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夢十夜 他二篇 の商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

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2013/03/21

 夏目漱石の『夢十夜』を読み返しました。  続けて2回、読みました。  「こんな夢をみた。」という書き出しの、  超短編小説を10個集めた作品です。  3ページから4ページの、ごく短い作品ばかりです。  短いけれど、どれも、「永遠」を感じさせます。  「夢」を語...

 夏目漱石の『夢十夜』を読み返しました。  続けて2回、読みました。  「こんな夢をみた。」という書き出しの、  超短編小説を10個集めた作品です。  3ページから4ページの、ごく短い作品ばかりです。  短いけれど、どれも、「永遠」を感じさせます。  「夢」を語るふりをして、漱石は、  日常にぽっかりと穴を開けてみせた。  穴の向こうに、永遠が見える。  そして、さりげない手つきで、小さな器に、  その永遠を閉じ込めた。    わたくしは子どものころから、この作品の中毒です。  いまや偏愛の対象です。  漱石の長い作品は読まなくなっても、  『夢十夜』だけはずっと、読み返すだろうなと思います。  掌編小説を書く、後輩(わたくし)から見ると、  ヘタクソだけど、偉大な作品というか、  わざと、ヘタクソに書いている凄みを感じます。 (2008年12月26日) また、読み返しています。 (2012年11月7日) 読み終えました。 (2012年11月25日)

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2009/10/04

第一夜 第七夜 第八夜 第十夜 「日が出るでしょう。それから日が沈むでしょう。それからまた出るでしょう、そうしてまた沈むでしょう。――赤い日が東から西へ、東から西へと落ちて行くうちに、――あなた、待っていられますか」

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2011/07/21

父の本。後ろの注釈に最後まで気づかなかった!気をつけて下さい。笑・夢十夜ショートショートなので細切れな移動時間にぴったりでした。・文鳥文鳥大好きなので、いちいち相槌打ちたくなりました。ほんとに千代千代鳴いてて可愛いですよねv・永日小品『人間』で、御作さんが「でも、あれは、もう暮に...

父の本。後ろの注釈に最後まで気づかなかった!気をつけて下さい。笑・夢十夜ショートショートなので細切れな移動時間にぴったりでした。・文鳥文鳥大好きなので、いちいち相槌打ちたくなりました。ほんとに千代千代鳴いてて可愛いですよねv・永日小品『人間』で、御作さんが「でも、あれは、もう暮に、美いちゃんの所へ着て行ったんですもの」と言っているのをみて、いつの女の人も変わらないなと思いました。

Posted byブクログ