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政党が操る選挙報道 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2018/04/18

コミュニケーション戦略と題し、民間企業の広報PRを政治の場に取り入れ、2005年の衆院選を自民党大勝利に導いたメディアコントロールの手法を具体的に暴いた本書。 メディアが情報を操作するというのはなんとなく理解できるが、戦略として政治(政党)が意図的にメディアを操作するというのは意...

コミュニケーション戦略と題し、民間企業の広報PRを政治の場に取り入れ、2005年の衆院選を自民党大勝利に導いたメディアコントロールの手法を具体的に暴いた本書。 メディアが情報を操作するというのはなんとなく理解できるが、戦略として政治(政党)が意図的にメディアを操作するというのは意外な発想。意外というか盲点。

Posted byブクログ

2011/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 近年の国会議員選挙がコミュニケーション戦略(コミ戦)を利用して行われていることを論じた本。05年の衆議院議員総選挙(いわゆる郵政選挙)は世耕弘成氏のコミ戦により郵政民営化を争点とした結果、大勝した例などがあった。  コミ戦は55年体制下で軽視されがちだが、93年に小沢、羽田両氏が離党したことが起点になっている。それ以来、税制、年金、構造改革など「先に争点をぶち上げる」という形でコミ戦が定着していくことになった。  内容は今更だなあ、という感じであまり勉強にはならなかった。 

Posted byブクログ

2014/10/26

[ 内容 ] 二〇〇五年の衆院選は、「コミュニケーション戦略(コミ戦)」が試みられた、史上初の選挙となった。 キーパーソンは、NTT出身の自民党議員・世耕弘成。民間企業の広報PRを政治の場に応用すべく結成された「チーム世耕」は、徹底した危機管理と情報操作で、ついには自民党を大勝利...

[ 内容 ] 二〇〇五年の衆院選は、「コミュニケーション戦略(コミ戦)」が試みられた、史上初の選挙となった。 キーパーソンは、NTT出身の自民党議員・世耕弘成。民間企業の広報PRを政治の場に応用すべく結成された「チーム世耕」は、徹底した危機管理と情報操作で、ついには自民党を大勝利に導く。 二大政党の一翼とされる民主党もコミ戦に着手している今、私たちはどのように政治報道に向き合えば良いのか? 本書は、四半世紀もの間テレビメディアの世界で生きてきた著者が、政党によるメディア・コントロールの手法を具体的かつ詳細に暴いた、選挙前の必読書である。 [ 目次 ] 第1章 日本政治に初めて本格的“コミ戦”誕生!―歴史的転換点二〇〇五総選挙(自民党大勝の陰で進められたコミ戦全貌 コミ戦の仕掛け人 ほか) 第2章 コミ戦の起点は政治改革とともに―テレビが飲み込まれていった“失われた一〇年”(起点は一九九三年!政治がテレビを利用し始めた… スキャンダルは格好のテレビネタ ほか) 第3章 コミ戦は日本の政治に根づくか―自民党vs民主党のコミ戦バトル(意外にも先行していた民主党コミ戦 コミ戦は、先に争点を作ること… ほか) 第4章 テレビメディア敗戦―政治や選挙報道とどう向き合うか(小泉最後のコミ戦 “言わない”ことで引きつける ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2009/10/04

小泉劇場で、痛い目を見たマスコミ。 とはいえ、今の「問題提起がマスコミの仕事」という大義名分を盾にした、批判一辺倒もどうかと思う。 政治のトリックに惑わされないマスコミであり、報道のトリックに惑わされない国民であり、国民の気分だけに惑わされない政治であってほしい。

Posted byブクログ

2009/10/04

広報を企業ではなく政治の世界でどのように実践していくか、そしてその結果どのようなことが起こったのかを検証しつつジャーナリストの立場から警鐘を鳴らした本。特に他党との比較、異時点間の比較を通じて単なる攻めではない危機管理としての後方の役割の重要性や継続性・権限の有無についての指摘は...

広報を企業ではなく政治の世界でどのように実践していくか、そしてその結果どのようなことが起こったのかを検証しつつジャーナリストの立場から警鐘を鳴らした本。特に他党との比較、異時点間の比較を通じて単なる攻めではない危機管理としての後方の役割の重要性や継続性・権限の有無についての指摘は非常に有益。勿論読み物としても面白かったです。

Posted byブクログ

2009/10/04

今や日本の選挙はメディアの影響に大きく左右される。その典型とされたのが小泉内閣による郵政解散を受けての総選挙だったが、このメカニズムを読み解き、メディアの選挙に対しての力を検証している。

Posted byブクログ