前巷説百物語 の商品レビュー
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異様に説教臭い、説明臭い。青臭いと自称する又市含め臭いもの尽くし。仕掛けもこじつけに思えるものばかりで残念。前作の伏線が回収されるカタルシスが幾許かあるだけだった。
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又市が如何にして御行になったかを語る、哀しい、悲しい物語。最初の数話はテンポよく進む損料屋の仕事で青臭い又市を楽しめますが、最後はあまりにも哀しく、全員の心の傷が癒える日などこないという気持ちになります。最後の最後の山崎さんの姿が特に…。しかし、棠庵先生はどこ行っちゃったんでしょうね…。
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これがために、前作をすべて読み返しました。 大変でした。だって厚いの3冊だし。 しかーし、今回は若き?日の又市が主役なわけで、 全体が又市のべらんめい口調でして、 それが読みづらかったです。 ただ、それが又市の若さ、青臭さを かもしだしているように読めます。
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巷説、続巷説より前の話。又市がまだ御行として裏の世界に入る前の話。 若いだけあって青臭いけどそこがいい。妖怪絡みの仕掛けで依頼人の損を埋めるけど死人が出たり恨みを買ったりと仕掛けとしてはまだ甘い。 又さんにもこんな時代があったんだなー… ところでチラッと出てきた蝋燭問屋の若旦那はあの人ですよね(笑)
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シリーズ3冊目を読む。 刊行順としては「後・・・」が先になるようだけれど、内容としては問題無し。 いやあ、面白かった。相当な分厚さなのでさすがに一気読みとはいかないものの、かなり夢中になって読み切った。 やあ、又市の、若いのなんのって・・・(笑)。 まだ若く、青かった彼が“御行の又市”となるまでのおハナシなのだが、なんと哀しい結末よ。バッタバタバタと、人が死にまくり・・・。 既読の2作で軽~く触れられていた因縁(?伏線?)も、ほとんど全て繋がって・・・スッキリ半分、寂しさ半分。 ★5つ、10ポイント。 2016.01.06.図。 ※ちょいと出てきた“おぎん”さんには、まあまあたしかに「そうだったなぁ」とニンマリと。 ※“まかしょい”を追っかけた蝋燭問屋の三代目・・・・は、京極さんのファンサービスか?こちらもやっぱりニンマリと。
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超人然としていた又市さんの人間味が感じられました。 いつもこのシリーズは、読んでいて辛いが読まずにはいられないですね。 後巷説、西巷説も続けて読もうと思います。
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巷説はじまりの物語ー!!! 又さんが若過ぎて衝撃を受けた!!! 若い!!!色んな意味で!!!! しかし、はじまりの物語だけど やっぱり悲しいんだなあ 沢山の人が死ぬしね… 仕掛けは巷説ほど鮮やかでないけれど、 はじまりとして しみじみする話だらけでした。
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繋がっているような。 最後の話は、又市がまかしょうの格好をするようになった話。おぎんも出てくる。又市がびっくりしていたのが新鮮だった。治平は、又市がまかしょうの格好をするようになってからの縁だった気がするから、まだいない。 林蔵がいい役割だったと思うので、『西巷説百物語』にも期待。 読み始めはあんまりだと思ったけど、最後にかけて面白くなっていく話だった。
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先日『西巷説〜』を読んだときに林蔵というキャラをあまり覚えていなかったので、これを見返していたら結局ぜんぶ再読してしまった。最初の方はかなり忘れていたが、後半に入ると怒濤の展開でさすがに思い出した。しかし林蔵はこの作品では、他のキャラの濃さに比べてあまり存在感がない。 読み返すと...
先日『西巷説〜』を読んだときに林蔵というキャラをあまり覚えていなかったので、これを見返していたら結局ぜんぶ再読してしまった。最初の方はかなり忘れていたが、後半に入ると怒濤の展開でさすがに思い出した。しかし林蔵はこの作品では、他のキャラの濃さに比べてあまり存在感がない。 読み返すとやはり面白いし又市の成長過程が見られるのは楽しいが、『巷説〜』『続巷説〜』など一話一話はっきり覚えているのと比べると個々の話のインパクトは小さいのだろうか。
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