神は妄想である の商品レビュー
「科学は,宗教とうまくやっていこうではないか。お互いの領分というものがあるだろう」という本を最初に読んだことは,本ブクログでも紹介した――グールド著『神と科学は共存できるか』という本。 本書は,科学者である著者が,宗教――特にユダヤ・キリスト・イスラム教――そのものを徹底的に批...
「科学は,宗教とうまくやっていこうではないか。お互いの領分というものがあるだろう」という本を最初に読んだことは,本ブクログでも紹介した――グールド著『神と科学は共存できるか』という本。 本書は,科学者である著者が,宗教――特にユダヤ・キリスト・イスラム教――そのものを徹底的に批判する内容となっている。500ページ以上にわたって,諸悪の根源としての宗教,無神論者をいじめる宗教家の姿を,余すところなく暴いている。相当な力の入れようだ。 著者のドーキンスは,『利己的な遺伝子』の人。この本も,わたしの本棚に並んでいる。その科学的な内容の本も,読み応えがあったなあ。
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圧倒的。 科学/宗教の二項対立ではなく同じプレイグラウンドに持っていくあたりドーキンスの容赦のなさが垣間見える。聖書の解釈を自然に起きた現実的歴史現象として扱うのか、象徴的で比喩としての文学的扱いをするのか、その曖昧な線引きに対する苛立ちと理詰め 無神論者ドーキンスの舌鋒鋭い優れ...
圧倒的。 科学/宗教の二項対立ではなく同じプレイグラウンドに持っていくあたりドーキンスの容赦のなさが垣間見える。聖書の解釈を自然に起きた現実的歴史現象として扱うのか、象徴的で比喩としての文学的扱いをするのか、その曖昧な線引きに対する苛立ちと理詰め 無神論者ドーキンスの舌鋒鋭い優れた知性を堪能できる。
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著者は「神は存在しない」という立場から、「神は存在する」という主張を否定するために本書を書いているように感じた。一方的に過ぎると思う。 神の存在・非存在を主張する人たちの考え方の相違が、根本的にどこから生じているのかを知りたいと思った。 宗教に対する主張については同感する...
著者は「神は存在しない」という立場から、「神は存在する」という主張を否定するために本書を書いているように感じた。一方的に過ぎると思う。 神の存在・非存在を主張する人たちの考え方の相違が、根本的にどこから生じているのかを知りたいと思った。 宗教に対する主張については同感する部分もあるが、著者が主張する宗教の全否定は言い過ぎではないかと思った。
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「神は妄想である」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51292838.html
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読んだのは少し前ですが。。。 面白いですし、概ね同意するんですが、ちょっと攻撃的すぎる気はします。 まああちらは無宗教に対する攻撃性が強いかもしれないので、その反動かもしれませんが。 私は汎神論のような考えなので、ドーキンスからの攻撃の対象外ですが、宗教の利点を語っている箇所...
読んだのは少し前ですが。。。 面白いですし、概ね同意するんですが、ちょっと攻撃的すぎる気はします。 まああちらは無宗教に対する攻撃性が強いかもしれないので、その反動かもしれませんが。 私は汎神論のような考えなので、ドーキンスからの攻撃の対象外ですが、宗教の利点を語っている箇所は少なく、害を多く語っているので、これを読むのであれば、他の意見も取り入れてバランスをとった方がよいと思います。 一部の過激な人たちは、宗教の有無で他者への攻撃性やその被害の程度は変わるのでしょうか。宗教が攻撃性を増長したのか気になります。 記憶あいまいなのでまたいつか読み直します。。。
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一生に一度は読んでおきたい本、ようやく読めた!長い上にある程度知識ないと理解し難く、文章も難しい。事前に『創造論者vs.無神論者』を読んでおくと前提知識が入るので分かりやすいと思う。おすすめ。 ドーキンスがありとあらゆる角度から「神はいない!」と有神論と宗教をボコボコにしていく...
一生に一度は読んでおきたい本、ようやく読めた!長い上にある程度知識ないと理解し難く、文章も難しい。事前に『創造論者vs.無神論者』を読んでおくと前提知識が入るので分かりやすいと思う。おすすめ。 ドーキンスがありとあらゆる角度から「神はいない!」と有神論と宗教をボコボコにしていく本。ちなみに仏教などは倫理扱いなので主に一神教の話。 「神を信じる人がいてもいいじゃん」と思う人もいるかもしれないが、、人工中絶の廃止や学校で進化論を教えるな創造論を教えろ、と実生活にも結びついていくのがアメリカ。また、子供が自分の頭で考えることができないうちから信仰心を植え付けることは虐待であるとも主張している。 この根深い問題、他の関連書籍も読んでもっと理解を深めたいと思う。
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長く教会に通ってきた。10代の頃から。その間、ずっと疑問に思っていたことがあった。ヒトラーはあれほど残虐な政治体制をなぜ、生み出し得たのだろうか。ベトナム戦争は今も続く被害を出しながら、長きに亘って休戦に至らなかったのはなぜだったのか。アジア・アフリカでたびたび起きる戦争とその...
長く教会に通ってきた。10代の頃から。その間、ずっと疑問に思っていたことがあった。ヒトラーはあれほど残虐な政治体制をなぜ、生み出し得たのだろうか。ベトナム戦争は今も続く被害を出しながら、長きに亘って休戦に至らなかったのはなぜだったのか。アジア・アフリカでたびたび起きる戦争とその犠牲者・餓死者は多く子どもである。そして今、ウクライナで戦争中である。平和を多くの人が祈り続けている。身近な体験では、敬虔な信仰を持っていたと思う人が、その家族を殺してしまった。うつ病が原因だったと聞いた。神はなぜ、止めてくれなかったのだろうか。いつも深く胸に引っかかってきた。 これを読んで心から納得してしまった。神はいないのだ!誰にも言ってないけれど。
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神は存在しない。本書の論旨はこの一言に尽きるが、やや舌鋒が鋭い印象を受ける。神は存在しないことはうすうす感じながらも、宗教は人の行いを善くする動機付けなどもたらすのではないか?しかし、筆者はこの立場も肯定しない。宗教上の原理主義者たちは、自分は聖典を読んだのだから自分の考えは正し...
神は存在しない。本書の論旨はこの一言に尽きるが、やや舌鋒が鋭い印象を受ける。神は存在しないことはうすうす感じながらも、宗教は人の行いを善くする動機付けなどもたらすのではないか?しかし、筆者はこの立場も肯定しない。宗教上の原理主義者たちは、自分は聖典を読んだのだから自分の考えは正しい、信仰は変わることがないという立場をとる。一方、科学は証拠について調査・研究を行ったうえで真実だとみなし、しかもその真実は更新されていく。宗教は科学の進歩を妨げ、人間の尊厳を踏みにじる。思い切った主張のように思える。 主張が鋭いと感じるのは、矛先がは主に一神教に向けられている故か。アメリカでは95%の人が死後の世界を信じているそうだ。共和党の主な支持母体であるキリスト教原理主義の勢力も侮れない。こうした背景があるのだろう。 さて、宗教が過去の歴史として語られる日はいつか来るのだろうか。
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『#神は妄想である』 ほぼ日書評 Day595 米国において無神論者は差別の対象であるという事実。 1999年の調査ではあるが、次の属性を持つ人に投票するかという調査が行われた(括弧内がYes比率)。女性( 95%)、ユダヤ人(92%)、黒人(92%)、モルモン教徒(79%)...
『#神は妄想である』 ほぼ日書評 Day595 米国において無神論者は差別の対象であるという事実。 1999年の調査ではあるが、次の属性を持つ人に投票するかという調査が行われた(括弧内がYes比率)。女性( 95%)、ユダヤ人(92%)、黒人(92%)、モルモン教徒(79%)、同性愛者(79%)、無心論者(49%)。 タイトルにある文言を口にすることが憚られる度合いは、我々日本人には理解できないものなのだろう。 それゆえ、米国ではベストセラーになった本書を読んでも、正直苦痛以外の何者でもない。 神が存在しないことの論拠を、これでもか…というくらい列挙しようとするのだが、その意図からして理解できないのである。 評者などはむしろ、神とは何かという定義上の問題であり、光なり生命なりが生まれるきっかけとなったものを「神」と呼ぶ、とすれば何ら矛盾を感じないのであるが、人格神であり、この世の支配者である一神教世界では、そのような考え方はやはり通じないのだろう。 訳者は自然科学系(著者の翻訳をこれまでも手掛けてきた経緯で担当した)の方ということで、「訳者あとがき」にご苦労がしのばれる。 https://amzn.to/3hXuWTo
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「生まれた家が〇〇教だったから自分も〇〇教」って世の中に、はらわたが煮え繰り返るほどムカついてるドーキンスさんが書いた本。 彼が用心棒となり、親や社会からの宗教的同調圧力を口ゲンカで木っ端微塵に粉砕するためのトレーニングが受けられます。 僕としては「人間は放っておいても数百年...
「生まれた家が〇〇教だったから自分も〇〇教」って世の中に、はらわたが煮え繰り返るほどムカついてるドーキンスさんが書いた本。 彼が用心棒となり、親や社会からの宗教的同調圧力を口ゲンカで木っ端微塵に粉砕するためのトレーニングが受けられます。 僕としては「人間は放っておいても数百年経つと勝手に神を作り出す性質がある生き物」という仮説を持っているので、その辺りを確認したくて読んでみました。 神や宗教を斜に構えて見れる人にはなかなか痛快な本ですよ。
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