60年代って何? の商品レビュー
カウンターカルチャーが吹き荒れる60年代にアメリカで青春時代を送った筆者が、当時のアメリカの空気感を中心に、本書が書かれた2006年のアメリカ政治にまで続くこの時代の影響を語る。 いわゆる放送禁止用語も連発して当時筆者が体感してきた空気感を伝えているが、なぜかイマイチ心に浸透し...
カウンターカルチャーが吹き荒れる60年代にアメリカで青春時代を送った筆者が、当時のアメリカの空気感を中心に、本書が書かれた2006年のアメリカ政治にまで続くこの時代の影響を語る。 いわゆる放送禁止用語も連発して当時筆者が体感してきた空気感を伝えているが、なぜかイマイチ心に浸透してこない。社会の汚い部分もよく知っていて、その延長線上にある現代を語っている物知りなところは伝わってくる。 数々の映画やニュース映像で見てきた60年代の世相を理解するための補完的な書として読んだ。
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60年代アメリカの雰囲気を知るのに読んでおいて損はないかもしれない。60年代に「ラブ・アンド・ピース」の掛け声とともにベビーブーマーたちが(良い悪いは別にして)それまでのアメリカの何かを壊してしまったこと、その反動として家族愛や強いアメリカを標榜する共和党政権が長く続いたこと、9...
60年代アメリカの雰囲気を知るのに読んでおいて損はないかもしれない。60年代に「ラブ・アンド・ピース」の掛け声とともにベビーブーマーたちが(良い悪いは別にして)それまでのアメリカの何かを壊してしまったこと、その反動として家族愛や強いアメリカを標榜する共和党政権が長く続いたこと、90年代になり冷戦が終わった後にアメリカに残ったのは多額の負債だけだったこと、それを解消するためにハードからソフトへの転換を掲げる民主党(60年代に学生だったクリントンやゴアがそのトップに立つ)に政権が移ったこと。財政は黒字に転換し、IT産業の下地を作った民主党政権ではあったが、経済政策を優先するあまり、議会にロビイストという巨大な第三勢力を引き入れてしまったこと。息子ブッシュが大統領となり、再び反革命のアメリカになったこと。アメリカの「リベラル」という言葉が持つ特殊性についての話が興味深かった。 なぜ★が二つかというと、four-letter wordをfour-letter wardと誤っているのである。この手の誤字は自分もやってしまうのだけれど、やんわりと相手を小馬鹿にするような文章でこの手の誤字があると途端にその文章に説得力がなくなってしまうから気を付けたい。それから、日本で政権交代はしばらく起こらないだろうといっている点も気になる(出版は2006年)。
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学生運動やラヴアンドピースの時代が好きで、以前から読んでみたかった。 自分が体験できなかったあの時代の情熱を理解するのに役立った。 よくもわるくも日本は日本で、アメリカはアメリカなんだな、というのも再認識。
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Love and Peace 性の解放と反戦 なんだかすごく60年代に惹き付けられる自分がいる・・・
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