完全版 摘出 つくられた癌 の商品レビュー
癌の研究で国際的に有名な国立O大学。同大学附属病院の医局に入った研修医の本木は、乳癌の手術で、あろうことか、右と左を取り違える重大なミスを犯してしまった!執刀医の高木教授は、その失敗を隠すため両方の乳房を摘出し、左の乳房にも癌があったことにしてしまうが。-杜撰な手術、新薬の実験台...
癌の研究で国際的に有名な国立O大学。同大学附属病院の医局に入った研修医の本木は、乳癌の手術で、あろうことか、右と左を取り違える重大なミスを犯してしまった!執刀医の高木教授は、その失敗を隠すため両方の乳房を摘出し、左の乳房にも癌があったことにしてしまうが。-杜撰な手術、新薬の実験台として死ぬ患者、もみ消される数々の医療ミス。命の重みを忘れた大学病院の内情を「現役医師が告発する」衝撃の医療サスペンス。
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「摘出―つくられた癌」大学付属病院で医療過誤…正常な乳房を切除?!医師は信用できるのか http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-05-28
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※このレビューにはネタバレを含みます
--- 癌の研究で国際的に有名な国立O大学。同大学附属病院の医局に入った研修医の本木は、乳癌の手術で、あろうことか、右と左を取り違える重大なミスを犯してしまった! 執刀医の高木教授はその失敗を隠すため両方の乳房を摘出し、ひ左の乳房にも癌があったことにしてしまうが。 --杜撰な手術、新薬の実験台として死ぬ患者、もみ消される数々の医療ミス。命の重みを忘れた大学病院の内情を「現役医師が告発する」衝撃の医療サスペンス『摘出』が、完全版として待望の文庫化!
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大学図書館利用。右の乳癌と間違えて左を取ってしまい、仕方がないので右も取って「両方癌でした」と報告…怖い。 他にも患者の取り違えやら、いろいろあるっちゅー内部告発的なフィクション。 阪大卒のお医者さんが書いてるんやけど、これなら久坂部羊さんの方が圧倒的に上手いかな?時折脱線するの...
大学図書館利用。右の乳癌と間違えて左を取ってしまい、仕方がないので右も取って「両方癌でした」と報告…怖い。 他にも患者の取り違えやら、いろいろあるっちゅー内部告発的なフィクション。 阪大卒のお医者さんが書いてるんやけど、これなら久坂部羊さんの方が圧倒的に上手いかな?時折脱線するのはともかく。 「人間だから間違いを犯すこともあるなんて、医者には通用しない。医者は神であるべきだ」確かにそうあってほしいけど、だとすれば何て苦しい職業…
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阪大卒の現役医師が書いた一種の告発本。 さすが描写がリアルで、久々に一気に読めた作品。 P449の哲学者・西田幾太郎の言葉は心に響いた。
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以前に先輩だと聞いていたので。内容は医療ミス・事故・政治的な確執と、「白い巨塔」をコンパクトにしたような話。文も章も短く、切れが良く読みやすい。医学部内部のどろどろな話に対し、外部では看護婦を囲ってホテルで逢引など、急に80年代的になるのはイマイチ。個人的にはありえない&...
以前に先輩だと聞いていたので。内容は医療ミス・事故・政治的な確執と、「白い巨塔」をコンパクトにしたような話。文も章も短く、切れが良く読みやすい。医学部内部のどろどろな話に対し、外部では看護婦を囲ってホテルで逢引など、急に80年代的になるのはイマイチ。個人的にはありえない&2000年代にしては古すぎる実験手技にダメ出し。
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完全版と題されたけっこう分厚い文庫本。予備知識なしで買ってみた「医療サスペンス」もの。 結論から言うと、非常に生々しい。舞台は国立O大学。サブストーリーが多すぎて邪魔な気もするが、学級的な関西の国立K大学、敗北が許されない国立T大学、私立で唯一のK大学と、包み隠さず表現される...
完全版と題されたけっこう分厚い文庫本。予備知識なしで買ってみた「医療サスペンス」もの。 結論から言うと、非常に生々しい。舞台は国立O大学。サブストーリーが多すぎて邪魔な気もするが、学級的な関西の国立K大学、敗北が許されない国立T大学、私立で唯一のK大学と、包み隠さず表現される大学が非常に生々しい。 作者はO大学だから、食堂などの描写はまさにそのもの。この点でも非常に生々しい。話はフィクションだろうが、それを感じさせない恐ろしさがある。続編があるようだ。ぜひとも読んでみたいものだ。
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現役医師だけあって生々しい医療現場の実態が楽しい。医療過誤というテーマがでストーリーは予想できる展開のまま進み、物足りなかった。10.4.6
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大学病院で研修中の若い研修医さんが、乳癌手術で左右の乳房を取り違えて切除してしまい、それを隠蔽工作する話。 現役医師の方が書いているだけあって、実際の医療現場を生々しく捉えている気がした。現代版白い巨塔といったところかな。 ストーリーは結構先が読めるように思えたけど、この作者...
大学病院で研修中の若い研修医さんが、乳癌手術で左右の乳房を取り違えて切除してしまい、それを隠蔽工作する話。 現役医師の方が書いているだけあって、実際の医療現場を生々しく捉えている気がした。現代版白い巨塔といったところかな。 ストーリーは結構先が読めるように思えたけど、この作者さんの本は細かい部分の表現が知己的で面白いので、今後もいろいろ読んでみようと思います。本屋さんでの思わぬ収穫でした。
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乳ガンになり、右の乳房を取るはずが、両方取ることに。 術後、左もガンだったと説明を受けるが…? 大学病院での出世、保身…そんな医者と患者の関係はどうなるのか。 自分の身に起きたら…と思うと、ホントに怖い。
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