ものを考える人 の商品レビュー
上智大学名誉教授である著者が、ものを考え、生み出す力をつける方法を示している。 福沢諭吉のこと、人生の中で自分のやりたいことがどこまでできているか、それを実現するためには、まず何をしたいのか、どんな風になりたいのか、何をもって自己実現したいのか、という志を立てることが大切だという...
上智大学名誉教授である著者が、ものを考え、生み出す力をつける方法を示している。 福沢諭吉のこと、人生の中で自分のやりたいことがどこまでできているか、それを実現するためには、まず何をしたいのか、どんな風になりたいのか、何をもって自己実現したいのか、という志を立てることが大切だということ。 ①生きた手本を徹底的に吸収しようとすること。話を聞いたり本を読んだり。 ②自分の読みたい本を読む。大切だと思う本はそばに置いておく。 ③自分のためだけの考える時間を10分でも良いからつくる。 ④見返りを期待せずに努力する。日頃のつみかさねが大事。 などなど。 でも読む時期がちょっと早すぎたかも。お父さんから紹介されたんだけど、あと3年後くらいにまた読み直したい。
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後半は少し似たような内容の繰り返しでもったいないような気がした。 しかし人生の基礎となる大切なことがたくさん書いてある本だと思う。
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自分は何になりたいのか、何で自己実現したいのか。 時々静かな時間をもって、自分の本音に耳を傾ける習慣を持つ。背中がゾクゾクするようなメッセージが来る。 読書は充実した人間を作り、会話は機転のきく人間を作り、書くことは正確な人間をつくる。 使えるお金が友人のレベルを決める。 ...
自分は何になりたいのか、何で自己実現したいのか。 時々静かな時間をもって、自分の本音に耳を傾ける習慣を持つ。背中がゾクゾクするようなメッセージが来る。 読書は充実した人間を作り、会話は機転のきく人間を作り、書くことは正確な人間をつくる。 使えるお金が友人のレベルを決める。 ハマトン知的生活、 スマイルズ自助論。 孤独の時間に自分の考えが発酵する。孤独な時間をどのように作るか。 電車で終着駅まで行き、戻って通勤する。 幸田露伴・努力論 努力を忘れて努力する。 幸福三説 福を惜しむ、福を分ける、福を植える まず何よりも思い切ってやり始める ヒルティ幸福論 知的時間術には規則正しい生活とは限らない。 何事も一事集中。 復元力=自分の時間が守れなくてもまた、守るように復元する力。 余暇=沈黙=瞑想 情報を捨てる=彫刻を作ることと同じ 福沢諭吉 オランダ語から英語に変えたところが偉い。他の蘭学者との違い。 やらないことの言い訳をいくら探しても、役に立たない。 知力の根幹は暗記力。 暗記はアタマの鍛錬にうってつけ。 外国語の名文を暗記する。 日頃からテーマを持って生活する。 英作文は、主語を見つける。 インテリジェンスとインテレクト 未来の自分を先取りし、現実とイコールで結ぶ。現実と夢が一致した状況を作り出す。 本多静六 私の財産告白
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※このレビューにはネタバレを含みます
上智大学名誉教授が、考える力について記した自己啓発本。 各章では以下の内容が書かれています。 1章では、自分の本当にやりたいことを見つけ、夢が叶うイメージや志を持ち続ける必要性について。 2章では、考える力を持つためには、よき師匠、よきライバルを持つこと 3章では、読書はベストセラー以外にも、人としての深みを増し「人間観」を造るためには古典を読むこと 4章では、読書環境の作り方 5章では、日頃の努力の大切さ 6章では、密度の高い高い時間を過ごすためには細切れ時間や深夜の時間を使うこと、リフレッシュのために海外に出かけること 7章では、情報の取捨選択 8章では、問題意識と情報に対して自問自答の習慣を身につけること 9章では、ゴールありきの考え方 10章では、お金について 印象に残ったものは、フランシス・ベーコン著の「勉学について」から引用された言葉で 「読書は充実した人間をつくり、会話は機転のきく人間をつくり、書くことは正確な人間をつくる」 全体として、故事を扱いながら記されている所が部分的に勉強になるものの、主張はある程度当然のことでもあり、現実生活に応用するための紹介例などは古臭いといった感想です。
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モノを考えるためにはどうしたらいいか。 いいアイディアをだすためにはどうしたらいいか。 楽しい人生を送るためにはどうしたらいいか。 なにが幸せなのか。 そういったことを教えてくれた本です。 筆者の体験も混じえて、具体的な方法や読むべき本を教えてくれます。 なにかに行き詰まった...
モノを考えるためにはどうしたらいいか。 いいアイディアをだすためにはどうしたらいいか。 楽しい人生を送るためにはどうしたらいいか。 なにが幸せなのか。 そういったことを教えてくれた本です。 筆者の体験も混じえて、具体的な方法や読むべき本を教えてくれます。 なにかに行き詰まった時に、原点に帰れる本ではないでしょうか。
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【気付き】多数の解釈から一番確からしいと選んだ解釈が自分の考えだ。 物事の本質は一面的ではつかめない。 物事に対し、これでもかというぐらい多数の解釈をしてみる。 その上で、それらが正しいのか自問自答し、一番確かだと思う考えを見つけていく。それが自分の考え、自分の視点であり、深い...
【気付き】多数の解釈から一番確からしいと選んだ解釈が自分の考えだ。 物事の本質は一面的ではつかめない。 物事に対し、これでもかというぐらい多数の解釈をしてみる。 その上で、それらが正しいのか自問自答し、一番確かだと思う考えを見つけていく。それが自分の考え、自分の視点であり、深い考えになる。 拡大すると、多数の人が自分の意見をぶつけた集合知は意外と深い考えといえる。「三人よれば文殊の智恵」というのは確かなのかも。
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題名にあるように古今東西の考える人を中心に、物事に対していかに考えて行動するかが書かれている。 所々に著者の学生時代の話が出てくるのだが、戦前~戦中の時代に学生時代を送ったようで、どうも現在の時代とはあわない部分もある。それでも、時代背景はともかく、そこに込められた核心は不変とも...
題名にあるように古今東西の考える人を中心に、物事に対していかに考えて行動するかが書かれている。 所々に著者の学生時代の話が出てくるのだが、戦前~戦中の時代に学生時代を送ったようで、どうも現在の時代とはあわない部分もある。それでも、時代背景はともかく、そこに込められた核心は不変とも言うべきものもあり、自分が学生ではなくても、学ぶ姿勢・勉強をしていく姿勢として充分に参考になるのではないか。 どちらかと言うと、社会人よりも学生に読んでほしい本である。
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2010.5.4読了 著者の書物は、これまでもこの本の原本も含め、途中で止めることが多かった。何か話の展開が前前よりも横横という感じがジレったかったのだが、これは何とか読み終えた。古典の名著の一節を引用と自身の経歴を重ね合わせる展開は、説得させられるものがあった。フランシス・ベー...
2010.5.4読了 著者の書物は、これまでもこの本の原本も含め、途中で止めることが多かった。何か話の展開が前前よりも横横という感じがジレったかったのだが、これは何とか読み終えた。古典の名著の一節を引用と自身の経歴を重ね合わせる展開は、説得させられるものがあった。フランシス・ベーコンの「勉学について」の中での一説である「読書は充実した人間をつくり、会話は機転のきく人間をつくり、書くことは正確な人間をつくる」や、「専門分野の井戸は誰よりも深く掘り、その周辺の井戸も掘り進めれば、人生をより充実させることができる」などは大いに参考になる。
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● 「読書は充実した人間をつくり、会話は機転のきく人間をつくり、書くことは正確な人間をつくる」フランシス・ベーコン ● つまり、「俺と付き合っていれば、必ずお前も得をするぞ」と言えるだけの力を持つという努力。そうすれば、相手も「こいつと付き合っていれば、何かいいことあるぞ」と、...
● 「読書は充実した人間をつくり、会話は機転のきく人間をつくり、書くことは正確な人間をつくる」フランシス・ベーコン ● つまり、「俺と付き合っていれば、必ずお前も得をするぞ」と言えるだけの力を持つという努力。そうすれば、相手も「こいつと付き合っていれば、何かいいことあるぞ」と、信頼感を抱いてくれるものだ。もちろん、一方的に利益を得るだけでは関係が長続きするはずがないから、相手にも何かを与えようと努力する。ミューチュアリ・ベネフィシャルは、結局、功利主義的ではあるが、極めて深く人間性の本質に根ざすものなのである。そして、仕事上の「よい関係」は、それに尽きるのではないだろうか。 ● 読書の的確な方法とは何だろうか。それは、自分の境遇に率直に従った読書を心がけることである。自分の中に知的、精神的欲求がないうちは、いかなる名著をひもといても何も蓄積されない。逆に、もしその欲求があれば、何を読んでも心の滋養になるであろう。もちろん、読む本は必ずしも古典や名著と言われるものに限る必要はない。漫画でも童話でも、名著に劣らない価値を持っているものもある。 ● この孤独という時間なくして自己の成長はあり得ない。孤独の時間を確保するのは必須と言える。おおよそ日常生活というものは、周囲からの雑音や雑事に取りまぎれて、自分を見失いがちである。だから仕事ができて仕事をたくさん抱えている人ほど、仕事を離れた孤独な時間を大切にすべきである。 ● 「努力には『直接』と『間接』の二種類がある。『直接の努力』は当面さしあたっての努力、その時その時に力を尽くすこと。『間接の努力』は日頃の準備の努力、基礎をつくる努力である。ある願望を達成しようとして努力しても成果があがらないのは、『直接の努力』ばかりでふだんから『間接の努力』をしていないからだ」幸田露伴 ● つねに社会のいろいろなことに関心を持ち、その対象に対して自分の考えを持つクセ、観察するクセをつける。どんなにつまらないことでもかまわない。とにかく、あらゆることに興味を持って、自分の視点で考える習慣を身につける。自分自身のテーマを発見するには、とにかく「自問自答」する習慣を身につけるとよい。それはそのままそれが、ひいては知的生産を強力にサポートする技術になるのである。 ● 「結局、幸福とは自分自身の努力と修養によって勝ち取って感ずるものである」本多静六
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amazonのレビューとかでも評価良かったんですが、自分にはしっくり来ませんでした。つくづく思うのは、本との出合いもタイミングがかなり重要だということ。大学の最初、或いは著者と同じくらいの年齢になった時に読めばもっと響くものもあったかも。それとこういった大学教授が書いた本より、企...
amazonのレビューとかでも評価良かったんですが、自分にはしっくり来ませんでした。つくづく思うのは、本との出合いもタイミングがかなり重要だということ。大学の最初、或いは著者と同じくらいの年齢になった時に読めばもっと響くものもあったかも。それとこういった大学教授が書いた本より、企業の社長や起業家なんかのビジネスマンが書いた本の方が自分は好きです。どっちが得るものが多いかは別として、後者の方が内容が刺激的なのは間違いない。それに比べたら、この本は終始「まぁそうなんだろうけど」っていう気持ちで読んでしまって勿体無い感じがします。あと、教授はなんでも古典から引用して古典に帰結するっていう論調の人が割といるけど、正直しんどいです。確かに古典は重要なのだろうけど。それはアクセント程度であったり、本当に必要な時に持ってきてほしい。批判ばっかりになりました。この本で最も残った言葉は、「孤独という時間なくして、自己の成長はありえない」
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