しのぶれど の商品レビュー
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時は大正。 書生と歌人。 書生『司』は、憧れの歌人『立花雨月=『羽堂』だと知る。 実は羽堂、司の作品に入れ込んでいた。 一方司は、羽堂=立花雨月という事を受け入れられずにいた。 司の『書けない』と悩む事を、羽堂は『手助け』として司が『人』だと教え込む。 その事によって絶賛を浴びる司。 しかし、それは周りがお膳立てした事で筆を置く事を決心したんだけど… 羽堂は、それを望んでなくて。 新たな短歌を詠む立花雨月。 それは、司の作品と対をなすような作品で。 お互いに引かれ、愛し合っている事にキチンと向き合い、再び司は書くようになる。 描き下ろしで、噛ませ犬 谷津坂 登場。 飛ぶ鳥を落とす勢いの小説家。 実は司を狙っていたのだが、羽堂が阻止していたというオチ。 最後の最後でイチャラブしてくれてて、嬉しいかな? 時代が大正ベースなので読むのにちょいと苦労。 これは個人的に別れるかなぁ。 微妙に大正ベースでぶっ飛んじゃった方が、私的には好み。
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