脳みその研究 の商品レビュー

阿刀田高【著】

2024/01/05

いろいろな味わいの短編を読めました。表題作の『脳みその研究』が特に好きです。大ざっぱで人の名前が全然覚えられない主人公が、急に名前がスラスラ出てくるようになって、代わりに何か大事な能力を失ったのではと右往左往する話。オチに向かって一緒に悩み、アッとなりました。

2017/06/09

阿刀田隆さん。もういっぱい読みすぎて申し上げることはございません。
王様の耳はロバの耳。そして、実存主義の解説がこの文庫の圧巻でした。面白い文庫、楽しい通勤時間を本当に有難うございます。

2017/05/21

これほどまでにぎゅっと詰め込んだ短編は、さすが阿刀田高だなという感じ。
同時にくる怖さは、苦手だけど一線を超えない絶妙さ。
面白かった。

2016/03/20

短編集なのでさらりと読めました。

ただし作風がバラエティ豊かだからなのか好みの作品もあればそうじゃないのも。

個人的にはタイトルにもある「脳みその研究」が一番面白かった。

2012/06/08

(収録作品)脳みその研究／海の中道／兄弟姉妹／小説ウイスキー教室／応久礼を捜せ／裏窓／狐恋い／掌の哲学／雨のあと―あるいはエピローグ風の小品

2009/10/07

阿刀田さんといえば、どうも高校時代の国語の
テスト問題のイメージが強く、ちょっと敬遠してたかも。
タイトルに惹かれて購入。
ふむっ。っていう感じ。
なんだろう、、とても面白かったのだけど、
どうも寝転びながら読めないというか。。。

2012/11/12

2007/5/26、住吉のジュンク堂で購入。
2012/11/10～11/12

阿刀田さんの短編集。「脳みその研究」、「海の中道」、「兄弟姉妹」、「小説ウィスキー教室」、「応久礼を捜せ」、「裏窓」、「狐恋い」、「掌の哲学」、「雨のあとーあるいはエピローグ風の小品」の9編を収録。個人的には、「脳みその研究」が好みか。
初期作品を彷彿させるが、そこまでのインパクトは無い感じ。良くも悪くも、阿刀田さんの味は十分味わえる。
解説の香納諒一氏とそんな関係があったとは。それが一番意外であった。