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宇宙に果てはあるか の商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2024/05/17

大体知ってるような話で読みやすかった。ビッグバンをビッグバンと名付けたのは別の人だが、アイデアはガモフだったんだね。オッペンハイマーがブラックホール関係で大事な仕事をしてた、ってのも知らなかった。

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2023/12/24

天才がなぜそう考え、どうやってそこへ到達したのか... というのは、どう頑張っても凡人には推し量りえないものなのだろう。が、結果だけを見る分には、難解な部分が省かれていて読み解きやすい。

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2018/10/08

タイトルから創造するに,宇宙の話を誰でも簡単に理解できるように書いている本と思いきや大違いで,理論物理学や素粒子科学などの基礎知識がなければ全部を理解することは無理。しかし,我慢して読み進めていくと,ところどころそうした知識を必要としない部分もあり,おぼろげながらも,この難解な世...

タイトルから創造するに,宇宙の話を誰でも簡単に理解できるように書いている本と思いきや大違いで,理論物理学や素粒子科学などの基礎知識がなければ全部を理解することは無理。しかし,我慢して読み進めていくと,ところどころそうした知識を必要としない部分もあり,おぼろげながらも,この難解な世界の入り口を垣間見る程度の理解はできた。 空間の歪み,素粒子などといった概念はやはり凡人にはそうそう理解できなことが理解できた。無知であること知るとはこのことであろう。

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2016/01/27

様々な仮説が議論を闘わす中で、正確度のより高い現代宇宙論が確立されてきた経緯が詳しく明かされている。宇宙物理学史として、非常に興味深い本だ。 索引、論文リスト、人物事典、索引と巻末も充実している。 結論もドライで、ロマンのかけらもないが、今という時に、「宇宙の誕生から死にいた...

様々な仮説が議論を闘わす中で、正確度のより高い現代宇宙論が確立されてきた経緯が詳しく明かされている。宇宙物理学史として、非常に興味深い本だ。 索引、論文リスト、人物事典、索引と巻末も充実している。 結論もドライで、ロマンのかけらもないが、今という時に、「宇宙の誕生から死にいたる壮大な歴史を垣間見ることができた」ことの有意味を説く面白さ。 ・アインシュタインは球面上宇宙(3次元球面の空間)というアイデアのために、宇宙項を導入した。 ・仏教の倶舎論の三千世界でさえ、恒星を2000~4000億個含む銀河系に比べるといかにも小さな世界である。 ・インフレーション理論の中で、インフラトン場の正体をはじめとして、何か本質的な点で理解が欠けているという見方も根強い。 ・ブラックホールの形成がエントロピー増大に即応するのだとすれば、宇宙史における「始まりの秩序」とは、単に「初期宇宙には何ら構造がない」という消極的な内容ではなく、「ブラックホールがほとんど存在しない」という積極的な主張を意味する。

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2013/10/15

われわれはどこにいるのか、宇宙に果てはあるのか、宇宙は変化しているのか、宇宙はとれほど大きいか、宇宙はどのように始まったか、ビッグバンは本当にあったのか、星はなぜ輝くのか、ブラックホールとは何か、世界はいかに形づくられたか、われわれはひとりぼっちか、ビッグバンの前に何があったか、...

われわれはどこにいるのか、宇宙に果てはあるのか、宇宙は変化しているのか、宇宙はとれほど大きいか、宇宙はどのように始まったか、ビッグバンは本当にあったのか、星はなぜ輝くのか、ブラックホールとは何か、世界はいかに形づくられたか、われわれはひとりぼっちか、ビッグバンの前に何があったか、われわれはどこへ向かっているのか、まるで哲学や文学のようなテーマについて、アインシュタインからホーキングまで原論文を調べて、宇宙探究の歴史を語る本書。数学が宇宙を語る言葉には違いないが、その前に語る内容が大事。

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2011/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 宇宙論に関するエッセイを、12編。相対性理論以降科学の分野としてその地位を確立し、この百年ほどで一気に進歩してきた「宇宙の見方」を概観する。適度に専門的な知識を盛り込み、噛み砕きながら進む。難しい数式などはないけれど、思考の過程が丁寧に追われていて、特に仮説と検証のプロセスが、すごくわかりやすい。  宇宙が始まる前は一体どうなっていたのか、というところまで踏み込み、そしてまた宇宙はどのようにして終わっていくのか、ということまで明らかにしようとする、壮大なスケールの物語。それは想像力を起点におきながらも、数学そのものの自走的な動きによって、ダイナミックに運動していく人間の思考の営みであるに違いなく、そのことに思いを馳せるだけでも、どこかロマンティックな気分に浸れると思います。  しかし、最新科学の世界は、随分SFに接近しているのですね。まだ決して十分に実証的とはいえないにせよ、SFの世界が現実のものとなりつつあるのには、わくわくを感じずにはいられません。下手なファンタジー小説より、ずっと面白いですよ。

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2011/08/31

太陽系や銀河の形成からビックバン宇宙論やブラックホールまで宇宙に関する学術研究を、幅広く紹介しています。過去にあった論争などを通して現代の宇宙論が発展していく様子を追うことで宇宙に対する理解が深まることでしょう。

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2010/07/13

[ 内容 ] ビッグバン以前には何が起こったのか? ブラックホールはいかにして蒸発するのか? アインシュタイン、ハッブル、ホーキングらの原論文にそくしながら、宇宙の深遠に挑んだ科学者たちのスリリングな謎解きのプロセスを解き明かす待望の一書。 わたしたちは今、宇宙のどこにいて、どこ...

[ 内容 ] ビッグバン以前には何が起こったのか? ブラックホールはいかにして蒸発するのか? アインシュタイン、ハッブル、ホーキングらの原論文にそくしながら、宇宙の深遠に挑んだ科学者たちのスリリングな謎解きのプロセスを解き明かす待望の一書。 わたしたちは今、宇宙のどこにいて、どこへ向かって生きているのだろう。 [ 目次 ] われわれはどこにいるのか―大銀河説と島宇宙説 宇宙に果てはあるか―相対論的宇宙モデル 宇宙は変化しているのか―動的宇宙論 宇宙はどれほど大きいか―ハッブルの法則 宇宙はどのように始まったか―ビッグハン宇宙論 ビッグバンは本当にあったのか―背景放射の発見 星はなぜ輝くのか―恒星進化と元素の起源 ブラックホールとは何か―重力崩壊の理論 世界はいかに形づくられたか―太陽系と銀河系の形成 われわれはひとりぼっちか―地球外文明の探索 ビッグバンの前になにがあったか―インフレーション宇宙論 われわれはどこへ向かっているのか― 宇宙のエントロピー [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/06/15

他の本でもお馴染みのビッグバンやブラックホールの解説だけど、理論を発表した科学者の間違い等の紆余曲折を説明することで思考過程を辿る点が特徴かも。アインシュタインも万能では無かった!

Posted byブクログ

2011/03/16

タイトルから創造するに,宇宙の話を誰でも簡単に理解できるように書いている本と思いきや大違いで,理論物理学や素粒子科学などの基礎知識がなければ全部を理解することは無理。しかし,我慢して読み進めていくと,ところどころそうした知識を必要としない部分もあり,おぼろげながらも,この難解な世...

タイトルから創造するに,宇宙の話を誰でも簡単に理解できるように書いている本と思いきや大違いで,理論物理学や素粒子科学などの基礎知識がなければ全部を理解することは無理。しかし,我慢して読み進めていくと,ところどころそうした知識を必要としない部分もあり,おぼろげながらも,この難解な世界の入り口を垣間見る程度の理解はできた。空間の歪み,素粒子などといった概念はやはり凡人にはそうそう理解できなことが理解できた。無知であること知るとはこのことであろう。

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