カオスの娘 の商品レビュー
星3つよりの星4つ。 無限カノン3部作を読んでから、島田雅彦さんの小説が好き。この作品を読んでやっぱり好きだなと思うんだけど、どこかと聞かれたらよくわからない。 近いうちに、もう一度無限カノン3部作読もうと思った。 ストーリーとは関係ないけど、 元キングオブコメディの高橋くん...
星3つよりの星4つ。 無限カノン3部作を読んでから、島田雅彦さんの小説が好き。この作品を読んでやっぱり好きだなと思うんだけど、どこかと聞かれたらよくわからない。 近いうちに、もう一度無限カノン3部作読もうと思った。 ストーリーとは関係ないけど、 元キングオブコメディの高橋くん何してるんだろうな。って思った。
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原野にいるナルヒコのところに野原さんが訪ねてくる、のは紛らわしいので別の苗字の方が良かった。それ以外ほスピード感があって一気に読めた。家出少女の描写が妙にリアル。
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裏社会の描写は、単なる絵空事ではないであろうという説得力がある。分かりやすい文章に乗せられて、スピード感が心地いい。
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『英雄はそこにいる』が続編なので、読む順番が逆になってしまったのが残念。主人公のナルヒコのように展開が読めてしまうからだ。その分を差し引いてもお釣りがくるほど面白い。
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ナルヒコがカオスの娘と出会い、シャーマン探偵になるまで。 妙に現実的な部分と夢見る部分の混ざり具合が絶妙。 ご都合主義も、許しちゃう。
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人間は自然の中で暮らし、自然の恩恵を受け、自然に威圧され、時に自然を変化させ、そしてまた自然に還っていった。太古の狩人たちは自然との関わりの中から独自の信仰を編み出した。動物だけでなく植物や鉱物、山や川、雨や風、さらには道具にも霊が宿っていると考えた。それは、教義も、教会も、聖典...
人間は自然の中で暮らし、自然の恩恵を受け、自然に威圧され、時に自然を変化させ、そしてまた自然に還っていった。太古の狩人たちは自然との関わりの中から独自の信仰を編み出した。動物だけでなく植物や鉱物、山や川、雨や風、さらには道具にも霊が宿っていると考えた。それは、教義も、教会も、聖典もなく、教祖や聖職者さえも存在しない世界共通の宗教でたった。霊と交わり、魂の旅をし、あの世を見、恍惚の境地に入るシャーマンがその宗教の儀礼を司っていた。 彼らは夢のお告げに従い、残酷な運位に向き合った。夢見るシャーマンの時代は終わったが、いずれまた彼らの出番が巡ってくる。
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カオスの娘、シャーマン、先生、そして絶望の息子。 先生とシャーマンによって生かされたカオスの娘は何処に行くんだろう? 絶望の息子は生まれてくる事ができるのかな? 生まれてくる事が幸せなのかな? 未来はあるけど、明暗がわからない物語。
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「芸術選奨文部大臣賞」を受賞したと新聞で読んだので 興味をもって読んだけど、あまり好みじゃない。 "シャーマン探偵"が目覚めるまでの描写がやけに長い。 これは目覚めの章で、次作もあるのだろうか?
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さまざまな所での書評が分かれていたので読んでみた。ナルコレプシーを病むシャーマンの末裔ナルヒコと監禁拉致され暴行を受け続ける美貌の娘の物語。悲惨な環境に自分の名前さえ忘れてしまった娘が発するSOSを受け取ったナルヒコがシャーマンとして命がけの修行を経て娘を助けていく。人間の腹黒さ...
さまざまな所での書評が分かれていたので読んでみた。ナルコレプシーを病むシャーマンの末裔ナルヒコと監禁拉致され暴行を受け続ける美貌の娘の物語。悲惨な環境に自分の名前さえ忘れてしまった娘が発するSOSを受け取ったナルヒコがシャーマンとして命がけの修行を経て娘を助けていく。人間の腹黒さ醜さがこれでもかこれでもかと描かれてて知らず知らず眉間にしわが寄っていたりして。イヤな人間ばかり出てくるけれど、最後に登場するセンセイがそんなモヤモヤを文字通りふっ飛ばしてくれる。人間の原始の力 と 現代の病んだ人間 がそれぞれの側から交互に描かれていき一つの事件に集約していく。読者の反応がよければ探偵ナルコはシリーズ化されるらしい。ま 読んでみたいが。
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書評でおもしろそうだと思って読んだけど。。。 シャーマンと呼ばれる霊能力者が出てきて、超自然な力を発揮するので、ミステリーとしてはいまいちだった気が。。。 家出少女のおちぶれていく様子や、殺人のシーンがリアルでこわいです。
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