石川九楊の書道入門 の商品レビュー
書の何が楽しいのか、昔っから字が汚い自分にはわからなかったけど、最近茶掛を見る中でなんとなく見る楽しみがわかってきて、もっと深く理解するために自分もやってみようと思い、手に取ったのが先日展覧会を見た石川九楊氏の本。30日基本完全マスターはもちろんムリだけど、知識として抑えることは...
書の何が楽しいのか、昔っから字が汚い自分にはわからなかったけど、最近茶掛を見る中でなんとなく見る楽しみがわかってきて、もっと深く理解するために自分もやってみようと思い、手に取ったのが先日展覧会を見た石川九楊氏の本。30日基本完全マスターはもちろんムリだけど、知識として抑えることはできる。 用具の揃え方、墨のすり方や姿勢、楷書とは何か、どうやって学んでいくのかといった基本的だけど初心者が知りたいことが書いてある。独学で上手になるのは難しいだろうけど、ちょっと書を頑張ってみようかなと思っている。
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本書では、楷書の手本として褚遂良の「雁塔聖教序」を採っている。欧陽詢の「九成宮醴泉銘」の楷書では、点画がやや直線的で硬く、石に刻った姿が色濃く投影されている形象と見る。これに比して、「雁塔聖教序」は筆で字を書いたそのままの姿が石碑に刻られているものと見え、行書や草書への階梯もわかりやすくより役立とう、としている。 -20100330
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