蒙古襲来 の商品レビュー
日本の武士が蒙古とマトモに戦えるものではなかったと、メタメタな書きっぷりが面白い。それが面白くない人にはおすすめできない。ミラクル神風でスカッとしたい御仁が、こういう本を読むとは思えないけれど。
Posted by
文永・弘安合戦について展開を追うと共に、その対処をきっかけとして進展した幕府と社会の変容を描く内容。当時の戦闘に関わるものとして、武具・船舶・宗教意識についても詳しく取り上げられていて、興味深い点もあった。
Posted by
以下覚書 - 幕府の外交下手。つうか、高麗・元の使者をひたすら首切るだけ。朝廷側は問題外。 - 日本側の稚拙な戦術、武具、船。 - 幕府の戦時体制作りは適切な感じ。その代償として、朝廷とのバランスが崩れ、社会構造が変わって、幕府崩壊へと繋がる。 - 第一次侵攻は、元側の威嚇的出兵...
以下覚書 - 幕府の外交下手。つうか、高麗・元の使者をひたすら首切るだけ。朝廷側は問題外。 - 日本側の稚拙な戦術、武具、船。 - 幕府の戦時体制作りは適切な感じ。その代償として、朝廷とのバランスが崩れ、社会構造が変わって、幕府崩壊へと繋がる。 - 第一次侵攻は、元側の威嚇的出兵で、元々早期に撤退するつもりだったぽい。 - 第二次侵攻では、幕府が作った土塁が時間稼ぎになった。台風襲来はほんとにラッキー。 - この当時の人は、神仏祈願で何とかすると本気に思っていた。それがまぐれ当たりで元を追い払ったもんだから、神国思想として第二次世界大戦まで影を落とすことになる。
Posted by
最近の「蒙古襲来」研究の成果をまとめながら論じてくれている良い本。ずっと疑問に思っていたことが、この本を読んで、すっきり解決!2回目に日本にやってきた時に船に積まれていたものが意外なものすぎたけれど、その理由を考えると納得してしまう。
Posted by
大陸の動向など目新しい部分も少しはあったものの、見てきたような情景描写と、付け焼き刃のような社会学もどきで、文章力の拙さを隠そうとしている感じは拭えませんでした 面白くは読める人もいるかもしれませんが、戦争の日本史シリーズの一冊として数えた場合、著しく水準の下がる内容でした
Posted by
モンゴル帝国クビライは当初必ずしも侵攻ではなかった。当時の中国大陸の状況、実戦兵として利用された高麗・南宋、徹底抗戦にこだわる幕府、戦法の違い、いわゆる「神風」、2度の襲来の後も怯え続けた日本、戦後の相続争い・恩賞要求。
Posted by
- 1