夢の書(下) の商品レビュー
土地は、よそ者には秘密を明かさぬ。おまえはヴィジョン・クエストに出て、土地を知り、土地に出会うのだ。スピリットがおまえを導いてくれる。ダーナはオオカミに変身する青年ジャンに導かれ、クリー族の老人と出会った。そして『夢の書』を見つけるにはカナダの土地を知ることが必要だと教えられる。...
土地は、よそ者には秘密を明かさぬ。おまえはヴィジョン・クエストに出て、土地を知り、土地に出会うのだ。スピリットがおまえを導いてくれる。ダーナはオオカミに変身する青年ジャンに導かれ、クリー族の老人と出会った。そして『夢の書』を見つけるにはカナダの土地を知ることが必要だと教えられる。そこで、カナダの文化、歴史、伝説を知るためのふしぎな旅をすることにしたダーナは、旅の終わりに、ついに『夢の書』を見つける。しかし、妖精国へ通じる門を開けようとするダーナの行く手には、さらに大きな試練が待ち受けていた…。妖精と人間の絆を守る少女の戦い
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「妖精王の月」、「夏の王」、「光」をはこぶ娘の一連のお話がこの書に結ばれる。人間と妖精の血を受けたダーナは、自ら見ることによってカナダの土地の妖精達と絆を持ち、すべての光あるもの達と一緒に、闇のものたちとの戦いに出陣する。
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時々アクション場面では微妙にアメリカ映画っぽいテイストを 感じる事もあったのですが…終わっちゃいましたね。 うーん。 こういうおしまいですか…アリとは思いますが…うーん。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ダーナが妖精か人間か選べ、というのはひどく切なかったです。 なにか失うことが大人になるということだとは思いたくないし、 異界に触れる力は子どもにしか許されないと言われているようでもあって…うまくいえませんが、切なかったです。
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う~ん、かなりビミョーかもしれない・・・・・。 世界観とか扱っているテーマなんかはまさに KiKi の好みのど真ん中ストレート。 決して嫌いなタイプの物語ではありません。 でも、なんとなく期待していたものと違うんですよね~。 それは「シリーズ最終巻」という先入観があるため...
う~ん、かなりビミョーかもしれない・・・・・。 世界観とか扱っているテーマなんかはまさに KiKi の好みのど真ん中ストレート。 決して嫌いなタイプの物語ではありません。 でも、なんとなく期待していたものと違うんですよね~。 それは「シリーズ最終巻」という先入観があるために、KiKi が勝手に膨らませていた期待とは違うというだけのことで、「こういう物語」と割り切ってしまいさえすれば、もっと楽しめたような気がするんですよ。 でもね、やっぱり思ってしまうのです。 「妖精王の月の7者のうちグウェン以外の人たちの存在感の薄さは何??」とか、「前作、『光をはこぶ娘』で妖精国の上王たる者が 『時の始まりより、つねに変わらず、人間こそが妖精国を救い続けてきた。 人間こそが「敵」の影と戦うものだ。』 と言っていた癖に、結局最終決戦をするのが人間と妖精のハーフのダーラとは何事??」とか、「挙句、最後の最後で 『人間として生きるか、妖精として生きるかを選べ』とはご都合主義も甚だしい!!」とか感じちゃったんですよね~。 で、読後感としては「せっかく前の3つの物語をベースとするならば、もっとそれらの物語を深堀りした・・・・というか、そこから広がる物語を読みたかったなぁ・・・・・」と。 これまでのシリーズとは異なり、本作では舞台をアイルランドからカナダに移します。 アイルランドのお家芸的な「妖精界」が人間の移住と共にカナダにもやってきて帰化するというアイディアは楽しいと感じたけれど、そこに世界各地の土着の多神教の神様やら神秘な存在を絡ませ、しつこいぐらいに「我らはみなひとつの家族なのだ」と言うのであれば、何もアイルランドから妖精を引っ張り出さなくても、義母アラダーナの守護神ダネーシャ(インドの神)や、ネイティブ・カナディアンの守護神とか、ドラゴンレディと1つ目的のために結集というお話でもよかったんじゃないか?と感じたり・・・・。 だいたいにおいて「妖精国の友」たる「7者」がカナダ在住じゃないからどうしたこうしたと言う割には、神秘な存在の方はグローバルに協力というのも、訳わからん・・・・とも言えたりするし・・・・・ ^^; (全文はブログにて)
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下巻でダーナは自身に課せられた使命を知り、それを成し遂げるためにカナダのスピリットに触れる旅を続けます。 お供はルー・ガルーのジャン。 6~7世紀に実在した聖ブランダンの旅に同行したり、中国からやってきた、龍に守られし〈ドラゴン・レディー〉と出会ったり。 起伏に富んだストー...
下巻でダーナは自身に課せられた使命を知り、それを成し遂げるためにカナダのスピリットに触れる旅を続けます。 お供はルー・ガルーのジャン。 6~7世紀に実在した聖ブランダンの旅に同行したり、中国からやってきた、龍に守られし〈ドラゴン・レディー〉と出会ったり。 起伏に富んだストーリー展開です。 (下巻に出てくる、鳥の王の妻になった美女・タリユルクの話はどこかで聞いたな~と思ったのですよ。よくよく考えたらついこの間読んだ『深海のYyr』にもこの話が出てたんだわ!時々こういった読書シンクロがおこります) 決戦間際に解ける、ダーナの本当の役割は残酷なものでしたが、読み手に問いを投げかけるラストに繋がっていて、納得のいくものだったと思います。 「われらはみな一つ」 太古から伝えられる大いなる真理 この真理をベースに、深みのある一大ファンタジーとなった作品でした。
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「われらはみな、ひとつの家族」という言葉で世界中の神話や民話の主が出て来て協力するというのは、あまりにも安易だし、欲張り過ぎな感じが…。翻訳は最後まで馴染めなかった。
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味方として、妖精とかトロール、ドラゴンとか思いつくもの総出演みたいだ。敵方の内容は思いつかなかったみたい。
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