一年中わくわくしてた の商品レビュー
「チャーリーとチョコレート工場」「マチルダはちいさな大天才」の作者の自伝というか、好ましい生活スタイルを月ごとに書き記したもの。花や鳥、昆虫などをとてもよく観察していて、まるで子供のような視点。美しいものによく気づくことは幸せな気分になるし、誰にでもできることなのに、私たちは忙し...
「チャーリーとチョコレート工場」「マチルダはちいさな大天才」の作者の自伝というか、好ましい生活スタイルを月ごとに書き記したもの。花や鳥、昆虫などをとてもよく観察していて、まるで子供のような視点。美しいものによく気づくことは幸せな気分になるし、誰にでもできることなのに、私たちは忙しすぎてみていない。とても勿体無い。たまに読み返してこういう視点を思い出すのにとても良い一冊。子供と一緒に読んでも良い。
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本当にダールの一年中わくわくしてた記録です。 人生の最後に書いた日記、らしいです。 こんな風に世界を見てたのかなあ、自然科学にめちゃめちゃ博識で、でもやっぱりすごくヘンだし不思議な人だったんだろうな…。
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ロアルド・ダール、人生最後の一年間にふと書き綴られた日記。 クエンティン・ブレイク氏のイラストが添えられ児童書のシリーズ内に収められているけれども、これ、しみじみといいです。 幼いころから少年・青年時代の思い出、マッシュルーム採取の心得、蝶のライフサイクル…こんな祖父から小さい...
ロアルド・ダール、人生最後の一年間にふと書き綴られた日記。 クエンティン・ブレイク氏のイラストが添えられ児童書のシリーズ内に収められているけれども、これ、しみじみといいです。 幼いころから少年・青年時代の思い出、マッシュルーム採取の心得、蝶のライフサイクル…こんな祖父から小さいころにいろいろな話を聞くことができたら、さぞ素敵だったろうなと思います。 ところで膨大な数にのぼる鳥や草花の名称がほとんどすべて、片仮名や平仮名ではなく漢字をあてられています。 これもまた違った景色が生まれる源なのだなあ。 名前はとても大切なもの。 翻訳は、超絶難書『フィネガンズ・ウェイク』を攻略した柳瀬尚紀氏です。 あとがきで自らを「言葉掘り生活者」と言いあらわしモグラ君との空想対談を繰り広げるなかで、漢字を用いた理由を丁寧に説明しておられます。 「日本ではふつう、本でも新聞でも、動物や鳥や植物の名前はカタカナで印刷されているんだ」 「でもね、動物や鳥や植物の名前をカタカナで書くと、姿が見えないような気がする」 「たとえば、鶸(ひわ)は弱い鳥ではないよ。弱は『こんにゃく玉』だってさ。『こんにゃく玉のように、丸々として大きい鳥』が鶸なんだ」 (ちなみに「おいらだって『土竜』と、漢字でいかめしく書けるんだぜ」とむくれるモグラ君にたいしては、ずいぶん適当な宥めかたです) このあとがきを読んで、ますますこの一冊に出会えてよかったという思いが深まりました。
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My year。ロアルド・ダール氏が最後の年に書いた日記だそうです。おちゃめな祖父から昔話を聞くような気持ちになります。そして、そばで目を丸くして聞いている子どもの自分がいるようです。
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著者のわくわくを追体験できるのはもちろんですが、そこに不思議な滋味深さが加わって、読後感の心地よさがあります。日に当たると鳴りだすオルゴールってどんなだろう。 クエンティン・ブレイクの絵も軽妙で楽しい。
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周りをゆっくり見回すと楽しい事がたくさんあるんだ、と、 日々過ごしていたんだろうなあ、 と読んでるこちらもわくわくしてくる本でした。 私も皆さんが書かれてるように、邦題が素敵だなあと思います。 こんな目線を持ち過ごしたいものです。
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こういう本を読むと、街に住んでいるのは損をしている気分になってくる。もちろん街にも自然も四季もあるわけで、要はそれを感じる感度があるかどうかという話だとは思うのだが。 あとがきはいらないCMを読まされた気分。
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『チョコレート工場の秘密』の作者、ロアルド・ダールの日記。 一ヶ月形式でその季節についての作者の思いが書かれています。へ~と思うほど細やかな自然の知識と、子どもの頃のダールさんがやんちゃした話など、穏やかな気持ちになれる読みものです。でも、よっぽどファンじゃなきゃ読みませんね~...
『チョコレート工場の秘密』の作者、ロアルド・ダールの日記。 一ヶ月形式でその季節についての作者の思いが書かれています。へ~と思うほど細やかな自然の知識と、子どもの頃のダールさんがやんちゃした話など、穏やかな気持ちになれる読みものです。でも、よっぽどファンじゃなきゃ読みませんね~こりゃ。
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ブラックジョークたっぷりなほかの作品からは想像できないほど優しさと自然(特に鳥類)への愛情に満ち溢れたエッセイ。 ときおり小さな棘のような皮肉もあるけれどそれさえも愛おしく感じる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ダールによる、ダールの孫達への、ダールの日記。 一年中わくわくしているダールの自叙伝。 いつまでも子供の目を失わないダール。 一見、ひとりよがりのように見えるが、 孫達の視線と行き交う中で、 人への愛情が増幅されていく。 ひとりよがりが、みんなが楽しめるものへと化けて行く。
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