血と砂(下) の商品レビュー
ナポレオン時代のアラブの話。私には全く知識なく高校時代の世界史の資料集を引っ張り出してみたが、載ってないし…。でも、さすがサトクリフ。知識はなくともストーリーは力強くひきこまれる。読むに従いすっかり主人公に親しみを覚えたので、最後はつらかった。太く短く生きるってこういうことなのか...
ナポレオン時代のアラブの話。私には全く知識なく高校時代の世界史の資料集を引っ張り出してみたが、載ってないし…。でも、さすがサトクリフ。知識はなくともストーリーは力強くひきこまれる。読むに従いすっかり主人公に親しみを覚えたので、最後はつらかった。太く短く生きるってこういうことなのか。うらやましくもある。
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切ない…!! 出てくる出来事のほとんどが事実だそうです。 10対1の決闘までホントのことって、マンガじゃないですかびっくり アノウドは創作だそうです。 作者のあとがきに「トマスのアノウドをプレゼントした」と書かれていますが、ほんとうに、とっても良いプレゼントですよね。 アノウドが...
切ない…!! 出てくる出来事のほとんどが事実だそうです。 10対1の決闘までホントのことって、マンガじゃないですかびっくり アノウドは創作だそうです。 作者のあとがきに「トマスのアノウドをプレゼントした」と書かれていますが、ほんとうに、とっても良いプレゼントですよね。 アノウドがいるのといないのとではこの話がまるきり違ってきてしまうと思います。 サトクリフの話の中でも一番素敵な女の人ですね。出番ほとんどないんだけど(笑)。 出番ないといえばメドヘットもですが、やっぱりこちらも少ない登場シーンながらなかなか良いのです。彼のお陰でラストの切なさが余計に募ってきます。無事帰れたのかなあ…
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面白かったー! 結末への終結が流れるようで、本当に美しい。アノウドへの愛情の豊かさ、トゥスンとの強い友情、そのすべてがトマスをトマスたらしめるものなんですよね。 2008年上演予定。不安と期待と入り混じった気持ち・・・
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トマスはトゥスンとともに,アラビアに遠征する。かずかずの壮絶な戦い,妻アーノドとの出会い,そしてメディナの知事となる。1815年,幸福な8年間をアラーに感謝して最後の戦場へ向かう。〜聖地奪回を目指すイムハンマド・アリに登用されたトマスはジッダからメディナを目指しジェダイダで敗れ,...
トマスはトゥスンとともに,アラビアに遠征する。かずかずの壮絶な戦い,妻アーノドとの出会い,そしてメディナの知事となる。1815年,幸福な8年間をアラーに感謝して最後の戦場へ向かう。〜聖地奪回を目指すイムハンマド・アリに登用されたトマスはジッダからメディナを目指しジェダイダで敗れ,トゥラバからの撤退の見事さから,部族民の信頼・仲間の絶大な信頼を得る。メディナ攻略戦ではトゥスンが負傷したため,攻略したメディナの略奪を許した司令官を追放する。略奪の夜,救った女性は指を失ったが,スコットランド人の夫を得た。メッカを我が支配下においたムハンマド・アリはワッハーブ派を駆逐しようとするが,ナポレオンが敗れたことでエジプトへの影響力を強めようとするオスマン・トルコ皇帝がアレキサンドリアに艦隊を送ると聞いて帰国すると,トゥスンは好機を逃してはならないと,独断でカッシム地方へ進出し,トマスに援軍を求めた。トマスは精鋭を率いてサウド家の惣領の大軍と戦い,敗れた〜1対10の戦いは真実だった。結婚したことだけが作者の創作。凄い男がいたもんだ
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