効果10倍の“学び"の技法 の商品レビュー
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2017年?冊目「効果10倍の(学び)の技法 シンプルな方法で学校が変わる!」読了。 教職大学院に通う知り合いから進められて読んだ一冊。今までさまざま読んだ書籍にまとめのような感じだった。最近の教育本を一つにまとめたようなものなので、お得感がある。 (以下抜粋) ●研究協議を飛躍的に意味のあるものにするシンプルな方法を紹介します。それは、「批判的な友だち」という方法です。「批判的な友だち」は、4つのステップで行われます。 ①わかりにくかった点や理解できなかった点に対する「質問」 ②いい点の「指摘」 ③悪いとおもった点を改善するための「質問」 ④授業者への「ラブレター」 ●(PTについて)大切なことは、このチームの提案した案は、反対があっても「まずやってみる」という原則を決めておくことです。こうしておけば会議で反対されて実行できない、となる心配がありません。 ●(学び方のスタイルについて) ①見たり聞いたり、読んだりして学ぶタイプ ②じっくり考えることによって学ぶタイプ ③動いたり、実際に試してみることによって学ぶタイプ ④フィーリングや感情、直感を大切にする形で学ぶタイプ ●(ガードナーのマルチ能力) ①言語的能力 ②論理・数学的能力 ③空間能力 ④身体・運動的能力 ⑤音楽的能力 ⑥対人的(人間関係形成)能力 ⑦内省的(事故観察・管理)能力 ⑧博物的(自然との共生)能力 ●(ブルームの思考の種類) ・覚える(どこで?どんな?) ・理解する(なぜ?) ・応用する(他の例は?) ・分析する(原因は?) ・まとめる(どうすれば?) ・評価する(具体的な解決策は?) ●(テストで点数を示すことについて)研究によれば、点数を示すことは誰にとってもよくないという結果が出ています。平均点以下の子たちにとっては、「自分はダメだ」と思ってしまうのですから、いいはずがありません。平均くらいの生徒の多くは、「このぐらいやっていればいいさ。親にも文句は言われないし」と思うようです。なかなか教師や親が期待しているように「今度こそ、がんばろう!」とは思ってくれないようなのです。そして、いい点を取った子たちにとっては「これからもいい点を取り続けないといけない」というプレッシャーになるだけのようです。 ●(生徒の自己評価について)生徒たちの評価の方が甘くなるだとうと予想していたらしいのですが、実際は多くの場合、生徒たちの評価の方が厳しいようです。 ●講座終了3年後も、参加者の半分が活動を続けている、という実際に測ることのできる数字を設定をしてみるのです。それが目標が達成されたかどうかの指標です。 ●(授業アンケートについて/対生徒) ①今学期、自分が「伸びた」「がんばった」と思うことを書いてください ②今学期、自分が「不十分だった」「次の学期はもっと頑張りたい」ということを書いてください ③授業において「こうすればもっと自分の力になる」という提案があったら書いてください ●(授業アンケートについて/対教師) ①今学期、教科指導において自分が「工夫した」「がんばった」「手応えがあった」と思うことを書いてください ②今学期、教科指導において自分が「不十分だった」「次の学期は改善したい」ということを書いてください ③生徒に対して、「こうすればもっと彼・彼女は伸びると思う」という提案があったら書いてください
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一見ハウツー本みたいなタイトルだけれど、「従来のお勉強から、学びへ転換しましょうね!」という提案をしている本。この本は、吉田さんが提案している様々なことを浅く広く集めた、キッカケ本のような位置づけかな。興味をもった内容について深く知ることができるように、キチッと参考文献を載せてく...
一見ハウツー本みたいなタイトルだけれど、「従来のお勉強から、学びへ転換しましょうね!」という提案をしている本。この本は、吉田さんが提案している様々なことを浅く広く集めた、キッカケ本のような位置づけかな。興味をもった内容について深く知ることができるように、キチッと参考文献を載せてくれてるのも嬉しい。 定期的に見返そうと思える本でした。
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教師が日々どのように実践を積み重ね力をつけていけばいいのか、また、組織としてどのように研修、会議、コミュニケーションを行っていけば組織力があがるのか、それらについても書かれている。教師におすすめの本。
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教育の現場(=学校)に主眼となっているように感じた。 とはいえ、一般にも当てはまるところは多く、参考になった。特に前半、1,2章は一般向けに書いていると感じた。ブッククラブ、ワークショップ、チーム学習、テーマ学習といった方はとても参考となったので、機会があれば実践してみたいと考えている。 目標 Specific 明解である Measurable 測れる 評価の基準が示されている Attairable 努力すれば実現できる Result-oriented 結果志向 Time-bound タイムラインが示されている
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かなり画期的なアイデアで、子どもの自主性を効果的に育むことができる方法が紹介されていると思う。しかし、現状では実施が難しいものや、理解を得にくい方法があるのも事実。採り入れられるものから採り入れたい。
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校内研究の進め方や研究協議など、自分がこれからどのように学んでいくかについて、凄く考えさせらた本です。どんどん取りいれています。
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組織にもつながる所があるなぁと感じて読んでいました。 まじめな雑談、大事です。 でも基本は先生向け、学校改革を勧めたくなります(笑 そして先生になりたくなります。 一度、イワセンの授業を見に行ってみたい、、、 P16 シンプルな3つの原則で教師のモチベーションが高まる 大きなビジョンに対して自由な実践を、レポートを書く、ワークショップで情報の共有を 『新潟県上越市高志小学校』の例 P23 批判的な友達 質問、指摘、質問、ラブレター P27 振り返り日誌=ジャーナル P38 アクション・リサーチ 教室の机の配置を例に P44 学習サークルについて サークルにネーミングをすると、より所属意識が高まる 実践コミュニティ 「あるテーマに関する関心や問題、熱意などを共有し、その分野の知識や技能を、持続的な相互交流を通じて深めていく人々の集団」 by正統的周辺参加論のエティエンヌ・ウェンガー P47 まじめに雑談する時間の確保 近くのレストランや合宿(オフサイト・ミーティングも) P56 学びのリーダーとしての校長 校長が授業で教える! P69 互いの役割を交換してみる もっとシンプルな方法として「シャドーイング」 ひたすら対象に設定した人の後を、影のようについて回ること P76 プロジェクトチーム 反対があっても「まずやってみる」という原則 P78 生徒の作品を学校に残しておく 絆を維持する可能性、長いスパンでのメリットも P90 チーム学習 cooperative learning 「何を」学ぶかというコンテンツ(内容)だけでなく、学習者同士が教え合ったり「どのように」学ぶかというプロセス(過程)に焦点を当てた学習方法 チーム学習の利点P91 具体的なやり方P92 「江戸文化を支えた人々が現在に与えた影響」「水溶液の正体を探れ」 P99 学びの原則 ①人は皆、常に学んでいる。ただし、各自の学びの動機や学び方、スピード、持っている能力が違うだけ ②安心して学べること(人は頭だけでなく、心や体を使って学ぶ)。さらに言えば、楽しい方がよく学べる ③積極的に参加できること ④意味のある内容/中身を扱うこと(身近に感じられること) ⑤選択できること ⑥十分な時間があること ⑦協力し合えること ⑧振り返りとフィードバックがあること ⑨互いに讃え合うこと、教える機会が提供されること P108 学びたいと思える条件 ワークショップは本物のジャーナリストになったり、地理学者や旅行代理店の企画者になったり、(略)、という本物になるプロセスを体験し、それを通して学ぶというアプローチ このアプローチの根幹にあるのは、何といっても「本物」になり切る体験です P112 本物になる枠組み P123 思考の分類をより具体的に P129 習熟度別クラス編成について、「互いに教え合うことで学ぶ方法」が取り除かれる (日本が導入し始めたときには欧米はやめようとしていた) P136 「職場体験」「インターンシップ」を既存の教科と関連づける形で行う メンターでの付加価値も P138 クラス・ミーティング 「このクラスは自分たちでよくしていける」「このクラスは自分たちのものである」という気持ち(オーナーシップ)が育ち、より主体的になっていく 自分は人の役に立つし、友達も自分を助けてくれるという、温かく、安心できる風土がクラスに生まれる 「ほめほめタイム」「魔法のマイク」 問題解決の話し合いP144 Askー問題を尋ねる Brainstormー解決策をブレインストーミングする Chooseー一番よい解決策を選ぶ Do it ?ー実行する P148 3通りの異なるテストの返し方 コメントだけ書いて返すが一番よく伸びる 理由は、点数が書いてあると、コメントは目に入らない 点数はそれほど「負」の影響力がある 点数を示すとだれにとってもよくないという報告もある 全員がいい結果を出すまでテストをするというアプローチ P172 いったい「卒業する」ってどういうこと? 欧米では最近、「エキセビジョン(Exhibition)」「プレゼンテーション」「シニア・プロジェクト」などという名称の卒業プロジェクトをすることによって、わかっていることやできるようになったことを証明する形で、自分が卒業するに値するのかどうかを見極める方法が普及 P193 親が活躍できるチャンス P202 親に子どものサポートの仕方を学んでもらう P220 教室、学校全体を生徒にとって居心地のいい空間に P224 ホームルームからアドバイザー制へ
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著者が伝えたいことは? 学校や先生が元気になる為に、今までの時間の使い方を変えよう。やり方や発想を変えてみよう。そうすれば、今までと同じ労力で、実現できるという提案… また、そのやり方は、極めて、シンプルで誰にでもできるやり方… 授業を変えるだけでなく、教師の学びを変えよう。 ...
著者が伝えたいことは? 学校や先生が元気になる為に、今までの時間の使い方を変えよう。やり方や発想を変えてみよう。そうすれば、今までと同じ労力で、実現できるという提案… また、そのやり方は、極めて、シンプルで誰にでもできるやり方… 授業を変えるだけでなく、教師の学びを変えよう。 教育の実践に関する改善は、教師や学校から始まるのであって、政策から改善されたことはない。 ①教師の学びについて 従来の研修から脱却 1.大きなビジョンに対して自由な実践をする。 2.レポートを書く 3.ワークショップで情報の共有 新潟の実践校をもとに… 『勤務時間で終わる研究を…』 学校内で、学習サークルを作る ②授業について… 1.チーム学習 2.テーマ学習 3.ワークショップ ③学校を変える 1.保護者、地域の人たちとの取り組み。 学校に保護者を参画して頂く。 授業参加、ボランティア 地域の人と一緒に学校を作りあげて行 く。 親が学校運営に参加… 2.制度を変えていく。 教室や学校全体を生徒にとってもっと 居心地のいい空間にする。 図書室等の改善 時間割の柔軟な取り組み。 学年担任制の取り組み。 学校を核に地域を活性化していく視点は、すごくよのなか科の藤原さんの取り組みに似ている。
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基本、教師に向けての決まりきった授業方法、学校業務を変化させる提案。 グループ学習、ワークショップなどの総合的な学習にすぐに生かせそうな事例を紹介。 教師が一方的に教えるのではなく、生徒がお互いに教えあったり、また保護者や地域も教育に参加していこうという内容。それぞれにメリットがあるとのこと。 実際に自身で実践されている方と、主に海外発の新しい試みを紹介されている方の共著。海外と言ってもかなりのハイレベルな教育を行っている事例に限定されていると自分は感じましたが。 確かに効果がありそうな方法が多いのだけれど、カナリ教員の技量と負担が必要かと。まずは国内の制度を変えていかないと難しい面があるのではないだろうか。 ただ、教員も動かなきゃ何にも変わらないのは確かだし、少しづつ行動を始めるときのヒントになる本。 自分の学生時代の担任に読んで欲しい(笑)
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|第1章 まずは大人の学びを変えよう!―従来の「研修」からの脱却 |第2章 こんなにシンプルな方法で、大人の学びは変わる! | ―情報交換・コミュニケーション・意思決定の仕方を変える |第3章 やっぱり変えるのは授業から―子ども主体の学びへ |第4章 評価が変わると授業が変...
|第1章 まずは大人の学びを変えよう!―従来の「研修」からの脱却 |第2章 こんなにシンプルな方法で、大人の学びは変わる! | ―情報交換・コミュニケーション・意思決定の仕方を変える |第3章 やっぱり変えるのは授業から―子ども主体の学びへ |第4章 評価が変わると授業が変わる、学校が変わる! |第5章 保護者が変える、保護者と変える |第6章 制度・仕組み・ハードを変える |P29 図1 学びのサイクル 目標設定(積極的な実験)→体験→振り返り→自己評価→目標設定に戻る |P101 図3 テーマ学習とは マインドマップ的な展開図 |P106 図4 テーマ学習の一例 マインドマップ的な展開図(PC入力) |P119 図5 マルチ能力を使った多様な平和・対立の授業 |P122 ベンジャミン・ブルームの思考の分類 覚える、理解する、応用する、分析する、まとめる、評価する 学校の改革の話ですが、会社にも応用可能です。 読んでいるだけで、著者さんの熱意が伝わってきます。
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