はじまりの物語 の商品レビュー
ブックデザイナーの著者が、〈対〉〈速度〉〈遠近法〉など、デザインの基盤となる概念のルーツと発展を縦横無尽に語り尽くすビジュアルブック。 アナロジーによってページ狭しと貼り付けられた図版を眺めるだけで楽しい。「読みやすさの追求」「豊穣なシンプル」の文字組みの話は専門だけあり、特...
ブックデザイナーの著者が、〈対〉〈速度〉〈遠近法〉など、デザインの基盤となる概念のルーツと発展を縦横無尽に語り尽くすビジュアルブック。 アナロジーによってページ狭しと貼り付けられた図版を眺めるだけで楽しい。「読みやすさの追求」「豊穣なシンプル」の文字組みの話は専門だけあり、特につっこんで語られている。『デザイン偉人伝』と重なるところも多い。 エッセイとしては「レディメイド」の章が一番面白い。デュシャンから出発して既存のモノの利用法や意味を読み替え、価値を転換する行為自体を〈レディメイド〉と呼ぼうという提案。利休のエピソードなどを加味すると詐欺めいたところもあるが(そもそもデュシャンが詐欺っぽい)、現代アートを見る上では不可欠な視点。引用・盗作・サンプリングなんでもござれのヒップホップ的、というほうが伝わりやすいかな。
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「国語便覧」とか「社会科資料集」を眺めるみたいな面白さ。 …これも以前、同じ様に軽~く読んだなぁ。 熟読しなかったから、また借りちゃったんだね。 今回も流し読み。また借りないように記録!記録!
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こだわりの一冊 とにかく装丁が凄いです!ロゼッタストーンを縁取ったりするのは序の口。小口に絵が書いてあるのです。しかも、前から見るか後ろから見るかで全く違う絵になるのです。もー意味わかりません。ちゃんと採算とれるのでしょうか。 中身もこだわりこだわり。全カラーで図版が480点も載っております。アホかとバカかと。その採算度外視のど根性には喝采をいくら浴びせても浴びせたりないのであります。
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「対」という概念を説明している。 自分では「対称性」を基軸にしている。 何であれ、どういう次元でものを見るか、 どういう次元でものを見せたいか、 が鍵であると感じた。 本の小口の印刷は,デザイナらしいなと思った。 reviewを読むまで、傾ける方向で,男性と女性と別々になることに気が付きませんでした。 なるほど,やはり「対」に拘っているのだと。
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自分の読みたいところしか読んでないけど、面白かった。 ナチスドイツの斜め逆さまんじの、渦巻き型による人を酔わす作用や ボーダーの時代、環境による地位の違いなんかが特に面白かった。 周りに溢れる図形やデザインの歴史や視覚効果が知れて、物事を多角的に見る視点を与えてもらった感じがします。
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歴史的な考えがわかってすごいおもしろそう!と思って選んだけれど、質より量の多さがある内容でした。たくさんのおもしろいことをちょこちょこ知っていたいという方にはオススメかもしれません。取り上げている内容はおもしろいけれど、私には時期が合いませんでした。残念。もっと深く掘り下げてほし...
歴史的な考えがわかってすごいおもしろそう!と思って選んだけれど、質より量の多さがある内容でした。たくさんのおもしろいことをちょこちょこ知っていたいという方にはオススメかもしれません。取り上げている内容はおもしろいけれど、私には時期が合いませんでした。残念。もっと深く掘り下げてほしいけれど『はじまりの物語』なのでこれくらいでいいのかな、とも思ったり。
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今はあたりまえのように見かける、遠近法やストライプ柄なども、その出現にはいろいろな経緯があったのですね。初期の書籍では、内容を伝えることよりも、そのものの美しさやデザイン性にまず意識を向けられていたことには驚きです。この本のデザインも、いろいろこだわりがあるようです。図版がたくさ...
今はあたりまえのように見かける、遠近法やストライプ柄なども、その出現にはいろいろな経緯があったのですね。初期の書籍では、内容を伝えることよりも、そのものの美しさやデザイン性にまず意識を向けられていたことには驚きです。この本のデザインも、いろいろこだわりがあるようです。図版がたくさん載っていて、参考書のような感じですが、文章はわかりやすかったです。
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(単行本 - 2007/4) 新品: ¥ 2,940 (税込)3 点の全新品/中古商品を見る ¥ 2,000より
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デザイナーは世界といかに切り結ぶのか。その見方・考え方の「はじまり」 を、豊富な図版・絵を駆使して描き出す。螺旋・円・グリッド・ストライプと いった具象的な形から速度、遠近法、対の概念、抽象表現、デフォルメと いった見方の革命まで、デザインの万華鏡を取り出す試み。
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装丁に一目惚れして、気が付いたときには買っていました。第一線で活躍するデザイナーが、そのセンスと技術をこれでもかと注ぎ込んだ装丁と、そのルックスに負けない興味深いウンチクの数々。作り手の「愛」を感じました。
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