外骨みたいに生きてみたい の商品レビュー
流し読み。 宮武外骨という人は、まったく知らなかった。 明治・大正・昭和と生きたこの人物を見ていると、歴史上の「過去」が、当たり前だが、当時としては「今」だったことが生々しくわかる。 歴史とは、時間が経てば経つほど、その記憶は濾過されて整っていく。それは、人の脳が絶えず変化して...
流し読み。 宮武外骨という人は、まったく知らなかった。 明治・大正・昭和と生きたこの人物を見ていると、歴史上の「過去」が、当たり前だが、当時としては「今」だったことが生々しくわかる。 歴史とは、時間が経てば経つほど、その記憶は濾過されて整っていく。それは、人の脳が絶えず変化しているからだ。 しかし、言葉は違う。いったん書物などのメディアに産み落とされた言葉は、「その時」も一緒に包み込んで、その場にとどまり続ける。 だから、当時の言葉は、生々しいのである。 反骨にして楽天なり 過激にして愛嬌なり
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