ハンカチ王子と老エース の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2006年の夏の甲子園決勝戦の早実×駒大苫小牧の試合をキーにして、早実の歴史を追うノンフィクション。 夏三連覇の中京商のスタートが早実戦で、駒大苫小牧の三連覇を阻止したのも早実という巡り合わせが興味深いものだった。
Posted by
「甲子園への遺言」の作者が描く早稲田実業全国制覇に至る甲子園での激戦の歴史。 戦前・戦中・戦後を経て、現在に至る高校野球のドラマは本当に胸を打つものがあります。 斎藤祐樹という存在は、奇妙な運命的な出来事だったんだと思えてくる。
Posted by
最後の球はストレート。外角の直球で勝負する。高校3年間、いちばん練習したこの球で-。昭和6年と平成18年、時空を超えた甲子園ノンフィクション。斎藤佑樹のロングインタビューも収録。 昭和6年、夏の高校野球3連覇の偉業をスタートさせた中京商の決勝の相手は早実、その75年後に駒大苫小牧...
最後の球はストレート。外角の直球で勝負する。高校3年間、いちばん練習したこの球で-。昭和6年と平成18年、時空を超えた甲子園ノンフィクション。斎藤佑樹のロングインタビューも収録。 昭和6年、夏の高校野球3連覇の偉業をスタートさせた中京商の決勝の相手は早実、その75年後に駒大苫小牧の夏3連覇を最後に阻んだのも早実…。王貞治、荒木大輔、斉藤佑樹といった早実が生んだスーパースターの秘話を散りばめながら早実野球部百年を描く。いま開催中の夏の甲子園2回戦、早実と中京大中京が顔を合わせるタイミングでこの本を読んだのはラッキーだったかも。 (B)
Posted by
就職のことでお世話になっていた門田氏に久しぶりに会ったときだった。 「やっと次の本ができたんだよ」と、いつもの笑顔と低いドスの利いた声ではなしてくれた。「今回は何の話ですか?」と聞くと、返ってきた答えが「おう!ハンカチ王子と老エース」。 門田氏に一度、大学の機関誌で取材をし...
就職のことでお世話になっていた門田氏に久しぶりに会ったときだった。 「やっと次の本ができたんだよ」と、いつもの笑顔と低いドスの利いた声ではなしてくれた。「今回は何の話ですか?」と聞くと、返ってきた答えが「おう!ハンカチ王子と老エース」。 門田氏に一度、大学の機関誌で取材をしたときに言っていた言葉が忘れられない。 「世の中に埋もれているものを掘り起こしたい」。 「早実」を支え、全国制覇を夢見てきた人々の思い。悔しくも中京商業が3連覇を始めた初戦に対戦した「早実」が73年ぶりの3連覇を目指した駒大苫小牧を破って初優勝したこれまでの歴史。 世間がハンカチ王子で湧き上がるなか、奇跡に近い「運命」を描いた感動ノンフィクション。 そこいらのスポーツを扱う作家とは違う、門田氏ならではの切り込み方がおもしろい。 何より感想は来年から、斉藤くんが見られないのが残念で仕方ない。
Posted by
- 1