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ローマ人の物語(15) の商品レビュー

4.1

30件のお客様レビュー

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2023/01/05

とうとう最後まで読みました。年内に読み終えることができて良かったです。ローマの滅びる直前と今の日本に共通点があるかも!?減税して子どもを安心して育てられる世の中になってほしいです。

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2021/11/04

2021/11/4 テオドシウスの息子である西ローマ皇帝ホノリウス下でスティリコ、アエティウスという優れた将軍が生まれるが彼らは皇帝によって殺されてしまう。蛮族の定住、金による講和、ローマへの恫喝とローマ劫掠が起こるが皇帝はラヴェンナから動かない。最終的には、オドアケルによって西...

2021/11/4 テオドシウスの息子である西ローマ皇帝ホノリウス下でスティリコ、アエティウスという優れた将軍が生まれるが彼らは皇帝によって殺されてしまう。蛮族の定住、金による講和、ローマへの恫喝とローマ劫掠が起こるが皇帝はラヴェンナから動かない。最終的には、オドアケルによって西ローマ帝国は滅ぶ。 オドアケルの帝国のあと、西ゴート王国がイタリアを支配する。カソリックのユスティニアヌスはアリウス派からの解放を掲げて、北アフリカのヴァンダル、イタリアの西ゴート王国を滅ぼす。しかし、東ローマ帝国はパクスを提供できず重税を取り立てるだけで、戦場となったイタリアは荒廃する。 これが、ユスティニアヌスのハギア・ソフィア建築、ローマ法大全の編纂に次ぐ、西ローマ帝国領の再服という三大事業の一つの実態である

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2021/01/20

パクス・ロマーナまでは一気に、夢中で読める。賢帝の世紀、ダキア戦記(トライアヌス円柱)で、自分はダレる。放置して、内容を忘れて、また一巻から。それが二回。三回目は、思い切って、トライアヌス円柱を斜めに読み飛ばした。あとは順調に最終頁へ。塩野さんには、ただただ脱帽して、感謝するばか...

パクス・ロマーナまでは一気に、夢中で読める。賢帝の世紀、ダキア戦記(トライアヌス円柱)で、自分はダレる。放置して、内容を忘れて、また一巻から。それが二回。三回目は、思い切って、トライアヌス円柱を斜めに読み飛ばした。あとは順調に最終頁へ。塩野さんには、ただただ脱帽して、感謝するばかり。

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2021/01/14

塩野七生 「ローマ人の物語」最終巻 テオドシウスからのローマ帝国滅亡まで。 ローマ帝国が 何を失って滅亡したのかを伝えている 著者の最後の言葉〜地中海の役割の変化〜が印象的 「多民族、多宗教のローマ帝国にとって、地中海は内海(つなぐ海)であったが、地中海が、つなぐ海でなく、異...

塩野七生 「ローマ人の物語」最終巻 テオドシウスからのローマ帝国滅亡まで。 ローマ帝国が 何を失って滅亡したのかを伝えている 著者の最後の言葉〜地中海の役割の変化〜が印象的 「多民族、多宗教のローマ帝国にとって、地中海は内海(つなぐ海)であったが、地中海が、つなぐ海でなく、異なる宗教や文明をへだてる境界に変わったとき ローマ世界は終わった」 カエサルやアウグストゥスと比較すると ローマ帝国末期は皇帝の資質が低い。キリスト教の王権神授説により、人意でなく 神意で 皇帝を決めたことが 資質の低さとなり、市民の参政意識や国家防衛の士気は薄れた原因とする論調 ローマ帝国隆盛時にローマ市民が持っていた寛容の精神には未来を感じる。寛容=降伏した敵に対する寛容。異なる宗教、文化の許容 名言「人間社会は活力を失うと閉鎖的になる」

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2019/03/07

東西分裂から西の滅亡、ユスティニアヌス帝が失地回復したあたりまで。 言い換えるとムスリムの台頭ぐらいまで。 西の終焉とか、めっちゃ地味なのね…。東が壮絶な最期を遂げたのと対照的。 終焉後もそれなりに安定してたのに下手に取り返そうとしてかえってめちゃくちゃに、とか。 後講釈ではある...

東西分裂から西の滅亡、ユスティニアヌス帝が失地回復したあたりまで。 言い換えるとムスリムの台頭ぐらいまで。 西の終焉とか、めっちゃ地味なのね…。東が壮絶な最期を遂げたのと対照的。 終焉後もそれなりに安定してたのに下手に取り返そうとしてかえってめちゃくちゃに、とか。 後講釈ではあるけど。 まあ何にしてもこれにて完結。面白かった。

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2018/10/23

ローマ人の物語は、塩野ファンのみならず、どなたにもお勧めしたいシリーズ。ついに「ローマ人の物語」が完結。西ローマが滅びついに永遠の都ローマが、ローマ人以外のものの手に落ち、ここにローマ帝国の滅亡をみる。キリスト教から発生したイデオロギーに最後の活力をそぎとられたローマの終焉はあま...

ローマ人の物語は、塩野ファンのみならず、どなたにもお勧めしたいシリーズ。ついに「ローマ人の物語」が完結。西ローマが滅びついに永遠の都ローマが、ローマ人以外のものの手に落ち、ここにローマ帝国の滅亡をみる。キリスト教から発生したイデオロギーに最後の活力をそぎとられたローマの終焉はあまりにもあっさりしすぎて、なんの感慨も起こらない。実にあっけないものであった。第一巻の出版は、私がまだ大学生だったことを考えると、一時代が終わったような寂しさを覚える。当時、これを手にしながら、これが完結するころ、世の中はどう変わっているんだろうかと考えたものであるが、大して変わらないなー、自分の肉体以外は。

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2014/09/18

去年の秋から読み始め、やっと終わった。 ローマ人はこんなだったんだ!と再認識。 学校で教わった世界史では想像もできなかった。

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2014/02/08

ローマの最後 学生時代にピレンヌテーゼの講義を聞いていただのローマの最後はどうなのかずっと興味がありました 長い15冊でした 「また『ローマ人』読んでる」と言っていた子供たちも大きくなってしまいました。

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2013/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ついに1000年を超えるローマ興亡史の終了です。476年の西ローマ帝国の滅亡が学校で学んだ歴史ですが、実は何時滅んだのか劇的な最期ではなかった!それをその622年前のカルタゴの滅亡の際にスキピオ・エミリアヌスが瓦礫の山と化した都市を前に「われわれは今、かつては栄華を誇った帝国の滅亡という偉大な瞬間に立ち会っている。だが、この今私の胸を占めているのは勝者の喜びではない。いつかはわがローマもこれと同じ時を迎えるであろうという哀感なのだ」と語った言葉を著者は引用している。しかし、ローマは劇的ではなく、徐々に傷だらけになっていったという別の哀しみを感じるのでした。西ローマの初期の将軍スティリコを始め、後期の将軍アエティウス、東ローマ・ユスティニアヌス大帝の将軍ベリサリウスなどこの時代の将軍たちの運命は寂しさを覚えます。西ローマ滅亡後、東ローマがイタリアを回復しますが、むしろそれがイタリアの荒廃を進め、ローマ元老院が546年に消滅するに至るということは知りませんでした。そして著者はそこで筆を置きます。ローマ共和制の始まりとともに生れた元老院の滅亡こそローマの最期に相応しいのでしょう。

Posted byブクログ

2013/04/30

全15巻をようやく読了。 評価は、15巻単独ではなく15巻を通しての評価。 やはり、カエサルやハンニバル対スキピオの時代が一番面白かった。 衰退期は、読んでいて儚さを感じるのみ。

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