重ね合わせであるという. ファインマンの経路積分を積分せずにモデルだけで解説してしまったところは本当にすごいの一言である.
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