ちょっと本気な千夜千冊虎の巻 の商品レビュー
再読。やはり良書だと再確認。 書評の金字塔「千夜千冊」のガイドラインとしてのみならず、読書の手引きとして素晴らしいです。 特に第三章から第五章にかけては「ハウツーものとは次元の違う読書論として出色でしょう。読書とは編集であると断言し、あらゆるテクストを「引用の織物」と認識し、そし...
再読。やはり良書だと再確認。 書評の金字塔「千夜千冊」のガイドラインとしてのみならず、読書の手引きとして素晴らしいです。 特に第三章から第五章にかけては「ハウツーものとは次元の違う読書論として出色でしょう。読書とは編集であると断言し、あらゆるテクストを「引用の織物」と認識し、そして書物の論理の奥に「型」を見いだすその手並みは、読書の意味を考えるうえで大きなヒントになること疑いありません。 ブックガイドとしても無論優秀。 お勧めです。
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お風呂に入るように読めばいい。好きなものを読めばいい。風呂に持ち込み、読んでいるが、湯船に浸かりながらアイデアが、それこそ湯水のように湧いてくる。
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ウェブ連載で有名な松岡正剛「~ちょっと本気な~千夜千冊虎の巻~読書術免許皆伝」(求龍堂 2007)は、とっても面白い本だ。書評集みたいだけど、インタビューに答えるという対話形式で、いろんな本のさわりが紹介されていく。めくるめく書物の洪水と言葉の遊泳の中で、溺れそうになるくらいだ...
ウェブ連載で有名な松岡正剛「~ちょっと本気な~千夜千冊虎の巻~読書術免許皆伝」(求龍堂 2007)は、とっても面白い本だ。書評集みたいだけど、インタビューに答えるという対話形式で、いろんな本のさわりが紹介されていく。めくるめく書物の洪水と言葉の遊泳の中で、溺れそうになるくらいだ。
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成毛眞氏が書評家として松岡正剛氏をかなり高く評価していたので手に取ってみました。 著者が1000冊の書評をまとめた「千夜千冊」(1~7巻)をインタビュー形式で紹介していきます。 インタビューは「千夜千冊」の1~7巻を流れに沿っていくつかキーになる本を取り上げながら進んでいきます...
成毛眞氏が書評家として松岡正剛氏をかなり高く評価していたので手に取ってみました。 著者が1000冊の書評をまとめた「千夜千冊」(1~7巻)をインタビュー形式で紹介していきます。 インタビューは「千夜千冊」の1~7巻を流れに沿っていくつかキーになる本を取り上げながら進んでいきます。ジャンルは多岐に渡っています。というか科学、哲学、社会、経済、文学、芸能、歴史、政治、…恐らくほとんどの分野を網羅していると思います。 松岡正剛氏の本に関する知識が尋常ではないこと、そしてありとあらゆるジャンルについてご自身の得ている情報がきっちりと整理されていることに驚きを隠せません。 本書を読んでいくうちにわかりますが、松岡正剛氏の本の紹介の仕方が実に素晴らしいです。作者がどういった人物であったとか、書かれた時代背景であるとか、何を語ろうとしている本であるとか、とにかく紹介する本にまつわるエピソードなどで、読者に十二分ほどその本の魅力を語ってくれたりします。紹介された本が読みたくて読みたくて仕方がなくなるような。 読書の世界へのいざない方に感動すら覚えました。 地図を片手に旅に出るように、この本を片手に読書の世界へ益々のめり込んでいきそうです。
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それまで読んできた書評をベースとした読書本とは全く異なり非常に内容深い一書。紹介された読書法もさることながら各項目別に紹介されている本の中には本書を読まなければ知り得なかった内容のものばかりで、新しい読書の視野が広がったようだった。 ジャンルを問わないで紹介された本の内容面でも読...
それまで読んできた書評をベースとした読書本とは全く異なり非常に内容深い一書。紹介された読書法もさることながら各項目別に紹介されている本の中には本書を読まなければ知り得なかった内容のものばかりで、新しい読書の視野が広がったようだった。 ジャンルを問わないで紹介された本の内容面でも読書の技術面でも素晴らしい一書。
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インタビュアーとの対談を載せていますが、軽い感じで進めていって気軽に読めます。 千夜千冊の本を、一部だけ紹介している感じです。 読書方法は参考になりました。たしかにメモを残していった方が記憶に残りますね。 ここで紹介された本は読んでみようかと思います。
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知識の海の泳ぎ方指南という風に感じました。知識とは歴史、科学、文学、芸術そのほか人間の関わる行為全てを含むので、結局は「世界をどう自分のものにするか」「世界にどう繋がっていくか」という問題に言い換えられます。その実践を垣間見ることができる一冊です。 本をノート代わりにする、という...
知識の海の泳ぎ方指南という風に感じました。知識とは歴史、科学、文学、芸術そのほか人間の関わる行為全てを含むので、結局は「世界をどう自分のものにするか」「世界にどう繋がっていくか」という問題に言い換えられます。その実践を垣間見ることができる一冊です。 本をノート代わりにする、という読書法もぼちぼち実践しています。「読んだ跡」が残るので再読の効率が桁違いですね。
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『松岡千夜千冊』(2006年)のエッセンスとして読みました。この本は、7巻+特別巻で、¥99750という大冊なので…。 結論として、上記の本を全部と言わなくとも目を通し、紹介された本を読んでみたくなりました。 松岡正剛の読書術の一端も見られます。「目次読書法」「マーキング読書法」...
『松岡千夜千冊』(2006年)のエッセンスとして読みました。この本は、7巻+特別巻で、¥99750という大冊なので…。 結論として、上記の本を全部と言わなくとも目を通し、紹介された本を読んでみたくなりました。 松岡正剛の読書術の一端も見られます。「目次読書法」「マーキング読書法」など。この辺りは『多読術』(ちくまプリマー新書)に譲るとしましょう。 また、「世の中の伝承を理解するためには、三つの「型」というものがあります。ステレオタイプ(典型)、プロトタイプ(類型)、アーキタイプ(原型)です。」というフレーズをチェック。
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千夜千冊のおいしいとこどりの本。 本体はとても買えないが、これとWEBで何とかなると思う。 読みたい本がいっぱいできて幸せです。
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全集「千夜千冊」のダイジェスト版というか、内容の紹介のための本。 冒頭に、再読にこそ読書の醍醐味がある、という小見出しがあるが、確かに再読によって新しい発見や感情がでてきた経験は自分にもある。 このブクログで本の感想を書くときに、本の再読をするので、改めてこういうサイトがあって良...
全集「千夜千冊」のダイジェスト版というか、内容の紹介のための本。 冒頭に、再読にこそ読書の醍醐味がある、という小見出しがあるが、確かに再読によって新しい発見や感情がでてきた経験は自分にもある。 このブクログで本の感想を書くときに、本の再読をするので、改めてこういうサイトがあって良かったなぁと思った。 ま、再読だけでなく色々な本を読むっていうのも、もちろん大事なんだけど。松岡さんも、「本を読むとは、結局さまざまに世界を間テクスト的に読むということ」と書いているし。でも、やっぱそうとう本を読んだり、記憶力だとか複数のものことをつなげるセンスがあったりしないとそれ難しそうだなぁとも思った。ウェブなんかで、千夜千冊を読んでその辺を勉強したいと思います。
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