美しいもの の商品レビュー
美しいもの。この本の中での美しいものとは、様々な希少なこだわりある手仕事を表している。 そしてその作り手の方の想いが綴られています。 こんなにもこだわりの『美しいもの』を作っている方々いるのだなぁと、誰一人存じ上げず、これを機に触れてみたい、実物を見てみたいと世界が大きく広が...
美しいもの。この本の中での美しいものとは、様々な希少なこだわりある手仕事を表している。 そしてその作り手の方の想いが綴られています。 こんなにもこだわりの『美しいもの』を作っている方々いるのだなぁと、誰一人存じ上げず、これを機に触れてみたい、実物を見てみたいと世界が大きく広がりました。 そして、これからは少しでも目を養い、自分の好きとはを明確にし、一つ一つを徹底的に自分で選びぬいていきたいと思うようになりました。しかし、これが如何に難しいことか!どんな自分が見えてくるか、楽しみです。 あと、本でこんなにまじまじ見入った写真はないです。引き込まれる写真がまた良いです。
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美しいものと暮らしたい、美しいぬりものを作りたい----。でも、美しいものって何だろう? 器、布、音楽、デザイン......。気鋭の塗師としていま注目を集める著者が、人気クリエイター14人の暮らしを訪ね、その美学に迫る。人とものとの幸福な関係を探る、思索に満ちた初エッセイ集です。
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第一線で活躍している人たちを相手にしているが、彼らのことを手放しで褒めたりせず、時にはその考え方に疑問を持ったり、不躾かな?と思うような質問までしたりしていて、他の「ていねいな暮らし」系の本とは一味違う。何より聞き手である赤木さんという人間に興味がわく一冊。
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塗師、赤木明登が友人やリスペクトする職人たちと「美しいもの」について語る。 切り口は人それぞれだけど、みなそれぞれに真剣にものを作っているし、自分の専門以外の持ち物にしても本気で考えながら使っている。 村上龍の「一流のクリエイトをしたければ一流の消費者になれ」という言葉を思い出し...
塗師、赤木明登が友人やリスペクトする職人たちと「美しいもの」について語る。 切り口は人それぞれだけど、みなそれぞれに真剣にものを作っているし、自分の専門以外の持ち物にしても本気で考えながら使っている。 村上龍の「一流のクリエイトをしたければ一流の消費者になれ」という言葉を思い出した。
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美しさとは を問う。 各分野において活躍する著者の友人や先輩から、美しさに関する答えのヒントを導きだそうとするも、答えはたった一つではなく、各々の中にあることに気付く。
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題名には引っかかったものの表紙に呼び込まれて借りてはみたものの 後回しになってサイドテーブルにあったのを 今日やっとそれもいやいや読みだしてみた それがいきなり人の出会いの妙と言うか 鉄平さんとゆみさんの暮らす面白い風景が活字のバックとなって浮かび出してきた おしゃれ...
題名には引っかかったものの表紙に呼び込まれて借りてはみたものの 後回しになってサイドテーブルにあったのを 今日やっとそれもいやいや読みだしてみた それがいきなり人の出会いの妙と言うか 鉄平さんとゆみさんの暮らす面白い風景が活字のバックとなって浮かび出してきた おしゃれ過ぎるぐらいに反射の少ない 気取りのない詩といった軽い雰囲気で 中身の理屈っぽさを拭い取っている これは企画が先にあって出会いをつくりだしたプロの本ではなく かつてあった出会いから拾い出して取材した記録なのだろう ここに何かを想定した企画と言う媚がなかったら もっと素朴な心が滲むミニマルな表現を楽しめたのかもしれない 社会と個性がつながりにくい現在そんな贅沢も言えない中で ちょっとシャクであるけれど気持のいい本だった 図書館に「美しいこと」と言うのがなかったので注文した
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
塗師の筆者が14人の工芸家を訪ね、美しさとは何かを考える一冊。 筆者が前面に出すぎていて、肝心の対象者の言葉が見えづらく感じた。 もう少し枯れた後に出版されたらまた読んでみたいと思う。 と、書いてみる20代の自分。 陶芸家の言葉が良かったので引用。
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塗師から見た、芸術の世界で生きる人たち。思索に満ちていて、このような見方を知ることができるのは貴重な体験だなぁと。
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冒頭の、著者の初めての個展に寄せた文に心揺さぶられました。 美しいもの、について、そのまわりにいる人と言葉を交わし、「もの」自体を観察し、またそれを言葉にする。 珍しく繰り返し読む一冊として、手元にあります。
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