日本語教育能力検定試験に合格するための異文化理解13 の商品レビュー
幼児期の異文化経験については、何も分からない場所に放り込まれる不安感、アイデンティティの喪失による情緒不安定、学力の不足など、発達によくない影響を及ぼすことがあるので、慎重に考えなくてはならないというのがよくわかった。子供なら勝手に言語を習得するだろうというのは幻想である(BIC...
幼児期の異文化経験については、何も分からない場所に放り込まれる不安感、アイデンティティの喪失による情緒不安定、学力の不足など、発達によくない影響を及ぼすことがあるので、慎重に考えなくてはならないというのがよくわかった。子供なら勝手に言語を習得するだろうというのは幻想である(BICSが身についてもCALPの習得には時間がかかる)。日本では幼少期からの英語教育が流行っているけれども、これは学習するのが英語という国際言語であることと、あくまで日本という自文化環境内で生活しているということから、賛否両論はあろうがまたちょっと別の話だと思う。 章末問題がついているのがよかった。
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読み物として単純に面白い。 検定試験のために読んだが、試験のためというより異文化理解を通して日本語教師のみならず、社会全体がどうしていくべきなのか考えさせられる内容だった。 試験勉強という枠組みをこえて、作者がうったえる異文化理解と、昨今の日本の教育や制度の在り方は、今後日本語教...
読み物として単純に面白い。 検定試験のために読んだが、試験のためというより異文化理解を通して日本語教師のみならず、社会全体がどうしていくべきなのか考えさせられる内容だった。 試験勉強という枠組みをこえて、作者がうったえる異文化理解と、昨今の日本の教育や制度の在り方は、今後日本語教育に携わる者が必ず接する壁であると再確認出来た。 ただ、日本語教育能力検定試験に合格するための~と書かれている以上、もう少し検定試験に出る内容を加えた方が良かった気がした。
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言葉だけ話せればいいんか? 言葉を一応話せるようになったけど、そうしたら、その外国で生活できるんか?問題は起きないのか? 自分は将来教員になりたいと考えているので、とても考えさせられる本でした。
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