これが佐藤愛子だ(1) の商品レビュー
1からとびとび、でもできるだけ続けて、読んでます 最近は併読のうちの一冊として必ず手元にある しっかりしてるのだもの 日本語も話しの運びも引用も、「プロ物書き」 「女流」ではなくて作家のかんじも好もしく 新しさとか、今だからというだけではない土台の 知識を持ち、それが開かれて...
1からとびとび、でもできるだけ続けて、読んでます 最近は併読のうちの一冊として必ず手元にある しっかりしてるのだもの 日本語も話しの運びも引用も、「プロ物書き」 「女流」ではなくて作家のかんじも好もしく 新しさとか、今だからというだけではない土台の 知識を持ち、それが開かれているということ それもどんどんよくなってるかんじ 7を読んでいるところ アランの「幸福論」の引用がよかった 良いツキ悪いツキとは考えてこなかったというところからの、自分に身に付いている幸福のあり方について 外套のような幸福というより気性に伴う種類の幸福を武器に戦うこと 戦ってる、っていうと最近でもまだ悪いことみたいだから 戦闘じゃなくて共存だとか競争するなとか、肩の力抜いてリラックスとか言われてしまって そういうことじゃないんだけどな、って思う人が読むと勇気になると思う 多数派がなにか 正しさは数じゃないし時代でもない
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サウンド文学館・パルナス エッセイ「男友だちの部屋」佐藤愛子 朗読:中野良子 タヌキちゃんのソファ 北海道に別荘を建てたときのエピソード。ここから「私の遺言」に繋がる。 バラの話 「あのバラを伐ってしまったのは、ちょうど十年前だ。なんといっても私は元気だった。いまならば私は伐ら...
サウンド文学館・パルナス エッセイ「男友だちの部屋」佐藤愛子 朗読:中野良子 タヌキちゃんのソファ 北海道に別荘を建てたときのエピソード。ここから「私の遺言」に繋がる。 バラの話 「あのバラを伐ってしまったのは、ちょうど十年前だ。なんといっても私は元気だった。いまならば私は伐らないだろう。そして季節が来ると、咲ききった無数のローズ色のバラが、色を失いつつ、露の雨に打たれて無惨に朽ちていくのをじっと眺め、胸に湧き広がる悲哀の中に沈む事を、むしろこころよいものに思うかも知れない。」 たまに気を引く文があるけど、お年寄りが得意がってするおしゃべりを、思いやりのために聞いてあげてる気分だった。昔の人のリアルカマトトぶりパネェ。
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