国際化時代の地域経済学 の商品レビュー
グローバリズムを踏まえた地域経済学のテキスト。少しレフト的な雰囲気は感じるが、理論面から経済史まで、地域政策を考える上で知っておくべき内容がよく整理されている。ただ、教科書という性格上、必ずしも読みやすいとはいえないかもしれない。補論として、「地域を調べる」と題して、地域調査の手...
グローバリズムを踏まえた地域経済学のテキスト。少しレフト的な雰囲気は感じるが、理論面から経済史まで、地域政策を考える上で知っておくべき内容がよく整理されている。ただ、教科書という性格上、必ずしも読みやすいとはいえないかもしれない。補論として、「地域を調べる」と題して、地域調査の手法についても触れられているが、分量の制約もあり、この内容だけで地域調査をするのはなかなか難しいように感じた。
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数式を使わないようにしているせいか、むしろ分かりにくい。地域経済系の本(というか学者)に多いことだが、必要以上にアンチ中央政府なスタンスも、教科書としてはどうかという感想。同じ有斐閣の地域経済学入門書なら「地域経済学入門 新版」がベター。
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