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美術館学ツーリズム の商品レビュー

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2009/10/07

2007年05月25日 午前の土砂降りの中、図書館につきました。お気に入りの窓側の席が埋まっていたので奥から二列目の席に座り、ふと左に目を向けるとこの本がありました。結局今日の授業は出ずに、図書館にこもってずっと読んでいました。  エコ・ミュゼといった私自身初めて目にする用語...

2007年05月25日 午前の土砂降りの中、図書館につきました。お気に入りの窓側の席が埋まっていたので奥から二列目の席に座り、ふと左に目を向けるとこの本がありました。結局今日の授業は出ずに、図書館にこもってずっと読んでいました。  エコ・ミュゼといった私自身初めて目にする用語などが出てきて、今後の美術館の在り方、あるいは美術と地域、美術と人のかかわり方をとてもわかり易く提案している本でした。決して机上の空論を提示するのではなく、むしろ既に出来上がっている具体例をもとに主張がなされていたので、理解に苦しむどころか、「ラ・デファンス行ってみたい!ジュリオ・シルバの『ピグマリオン』観てみたい!」と大変ポジティブな気持ちになりながら読むことができました。当書の最後の方で紹介されていた(また筆者が通った)ルーブル美術館大学のカリキュラムにも感動に近いものを覚えました。  これからの私の背中を押してくれる、そんな一冊になりそうです。

Posted byブクログ