新版 文献管理PCソリューション の商品レビュー
本書には、題名に示された文献検索サイトの利用方法についても、もちろん解説されています。しかしそれにとどまらず、EndNote、GetARef、RT2(著者が作成)、RefWorksという代表的な文献管理ソフトの使用方法や、前記の検索サイトとの連携についても、具体的に解説されてい...
本書には、題名に示された文献検索サイトの利用方法についても、もちろん解説されています。しかしそれにとどまらず、EndNote、GetARef、RT2(著者が作成)、RefWorksという代表的な文献管理ソフトの使用方法や、前記の検索サイトとの連携についても、具体的に解説されています。こうしたソフトを導入したいが、(これらには相当に高価なものもあるので)どれがよいかと悩んでいる方には、比較のためのよい資料となるでしょう。 さらに、PDF・Word・テキストの各書類の管理についてのヒントや、辞書検索ソフトの活用、Wordやエディタの一歩進んだ活用方法など、参考文献を集めながら文章を執筆するような仕事をする人なら、誰にも役立つヒントが紹介されています。 ある程度の知識がある人なら、知っていると思うことも少なくはないでしょう。また、ここでは取り上げられていない方法もありますし、近年のウェブサービスの発達や新製品の登場によって、あたらしい方法もこれから次々と生み出されていくでしょう(一例を挙げれば、私自身は本書に触れられていないEverNoteやGoogleドキュメントも情報管理に一部活用しています)。とは言え、文献管理についてこれだけ幅広く視野に入れた体系的な本は、そうはないと思います。難点としては、もっと価格が安いとさらによいのですが(3990円もしますので。著者には申し訳ないのですが私は図書館で借りて読みました(^_^;))。
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