薩摩スチューデント、西へ の商品レビュー
なぜ、薩摩藩は幕府を倒せたのか、なぜ明治維新がスムーズにスタート切れたのか。この当時、英国に留学生を送った薩摩藩の先見性が大きい。 ただ、この本では、留学時の状況がやや冗長的に描かれており、退屈するところもある。
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ある著名人がお勧めする名著として紹介していたので読んだ。読むうちに、以前DVDで見た長州ファイブという映画と対比して内容を進めてみた。 正直、薩摩の留学生に魅力を感じなかった。長州から留学した人材5人は日本にそれぞれ足跡を残しているが、薩摩の留学生は潤沢な資金に裏打ちされた安定し...
ある著名人がお勧めする名著として紹介していたので読んだ。読むうちに、以前DVDで見た長州ファイブという映画と対比して内容を進めてみた。 正直、薩摩の留学生に魅力を感じなかった。長州から留学した人材5人は日本にそれぞれ足跡を残しているが、薩摩の留学生は潤沢な資金に裏打ちされた安定した生活から、そんなに足跡を残せていない。自分の中では、長州の山尾庸三の評価があがった。 とはいっても、さすが著名人が進める本であり、欧州にゆくまでの様子は、すごく経済としての理解がしやすい解説があり、ある意味ではすごくいい本。そんな経済的な見方がこの本にはあります。
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鎖国していた江戸の末期、国禁を犯して薩摩の若者がヨーロッパへと留学。 留学先へたどり着くまでの出来事はすごく面白い。
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イギリスのエッセイで人気を博したあのリンボウ先生です。 幕末を舞台にした小説はいろいろありますが、この視点からの小説は私は初めてでした。 薩英戦争で英国の力を目の当たりにした薩摩藩の島津久光が、国禁を犯して藩の若き精鋭たちを英国に派遣し西洋文明や軍事情報を学ばせたという事実が...
イギリスのエッセイで人気を博したあのリンボウ先生です。 幕末を舞台にした小説はいろいろありますが、この視点からの小説は私は初めてでした。 薩英戦争で英国の力を目の当たりにした薩摩藩の島津久光が、国禁を犯して藩の若き精鋭たちを英国に派遣し西洋文明や軍事情報を学ばせたという事実があり、その15名の留学生を「薩摩スチューデント」と呼んだそうです。 薩摩スチューデントたちが「まさに百聞は一見にしかず」西洋文明を目の当たりにしカルチャーショックを受け、攘夷の無謀さ、己の無知を自覚していく様が生き生きと描かれ、幕末の動乱の時代に大海原を勇気を持って進んだ男達の小説は読み応えがありました。 (小説のほとんどが英国に着くまでの船中と寄港地での出来事で、若干中だるみで読むのに苦労しましたが) 閉塞感のある今の時代でも「薩摩スチューデント」の旺盛な好奇心と学習意欲は大いに見習うべき所だと感じました。
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