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はじめての文学 宮本輝 の商品レビュー

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20件のお客様レビュー

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2011/06/14

『トマトの話』が特に印象に残った。すごく鮮烈な色彩と、微妙だけれど人生に於いていつまでも心に引っかかるような感情。手元に置いて何度も味わいたい作家。『泥の河』は全部、『蛍川』は途中まで読んだはずだがこの本に収録されている全ても含め、ものすごく〝本物〟を感じる。

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2010/02/24

子どもでも読めるということになっているこのシリーズ、宮本輝さんの比較的、読みやすい短篇を集めてあるので、私のような宮本輝作品初心者にはぴったり。 文章に品があって、貧しい家族の描写も、そこはかとなくすがすがしい印象です。 「五千回の生死」が、短篇の中で一番楽しめました。語り口...

子どもでも読めるということになっているこのシリーズ、宮本輝さんの比較的、読みやすい短篇を集めてあるので、私のような宮本輝作品初心者にはぴったり。 文章に品があって、貧しい家族の描写も、そこはかとなくすがすがしい印象です。 「五千回の生死」が、短篇の中で一番楽しめました。語り口が巧妙で躍動感があってさわやかなお話でした。 けれど、実は「あとがき」が一番好き! 著者が中学生で「あすなろ物語」を初めて読んだ時の衝撃の表現が美しくて、私もぴりりと身体がしびれるような思いがしました。

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2010/02/18

図書館って素晴らしい第2弾 読んでみたかったけど なにを読めば良いのかわからない作家に 手を出してみる 短編だけどタイトルを見ただけでストーリーが甦る もっと読んでみよう宮本輝

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2009/10/04

個人的にはかなり好きだ。ただ、やっぱり「はじめての」に拘ってみると、読んで欲しいような、欲しくないような…。どうなんだろうな「宮本輝が好きです。」なんて高校生に会ってみたいけど。いや、いるんだろうな実際。私の周りにいないだけで。 あぁ、いったいお目当てにはいつ辿りつけるんだろうか...

個人的にはかなり好きだ。ただ、やっぱり「はじめての」に拘ってみると、読んで欲しいような、欲しくないような…。どうなんだろうな「宮本輝が好きです。」なんて高校生に会ってみたいけど。いや、いるんだろうな実際。私の周りにいないだけで。 あぁ、いったいお目当てにはいつ辿りつけるんだろうか。。。とある目的のための濫読(?)は続く。

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2009/10/04

宮本作品は全読しているものの、編を改められたら気になるのがファン心理・・・というもの。 しかしさすがに買うまではせず、図書館に配本してあったものを借りて読んだ。 「はじめての」というだけあって、宮本作品の代表的な短編が7編。 一話読み終わるごとに、人のきもちにざわめきのようなもの...

宮本作品は全読しているものの、編を改められたら気になるのがファン心理・・・というもの。 しかしさすがに買うまではせず、図書館に配本してあったものを借りて読んだ。 「はじめての」というだけあって、宮本作品の代表的な短編が7編。 一話読み終わるごとに、人のきもちにざわめきのようなものを残していくような話ばかり。 大きな活字で、難解な漢字にルビをふり、「はじめてな」気持ちであらたまって読む宮本作品にまたあらたに魅きこまれる。 なんどわたしはこの作家に揺らされれば気が済むのだろうか。 読み返すたびにわたしの解釈は右に左にいったりきたり。いつか、この作家を読み解ける日がくるのかなあ。 でも、そんな日が来ないことも願う。わたしは、この作家に翻弄されていたいのだ。 この短編7作が、「はじめての」宮本輝となる若い読者に軽く嫉妬すら覚える。これから宮本作品を山のように読めるのか…うらやましい。 この7作を押さえた上で、流転の海シリーズを読み始めると世界のリンクでより深く楽しめるだろう。 「はじめての」あなたに強力にオススメ。

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2009/10/04

しばらく彼の本は読んでいなかったけど、 この歳で読むとなじむというか。 ちょっとファンタジーな味がいいです。

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2009/10/04

「ひとつめの路地やで。ここを曲がるんや。左へ曲がる。左やで。右と違う。右へ曲がったら車に轢かれるで」「そんなこと判ってる」「判ってても、曲がる子なんや、あんたは」(「力」)

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2009/10/04

この「はじめての文学」シリーズはどれか1冊読んでみたいと思っていて、夏前くらいブックオフでたまたま見つけたのがこの本でした。 たしかに親しやすく1つ1つの話しも短くて読みやすかったです。

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2009/10/04

「はじめての文学」シリーズ。宮本輝氏による短編小説集です。 舞台はほとんど大阪?ほぼ関西弁という、はじめて読む人から見れば「なんだこれ」と思うかもしれません。 でも読んでみると面白い。 何だか関西弁って読んでみるととても生き生きと感じられるんですよね。 内容も面白いです。

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2009/10/04

ほとんどの話の舞台が大阪だったので場所をリアルに想像しながら読めてとてもおもしろかった。 「トマトの話」「力」「五千回の死」が好き。

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