夢十夜 他二篇 の商品レビュー
夏目漱石の『夢十夜』を読み返しました。 続けて2回、読みました。 「こんな夢をみた。」という書き出しの、 超短編小説を10個集めた作品です。 3ページから4ページの、ごく短い作品ばかりです。 短いけれど、どれも、「永遠」を感じさせます。 「夢」を語...
夏目漱石の『夢十夜』を読み返しました。 続けて2回、読みました。 「こんな夢をみた。」という書き出しの、 超短編小説を10個集めた作品です。 3ページから4ページの、ごく短い作品ばかりです。 短いけれど、どれも、「永遠」を感じさせます。 「夢」を語るふりをして、漱石は、 日常にぽっかりと穴を開けてみせた。 穴の向こうに、永遠が見える。 そして、さりげない手つきで、小さな器に、 その永遠を閉じ込めた。 わたくしは子どものころから、この作品の中毒です。 いまや偏愛の対象です。 漱石の長い作品は読まなくなっても、 『夢十夜』だけはずっと、読み返すだろうなと思います。 掌編小説を書く、後輩(わたくし)から見ると、 ヘタクソだけど、偉大な作品というか、 わざと、ヘタクソに書いている凄みを感じます。 (2008年12月26日) また、読み返しています。 (2012年11月7日) 読み終えました。 (2012年11月25日)
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第一夜 第七夜 第八夜 第十夜 「日が出るでしょう。それから日が沈むでしょう。それからまた出るでしょう、そうしてまた沈むでしょう。――赤い日が東から西へ、東から西へと落ちて行くうちに、――あなた、待っていられますか」
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父の本。後ろの注釈に最後まで気づかなかった!気をつけて下さい。笑・夢十夜ショートショートなので細切れな移動時間にぴったりでした。・文鳥文鳥大好きなので、いちいち相槌打ちたくなりました。ほんとに千代千代鳴いてて可愛いですよねv・永日小品『人間』で、御作さんが「でも、あれは、もう暮に...
父の本。後ろの注釈に最後まで気づかなかった!気をつけて下さい。笑・夢十夜ショートショートなので細切れな移動時間にぴったりでした。・文鳥文鳥大好きなので、いちいち相槌打ちたくなりました。ほんとに千代千代鳴いてて可愛いですよねv・永日小品『人間』で、御作さんが「でも、あれは、もう暮に、美いちゃんの所へ着て行ったんですもの」と言っているのをみて、いつの女の人も変わらないなと思いました。
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