日系二世のNBA の商品レビュー
バスケットボールに関する書籍があまり多くない中、見かけない本であったので購入してみた。 日系2世として、アメリカでバスケットボールを行うワッツミサカの人生を第二次世界大戦と絡めた本であった。 バスケットに関する本というよりかは第二次世界大戦、日系人の歴史が記載されており、それらを...
バスケットボールに関する書籍があまり多くない中、見かけない本であったので購入してみた。 日系2世として、アメリカでバスケットボールを行うワッツミサカの人生を第二次世界大戦と絡めた本であった。 バスケットに関する本というよりかは第二次世界大戦、日系人の歴史が記載されており、それらを絡めた伝記本かと思う。 NBAチームを解雇された理由が解明できていればよりスッキリした。
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今から60年以上前にアメリカのカレッジバスケットボールで全米制覇に貢献し、日系人と初めてアメリカプロバスケットボールリーグに参加した人の半生を描いている。 ワッツ・ミサカのバスケットボール選手としてのハイライトは大学生時代であり、決してプロ選手としてではない。本人もプロ選手とし...
今から60年以上前にアメリカのカレッジバスケットボールで全米制覇に貢献し、日系人と初めてアメリカプロバスケットボールリーグに参加した人の半生を描いている。 ワッツ・ミサカのバスケットボール選手としてのハイライトは大学生時代であり、決してプロ選手としてではない。本人もプロ選手としての記憶は曖昧だとしている。ただ彼は自分が日系人であることの意味を背負い(当時の日米間の戦争という社会情勢を鑑み)、日本にルーツを持つ者としての意地を見せようとしていた。その中で2回の全米制覇は壮挙である。プロバスケットボールとして短期間で解雇されたことの理由は今となっては分からない。ただ彼が残してきた足跡の輝かしさが色褪せるものではない。 敵国である日本にルーツを持つ選手がアメリカのカレッジバスケットボール選手と活躍する姿を見て勇気付けられた日系人は多かったと思う。 一バスケットボール選手としてのワッツ・ミサカを通して当時の社会状況や日系人の背景を垣間見ることができる。特に日系一世と二世の違いについては、その考え方も含めて初めて触れることになった。
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懸賞で見事当たった一冊。田臥勇太が日本人初のNBA選手と思っている方にはぜひおススメする作品です。スポーツの歴史を辿る一冊としてもとても良い勉強になります。
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