日本史集中講義 の商品レビュー
ものごとを解釈するには。 ①前提条件を考える ↓ ②ものごとの再認識 ③新たな発見 ↓ ④判断基準に取り入れる(次回から前提条件に加わる) の繰り返し。 現在はこう→過去はこうっだた→だから未来はこうなる。 それには歴史の勉強が必要。 「楽市、楽座」「刀狩」の章は参考になる。
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学校での歴史教育を批判することから始まる。 確かに学校では、丸暗記に近い感じで教えられるけど、この本を読むと歴史はつながっていることが良くわかる。 少しでも歴史を勉強していれば、この本でまさに「点と点が線になる」。 聖徳太子の十七条憲法が、明治維新の船中八策までつながっていることの説明はみごと。 自己主張しリーダーシップを取ろうとすると排除したがる日本人特有のの風習は「十七条憲法」で説かれている話し合いで物事を決める精神の影響があることも的を得ている。 そのため日本では独裁者が生まれず、革命が起こらない。 まさに、今の日本を象徴していると思う。 小沢さんなんかがいい例である。 橋本さんも「独裁者が必要」って言ってたのも納得できる。 その他、最近名古屋市長が言っていた、南京大虐殺のことも、この本では述べられていた。 歴史を語るには宗教を理解しなくてはいけないこともこの本でも再認識した。 ・なぜ、信長が延暦寺を焼き討ちにしたか(寺社は武装集団だった) ・江戸時代のキリシタン禁止は、外国の日本侵略を阻止できた。 こんな本を学生の頃読んでれば、もう少し歴史を面白く勉強できたかなぁ。
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日本人の宗教観やアイデンティティを軸にして、日本史の繋がりが解説されており、その時代時代の考えや歴史的事実の背景や行動理由が理解出来た。
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教科書には書かれていない日本史の背景をわかりやすく解説している。明快さが狙いだろうけど、そんな単純に言い切っちゃっていいのか?と思うところもあり。
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歴史が地続きだということがわかります。 歴史を流れで知ることができます。 大掴みに歴史を学ぶことができます。
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真偽は置いておいて、論理的に歴史のつながりと解き明かされると すごく気持ちがいい。 出発点は聖徳太子の話し合いによれば必ず解決できるという発想。 なぜそう言い切れるか? そこまで考えてないというのがここでわかる。 次に武士はなぜ興ったのか? そもそもなんで貴族は警察や軍隊を持...
真偽は置いておいて、論理的に歴史のつながりと解き明かされると すごく気持ちがいい。 出発点は聖徳太子の話し合いによれば必ず解決できるという発想。 なぜそう言い切れるか? そこまで考えてないというのがここでわかる。 次に武士はなぜ興ったのか? そもそもなんで貴族は警察や軍隊を持ってなかったのか? こういうのは学校で習ってない。 荘園を守るために武士が興ったとだけ。。。 本当に考えて勉強してなかったなー もっと歴史の本を読みたくなる良書だと思う。
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中学レベルの知識しかなかったが、今までの歴史上で起こった出来事が暗記ではなく理解で来たのでよかったです。理解することでもっとしりたくなりました。
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今でも覚えているのですが、秋田へ遊びに行った帰り、電車の中で読もうと思ってキヨスクで買った本です。 それよりもずっと前に、井沢元彦の歴史本は「逆説の日本史」の1巻だけ読んだことがあったのです。それで、どことなく身近に感じたのでしょうね。 しかし軽い気持ちで読んでみたら、この『...
今でも覚えているのですが、秋田へ遊びに行った帰り、電車の中で読もうと思ってキヨスクで買った本です。 それよりもずっと前に、井沢元彦の歴史本は「逆説の日本史」の1巻だけ読んだことがあったのです。それで、どことなく身近に感じたのでしょうね。 しかし軽い気持ちで読んでみたら、この『日本史集中講義』はとんでもない面白さです。昔から歴史は好きでしたが、これほどきちんと歴史全体を俯瞰できて、なおかつ「面白い!」と感じさせる本は初めてでした。 もっともこれは、作者である井沢元彦の「逆説の日本史」シリーズの要約のようなものです。今回の「日本史集中講義」の内容をもっと深く、詳しく知りたいのであれば、そっちのシリーズにもあたるべきでしょう。
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逆説の日本史シリーズ集約版!という雰囲気。逆説の日本史を早く完結してほしい私には 先の展開も読めてくる一冊。
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2007/7/15アシーネダイエー甲南店にて購入。 2010/6/29~7/1 ワールドカップで日本がPK戦の末、先が閉ざされた虚脱感から抜け出せないでいる中、井沢氏の本を読了。 現在の歴史教育が点を限りなく覚えることに偏重している問題を指摘、なぜその現象が起こったか、を流れ...
2007/7/15アシーネダイエー甲南店にて購入。 2010/6/29~7/1 ワールドカップで日本がPK戦の末、先が閉ざされた虚脱感から抜け出せないでいる中、井沢氏の本を読了。 現在の歴史教育が点を限りなく覚えることに偏重している問題を指摘、なぜその現象が起こったか、を流れ(線)として掴まえないと歴史は理解できない、という氏の主張には賛同。日本人のもつメンタリティなども過去の歴史で日本人がどう振る舞ってきたか、を分析することで明確に浮き彫りになる。「和を以て貴しとなし、」ではじまる憲法十七条の一文を読むと、日本人がワールドカップなどの戦いの場に向いたメンタリティではないのだなぁ、ということがわかるような気がする。外交問題などが緊迫してきている今、日本人はもっと歴史に学び、活かしていかないといけないだろう。
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