つばき、時跳び の商品レビュー
時を超えて男女が巡り会うお話。時代考察が軽いことやヒロインのちょろさ等、色んな意味で甘いところはあるが、この手の物語にありがちな悲恋に終わらせないのは良いと思う。
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舞台が熊本であったので、情景描写がすんなりと入って来て、読み易かった。 久しぶりに清々しい小説を読んだ気がする。 こういう夢物語は大好物です!
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タイムトラベラーのお話です。 ファンタジーの中にラブストーリーを織り込んでいます。 ある意味ではドラマ化されたコミック『仁(JIN)』を連想させます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
熊本が舞台だから、花岡山とか辛島公園とか懐かしかった。 突っ込みどころ満載だけど、ハッピーエンドで、心あたたまる話。 未来から来たりょじんさんのタイムマシーンで惇がつばきの時代にタイムスリップする。
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百椿庵に出るという女の幽霊。 それをみた井上淳。 梶尾真治さんのタイムトラベルロマンスは好きです。 でも、これはなんか感動にかける気がした。 クロノスジョウンターのほうが好きだな…と。 嫌いじゃないんですけどね。
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駆け出し作家の三十男の主人公は暫く岡山に住むことになった父母に頼まれ、熊本市郊外の花岡山の中腹にある旧家百椿庵に一人で住むことになりました。 この百椿庵では、母を含め女にしか見えない美女の幽霊が出ると言います。 ただ何も危害を加えることもなく白昼にスーッと現れ、消えるだけ・・・...
駆け出し作家の三十男の主人公は暫く岡山に住むことになった父母に頼まれ、熊本市郊外の花岡山の中腹にある旧家百椿庵に一人で住むことになりました。 この百椿庵では、母を含め女にしか見えない美女の幽霊が出ると言います。 ただ何も危害を加えることもなく白昼にスーッと現れ、消えるだけ・・・ そしてある日、主人公は突然出現した不思議な美女に魅せられます。 その美女の現れる謎を突き止めるべく、旧家の中を調べて行き、ある仕掛けに気付きます。 そこにあった金属の棒をその仕掛けに嵌め込んでみたりしながら・・・ 家の捜索にも疲れてうたた寝をしているとついにその美女と会うことが出来ます。 彼女の名は「つばき」何と150年前の江戸時代の女性で・・・ さて150年の「時の壁」を超える恋の行方は? なんと幻想的な… SFといっても派手な展開は一切ありません。 とてもゆっくりとしたリズムと展開なのにどんどん本に引き込まれて行きました。 優しくて暖かい話。 主人公とつばきさんとの会話ややりとりが互いに思いやりに溢れていて心が癒されます。 本当に素敵な作品でした。 私が熊本で育ったことも影響しているでしょうね♪ 花岡山は私の家から3km強で熊本市街地の裏山的な低い山です。 小さい頃から祖父の散歩に一緒に連れて行ってもらったり、小学校の遠足で行ったりしていましたから尚更この作品に郷愁を感じてしまいました。 私もこの百椿庵に住みたいな! それは無理でも久し振りに花岡山に登ってみたくなりました。
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カジシンは久しぶり。 以前熊本に住んでいたので、町並みの描写のあたりは声を上げて盛り上がってしまった。 タイムトラベルに「なぜ」を求め、タイムマシンという装置を配すところは、やっぱりSF作家だなあ、と。SFファンタジーではなく。時の輪をちゃんと閉じようとするあたりも。 ラストは梶...
カジシンは久しぶり。 以前熊本に住んでいたので、町並みの描写のあたりは声を上げて盛り上がってしまった。 タイムトラベルに「なぜ」を求め、タイムマシンという装置を配すところは、やっぱりSF作家だなあ、と。SFファンタジーではなく。時の輪をちゃんと閉じようとするあたりも。 ラストは梶尾さんらしいな、と。落としころはいくつかあると思うけれど、この話の持っていきかたからするとそうなるのが一番自然な感じがしました。 タイトルはこっちの方がわかりやすいけれど、元のタイトルのほうが話にはあってると思う。
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十八番(?)のタイムトラベルもの。 幕末の女性と、現代の小説家の卵のラブロマンス。 惇がつばきに一目ぼれするのはわかったが、つばきが惇のどこに惹かれたのかが描かれていないのが残念。男性本位なトコがちょっとあるなぁ。 百椿庵に「フィールド」をつくったりょじんさんの正体はおも...
十八番(?)のタイムトラベルもの。 幕末の女性と、現代の小説家の卵のラブロマンス。 惇がつばきに一目ぼれするのはわかったが、つばきが惇のどこに惹かれたのかが描かれていないのが残念。男性本位なトコがちょっとあるなぁ。 百椿庵に「フィールド」をつくったりょじんさんの正体はおもしろかった。 最後はハッピーエンドなんだろうけど、やっぱりどちらかが自分の時代を捨てたら、それはハッピーエンドじゃない気がするな・・・。
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「あなたに逢えて、本当に良かった」という帯の言葉に即借り(笑)なかなかに美しいお話ではありましたが、主役の二人があまりにも純でウブなのがちょっと…と言いますか(^_^;) 読んでてあまり「切ない気持ち」が伝わってこなかったのが残念です。☆3.5
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つばきさんがとてもいいです。 その言葉使いだったり、感性だったり、、惹かれました。 時代を超えて、でも、変わらないものってあるなぁとか。 おもしろい1冊でした。
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