JR福知山線脱線事故 の商品レビュー

JR福知山線脱線事故被害者有志【著】

2021/06/28

自分の上を覆っていたものが、実は人で、硝子がたくさんささっておりこの人がいなかったら自分は助からなかっただろう…という罪悪感に苛まれた話や、取材を受けて記憶を発信したところ、目の前に座っていた高校生が実はなくなっており「最期を教えてほしい」と頼まれた話が印象深かった。

2021/09/12

・内容がリアルで、非日常すぎてあまりにも残酷だったけれど、知っておかないといけないことだと思った。就活がきっかけで読んだけど、知れてよかった。
・謝っても許される問題じゃないが、被害に遭われた方にできる唯一の償いは、一生この出来事を忘れずに、絶対に同じ過ちを起こさないこと。当時のような杜撰な管理体制を一掃し、再発させないための教育を徹底し、社員全員が加害企業としての自覚を持ち続けることが義務であり責任。
・読む前までこの事故に関する記憶はぼんやりしたものだったが、被害者とその周りの方含め何百という人が想像を絶する辛い思いをされたこと、今もされていることを知ることができた。

2013/09/28

たまたま図書館で見つけて手に取った。
実際に乗っていて生き残った方達の手記。
泣いて泣いて、読み進めるのがつらかった。
生き残った方達も、心身に深い傷を負っていらっしゃいます。そして１００名以上もの、亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。

2012/01/05

JR福知山線脱線事故の被害者方とその家族の手記．
当時の状況が非常に細かく書かれており，テレビでは見ることのなかった様子が分かる．それがあまりに非常すぎて，自分の勤務前に読むことができなくなった．

運転士が無くなっているので何を思ってそんな運転をしたのかは知ることはできないが...運転するということは乗客だけでなくその家族・友人・知人の人生や思いも安全に運行させなければならない事がわかった．
実際はそこまで考えることは出来ず，自分で安全・安定輸送することで必死だが，それが結果的に乗客やその周囲の人を守っているのかなぁと思う．

そして安全って何だろうなと．負傷しないことはもちろんだが，列車が遅れる，早く出てしまうことも事故となる．日本独特の鉄道社会．

最後に，事故で亡くなった方のご冥福をお祈り申し上げます．また，事故の記録を残していただいた方に感謝申し上げます．