インフォドラッグ の商品レビュー
僕は昨今のゲームの暴力性をそれなりに知っているし、それらは少なからず悪影響を人に及ぼすのだろうとの認識はあるし、だから自分の子供にはああいったゲームは与えないようにしようと考えている。 てことは、基本姿勢において、僕と著者とはそんな離れていないわけだ。 にもかかわらず、僕が本書...
僕は昨今のゲームの暴力性をそれなりに知っているし、それらは少なからず悪影響を人に及ぼすのだろうとの認識はあるし、だから自分の子供にはああいったゲームは与えないようにしようと考えている。 てことは、基本姿勢において、僕と著者とはそんな離れていないわけだ。 にもかかわらず、僕が本書に抱くのは強烈な違和感。 てのは、とても論理的とはいえない話の運び方をしているからだ。 因果と相関を混同しているし、少数の事例を一般化する過ちも犯している。とにかく多くの主張について、その記述の仕方は「ひどい」としか言えない。 最初に結論を持っていて、世の事象をすべてその結論にあてはめようと四苦八苦しているように、僕には見える。少なくとも学者の文章じゃない。 まさか書かれていることすべてがデタラメとは思わないけれど、こういう主張の仕方をされると、一体書かれている事実をどこまで信用したらいいかがわからない。 巻末にリンクの一覧があって、そこに詳しく書かれているのかもしれないけれど、そこを見ないと信頼性が判断できません、てのは一つの商品として不親切だよね。残念な本。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 私たちの脳と心は、映像や音楽といった「情報」の影響を受けている。 ときには、薬物同様に依存が形成され、脳と心は深刻なダメージを受けることがある。 本書では、このような情報を「インフォドラッグ」と呼び、その危険性に警鐘を鳴らす。 テレビゲームはとりわけ魅力的なインフォドラッグだ。 親が放っておいたら、子どもはほとんどの時間をゲームに費やす。 なぜなら、ゲームに夢中になっているとき脳内で放出されるドーパミンの量は、覚醒剤を注射したときとほぼ等しいからである。 子どもたちをゲーム依存から救出せよ。 [ 目次 ] 第1章 テレビゲームはインフォドラッグである 第2章 テレビゲームのしすぎで依存症が起こる 第3章 脳にはマネる性質がある 第4章 暴力映像が狂暴な人をつくる 第5章 テレビゲームはもっとも効果的に暴力を教える 第6章 子どもの脳を汚染から守るためにできること [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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去年ゲームセンターで 銃の形のコントローラーで敵を撃ち続けるゲームを始めて体験したとき 自分の脳の今までに無い興奮&トリップ状態に 怖くなり、途中でやめた。 体感として、子供には絶対に絶対に良くないと思った。 ゲームや刺激的な映像の恐ろしさをわかりやすく説明してくれる本。
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脳科学の視点から、テレビゲームが子どもに与えるさまざまな悪影響を述べている。いわゆるゲーム脳についての解説で、いまさら何を、と思える内容。
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